藤丸立香は間違った青春ラブコメに巻き込まれる 作:小説大工の源三
ぐだマシュのクラスはB組です。
立香side
葉山達が校舎に帰ったあと、彩加の手当て(婦長直伝の)も終わり。片付けを始める。
「しかし立香、お前よくうちのクラス女王に反抗したな」
「八幡もしてたじゃん」
「途中から怯んじまったんだよ……」
「でも優美子になんか言おうとしたらみんな怯んじゃって何も言えないんだよね……だけどリッカは涼しげにしてたし」
「まあ雪山での経験が生きたってことかな?」
彼女以上に恐ろしい存在と威圧に立ち会ったことがあるから何も怖くなかった。
ほら?ビーストや異聞帯の神と違って命は取られないしさ?怯む必要もないし。
「あなた達はどんな経験してきたのよ……」
先日のテニスコート乱入からしばらく経ち、中間試験が迫って来た。
オレとマシュは成績に然したる問題はないし、不安ならばカルデアに戻りそれぞれのプロフェッショナルに教えを乞えばいい。
たまにスパルタになるけれどそこは愛嬌ということで。
「うーテストが近づいて来た~」
部室の長机にうなだれる結衣。金銭管理は得意なのだが、やはり勉強が未だに苦手のようだ。
それに彼女、去年の中間テストで大赤字ならぬ大赤点取っていたので、雪乃のスパルタとマシュの英霊直伝の教育により成績がぐんぐん伸びていった。八幡も理数系がズタボロなのでオレが教え学年上位に食い込むほどになったが。
「また勉強会しましょう」
「そうですね。わからない所を教えると自分にもメリットがありますから」
「んでやるとして場所はサイゼか?」
「そだね、ドリンクバーもあるし」
明日の放課後、勉強会をすることとなった。
帰りに彩加と会いその事を伝えると彼も参加することになった。
翌日の放課後、サイゼリアにて。
待ち合わせ場所に来たのだが早く着きすぎたようで誰もいなかった。
「早く着きすぎましたね」
「まぁ、すぐに来るでしょ」
オレの言う通り数分後に八幡達も到着してサイゼの席を取り勉強会をする。
八幡は耳にイヤホンを着けて音楽を聴きながらしている。
結衣は参考書とにらめっこしていて頑張っている。
50分ほど勉強して10分の休憩に入る。
「飲み物取って来るけど何がいい?」
「あたしオレンジ」
「コーヒー+練乳」
「病気になるわよ……紅茶で」
「僕はぶどう」
「私も一緒に行きます」
オレはグラス3つにマグカップ2つを取りそれぞれの飲み物を淹れる。
「お待たせ~」
それぞれに渡して行く。
「どう?」
「ここの応用が難しいよぉ……」
「ここね……ここはこの公式を変形させて」
「なるほど~ありがとうゆきのん」
すると沖田さんに似た声がこちらにやって来る。小町ちゃんと見知らぬ男子だった。
「お兄ちゃん?それに立香さん達も」
「どうした小町、それととなりの男は誰だ場合によっては命はない」
しまった八幡の
「ストップ八幡!」
オレは八幡の右手を叩く(本来ならば
「八幡の妹さん?初めまして戸塚彩加です」
「えっと小町です。お兄ちゃんあの人可愛いね」
「……そうだな、男だけど」
「んなアホな失礼だよ~」
「あの、僕、男の子です……」
そう言いながら恥じらう彼はそこら辺の女子より女子だった。オレは視線を小町ちゃんのとなりにいる彼に移し名前を聞く。
「それで君の名前は?」
「自分川崎大志って言います比企谷さんとは同じ塾に通ってます」
「お兄ちゃん実は相談したいことが大志くんのお姉ちゃんのことなんだ」
お姉ちゃん?
「もしかして君のお姉ちゃんって沙希って名前?」
「はい」
「黒のr「八幡それ以上はダメ」へぶっ!」
八幡が何か言ってはならぬことを言いそうだったのでビンタ(本来ならばry)をかます。
「それで相談内容は?」
「実は……」
内容を要約すると川崎沙希の帰りが遅くしかも朝の5時というもはや朝である。
理由を聞いても関係ないの一言で済まされてしまう。
なんでそうなってしまったのか、そしてもし何か出来るなら手伝いたいとのこと。
するといつの間にか探偵衣装に着替えていたマシュが立っていた。
「このマシュ・キリエライト川崎大志くんの相談、解決させてもらいます!」
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マシュside
川崎沙希さんの朝帰りの理由を突き止める相談をされました。私は彼の悩みを解決したいと思った。
シャーロキアンなので雰囲気作りに探偵衣装へと着替える。
「このマシュ・キリエライト川崎大志くんの相談、解決させてもらいます!」
「マシュいさんつの間に……」
驚いている雪乃さんは置いておいて、一つずつ質問をする。
「いつからですか?」
「えっと今年の4月からです」
「家で何か変わったことは?」
「自分が塾に通うことになったくらいです」
なるほど……
「朝帰りの理由って何なのかな?バイトにしては遅すぎるし……」
「深夜バイトの可能性もあるが……そんな話を聞いた覚えもない」
「というかご両親何も言わないの?普通は心配して聞くと思うし」
「両親共働きだし下に弟と妹もいるのであまりうるさく言えないんです。時間も時間で滅多に顔も合わせないし……」
「家の事情かぁ……どこにでもあるんだね……それに共働きともなるとあまり贅沢は出来ないよね……」
立香さんも少し暗い雰囲気になるる。
「はい……それに変なところから……姉ちゃん宛に電話が来るんですよ」
「変なところ?どこかしら」
「エンジェルなんとかっていう店です……しかも店長から……」
「そんな変な所かな?」
彩加さんはそう思わないのか首を傾げる。
「だ、だってエンジェルっすよ!?絶対ヤバい店ですって!」
「エンジェルだけで……ダンボール○機の神○重工じゃあるまいし……」
ダン○ール戦機?おっといけませんそれは後です。
「とにかく、働いている店の特定が先ね。朝方まで働いているのは不味いわ。なんとしてでも辞めさせないと」
「でもゆきのん、今の店を辞めさせてもまた別の店で働き始めちゃうよ?」
「ハブとマングースですね」
「いたちごっこかな?
八幡さんが呆れています。そして悲しい表情まで……まるで可哀想な物を見るように。
「そうね……理由も明らかにしないと根本的解決にはならないわ」
「だとしても俺達だと限度があるぞ。一旦平塚先生に報告するのが先だろ」
「それが先だね……」
こうして大志くんの相談を受けることになりました。
「エミヤ~ただいま~」
「エミヤ先輩ただいま戻りました」
『KARUDEA』と書かれたエプロンを来たエミヤ先輩が出迎えてくれます。
「二人共お帰り、ご飯は出来ている。それとジャックやアステリオス達も来てる早く用意したまえ」
「「はーい」」
今日はジャックさん達が来ていた見たいです。
私と立香さんはカバンを部屋にしまって制服から私服に着替えて、リビングでご飯を食べます。今日のご飯は回鍋肉です。
「「「「いただきまーす!」」」」
「
「そうだな~特にああテスト勉強をしたね」
「あら?マスターやマシュは必要なのかしら?」
「わからない所を人に教えることも勉強になりますから」
「そうなのね!今度
「おかあさん!わたし達も!」
「ますたぁ、ぼくも!」
「そうだね、今度バベッジ達と一緒にお勉強しよっか」
「「「わーい!」」」
見てて癒されますかわいいです皆さん。その相手して笑っている立香さんがとても。
私は心の中で合掌します。
食事も終わり立香さんと皿洗いします。ジャックさん達も手伝ってくれたので早く終わりました。
「そうだエミヤ実はさ──」
立香さんは大志くんのお姉さんのことを話しました。
少し悩み何かを思い付いたのかハッとしました。
「ふむ……リツカ、奨学金という物がある、それを彼の姉に話してみてはどうだ」
「奨学金か~そういう手があったね」
「奨学金?」
「奨学金っていうのはね──」
立香さんに教えて貰いました。
「それなら川崎さんのお金の問題もなんとかなりそうですね」
「うん」
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立香side
今日の放課後部室で川崎沙希がどこでバイトしているか、そしてそれの解決策を相談する。
「それで川崎さんのバイト先だけれど」
「目星はついてる」
「ハッチーホント!」
「ああ、といっても2つの内から1つに絞っただけだ」
八幡流石!
八幡はスマホの画面に店の名前を表示する。
「メイド喫茶かバーか……」
「ならバーですね」
「ならバーに行きましょう」
それなら大人がいないといけないが、手の空いてる大人なんて……エミヤに頼んでみるか。
「エミヤに電話してみる」
オレはスマホを家にかける。2コールで出る。
「もしもしエミヤ?」
『なんだねリツカ』
「実は昨日話した彼女の件なんだけどさ、バーで働いているみたいでさ」
『なるほど、そこで大人の私の出番という訳か』
「うん、お願い出来る?」
『……わかった、なんとかしよう。リツカは何かバーに合った服を着てくれ』
「わかったよろしく」
オレは電話を切る。
「OKだよ」
「それじゃあ一旦家に帰って着替えないと」
「ええ、結衣さんはドレスとか持っているかしら?」
「持ってないや……」
「なら私の家に来てちょうだいドレス貸してあげるわ」
「ありがとうゆきのん!」
「八幡は?」
「親父のスーツ拝借するわ」
「わかった」
「それでバイトを辞めても大丈夫なようにするにはなんだけど、奨学金制度を提案してみるのはどうかな?」
「しょーがくきん?」
「成績優秀者の学費をある程度免除してもらう制度よ。でもなぜ?」
「おそらく川崎は大志の塾費ではなく自分の学費を稼ごうとしてるんだろう」
各々着替える為に解散することとなった。
ちなみに大志くんには今、彼女がバイトに出ていることと彼の塾費が支払われていることに彼女の成績は確認済みだ。
家に帰り、オレとマシュは魔術礼装MOON.LIGHTLOSTROOMを着る。
エミヤはというとロイヤルブランドを着ていた。
エミヤに車でバーの所まで送ってもらう。
「エミヤすごい様になってるね」
「君達こそ似合っているよ、どこかのダンスパーティーにでも行ったらどうだ?」
「ありがと、そんな体験いつ来ることやら」
「すぐにでも出来そうですけどね」
……ネロやマリーとかが開きそうだね……
「二人とも早いね」
結衣達も着いたみたいだ。
「えっとエミヤさん今日はお願いします」
「こちらこそエスコートさせてもらうよ」
すると結衣がオレとマシュの腕を引っ張り小声で何か言う。
「エミヤさんかっこよすぎない!?」
「エミヤは頼りになるしかっこいいよ?」
何か噛み合ってないみたいだが、今は川崎沙希に奨学金制度の提案をしにいく。
エレベーターで『エンジェルラダー』の階まで上る。
「八幡、キョロキョロしないで。余計怪しまれるわ」
「お、おう……しかし居心地悪ぃな……」
「馴れるしかないさどうせ今日限りだ。なに楽しめばいい」
「エミヤさん達は馴れているみたいですけど」
「オレ達は、まぁそういう所に行く経験があるからね……」
そう言いながら新宿特異点でのことを思い出すが余り思い出したくない。好き好んで女装したことを思い出すなんて嫌だからだ。
「立香さん大丈夫ですか?」
「うん、ちょっと新宿でのね」
「あれですか……」
そしてついにエンジェルラダーに入店する。沙希さんは何処にいるか捜すとすぐに見つかる。
カウンター前にいた。グラスを拭いていて彼女の大人の雰囲気がよりわかりやすく出ている。
「ここに居たのね川崎さん」
「あんたは確か雪ノ下」
「こんばんは……」
「で、なにしに来たの?」
「バイトを辞める気はないか提案しに来た」
「なら答えは『NO』だよ」
「じゃあバイトしなくても学費が確保出来ても?」
すると動きが一瞬止まる。
「そんなの……あるわけないでしょ」
「いえ、あります」
するとエミヤが注文をする。
「すまないジンジャーエールを頼む、君たちはどうする?今夜は私が奢ろう。何も頼まないと逆に怪しまれてしまうからね」
「なら私はペリエを」
「じゃ、じゃああたしも同じのを」
「私もお願いします」
「オレは辛口のジンジャーエールを」
「MAXコーヒーを」
「そんなもののあるわけ」
「あるよ」
「ええ……」
「フッ……」
なんか八幡がドヤッてるけどほっとこう。
「それで、その方法は?」
「スカラシップって知ってる?」
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次の日の放課後、部室に沙希さんがやって来た。
「その……ありがとう……深夜バイトも辞めて普通のバイトすることにした」
「家族とは話した?」
「うん、怒られた」
そりゃそうだ。オレもジャックが無断で深夜バイトしたら怒る。
「それだけ……じゃあ」
扉を閉めておそらく帰ったのだろう。
「今日はどうする?」
「今日はここでしましょう」
中間テストの対策を始める。
今回の結果はどうなるかな?
魔術礼装MOON.LIGHTLOSTROOM
FGOWaltzの衣装
アニバーサリー・ブロンドとは別のオシャレな服。
これを着てぐだはマシュと踊ったことがあるとかないとか。
今回はお着替えが多い回でした。
エミヤにエスコートして欲しい(願望)