藤丸立香は間違った青春ラブコメに巻き込まれる   作:小説大工の源三

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Happy Birthday!

立香side

 

職場見学の翌日の休みの日、オレとマシュ、ジャックにナーサリーはそれなりにお洒落な服を着て出かける準備をする。(ジャックはワンピースでナーサリーは普段の白ver)

 

「リツカ今日はデートかね?」

 

「それもいいけど今日は結衣の誕プレ選びに行くんだ」

 

「そうか、では弁当はいるかね?サンドイッチくらいなら今からでも可能だが」

 

「それじゃあお願いしようかな、手伝うよ」

 

「了解した。リツカは野菜を切ってくれ」

 

オレは包丁(エミヤがバレンタインにくれたもの)で野菜を切り分けていく。エミヤは卵をフライパンで炒めている。

野菜が切り終わるとハムを切る。

卵を炒め終えたエミヤはカラシマヨを作り卵にあえる。

食パンを三角形に切って、二枚一組にする。その間に具材をつめる。

 

「出来た」

 

「そろそろ時間だから行ってくる」

 

「気をつけて行たまえ」

 

マシュを呼んで玄関で靴を履く。

私服のマシュも可愛いですまる。もちろんジャックにナーサリーもだ。

ららぽに着くと既に八幡と雪乃も着いていた。八幡の隣には小町ちゃんもいた。

前回は勝手にどこか行ったけど、今回は大丈夫かな?

 

「早いね」

 

「小町に無理矢理早くに出されたからな……」

 

「お兄ちゃんが準備遅いからでしょ。ジャックちゃんにナーサリーちゃんおはよー!」

 

「おはよー!」

 

「おはよう!」

 

小町ちゃんはそのままジャックとナーサリーに抱きつく。ちなみに以前会った時は、「この二人小町の妹にする!」なんて言い出した。陽乃さんが増えた。本当に沖田さんそっくり。

 

「どこから見ていきます?」

 

「無難に小道具屋さんから行きましょう」

 

一度小町ちゃんにジャック達を預ける。その時彼女の顔がとても嬉しそうだったけど大丈夫かな?

小道具店で女性が普段使いそうな物を探す。以前はミトンを渡したが今回は何にしようかな。

色々手に取るもしっくりくる物が見つからない。別の店にしようか考えた時、突然オレの目に止まる物があった。

 

「よし、これにしよう」

 

オレは、茶色の羊毛フェルトとそれぞれのパーツを手に取り会計を済ませる。

小町ちゃんに預けたジャック達を迎えに行き、交代する。その時の顔がすごい名残惜しそうだった。

 

「おかあさんは何にしたの?」

 

「オレは家で作る予定」

 

(ありす)も見ていいかしら?」

 

「もちろん」

 

みんなも買うものが決まりお昼の時間になる。どこかで食べる話になったのだが、朝エミヤと作ったサンドイッチがあると伝える。

みんな「うまい、うまい」言いながら食べていた。作った甲斐があったな。

時間もあるので時間を潰すことにする。

 

「あれ?雪乃ちゃん?」

 

「姉さん」

 

「あ、ジャックちゃん!久しぶり~!」

 

「お姉さん!」

 

「陽乃お姉さんだぞ~」

 

既にジャックにデレデレである。チラリと雪乃の方を見るとなにやら寂しそうだ。

 

「陽乃お姉さん、雪乃お姉さんが寂しそうだよ」

 

ジャックは陽乃さんの耳元で話す。チラリと視線を向け、一つ頷き、くるっと振り向き雪乃をハグする。

「やめて」と言う彼女なのだが、口だけで嬉しそうなのである。

 

「そんなに寂しいなら言えばいいのに~」

 

「公の場でこんなことしないで!///」

 

ツンデレである。

百合百合してるねぇ~

この後ゲーセンでリズムゲームやシューティングゲーム、などする。以前よりは体力も伸びたのだが、陽乃さんに振り回されまくったので撃沈していた。ジャック達もワイワイしていた。プリクラも撮ろうとしたのだが結衣がいないといけないので止めた。

 

「おかあさん、わたしたちお腹空いた」

 

そろそろおやつの時間か。

どこかにパフェか何か小腹に入る物を探す。するとたい焼きの出店があった。

 

「陽乃さん小町ちゃん、ジャックとナーサリーお願い」

 

「「わかった(わかりました)!」」

 

オレはたい焼き屋のおっちゃんにたい焼きを人数分注文する。

人数も人数なので出来立てをくれるとおっちゃんが焼いてる物を仕上げて紙袋につめる。

 

「一つ120円だから980円だな」

 

オレはぴったり払う。

 

「毎度あり!」

 

足早にみんなの所へ戻る。

すると陽乃さんがジャックを、小町ちゃんがナーサリーを膝に乗せていた。陽乃さんは違うのだが、小町ちゃんが人前ではしてはいけないほどデレデレした顔だった。

 

「買ってきたよ」

 

たい焼きを全員に配る。

ジャックが笑顔で食べる姿を見て癒される。

うちの娘はかわいい。

クリームが溢れて食べるのに少し苦闘していたけれど。

たい焼きを食べ終えるとちょうどいい時間になる。

その場で解散して家に帰る。

オレは一度カルデアに帰り、メディアに羊毛クラフトを手伝ってもらった。

 

─────────────────────────

 

それからしばらくして結衣の誕生日。

雪乃がケーキを作ると言い、オレ達は部室を飾りつける。ちょっとしたパーティー会場だ。

ジャック達も来たがっていて、今年は渡したいと言ったので、平塚先生に特別許可を取ってもらい、保護者同伴でジャック達を奉仕部に連れて来た。

最初は臓物の形のナニカを渡そうとしてオレが止め結衣の似顔絵を書き、ナーサリーは彼女を人形で作った。

結衣には別の場所で待機してもらっている。準備も終わったのでジャックとナーサリーの二人に連れてきてもらう。二人が扉を開く、それと同時にクラッカーを鳴らす。

 

「「「お誕生日おめでとう!」」」

 

「ありがとう!」

 

それぞれ自分が選んだプレゼントを渡す。

八幡は髪ゴム、雪乃はお揃いのマグカップ、マシュは腕輪をオレは羊毛フェルトで彼女が飼っているサブレを作った。

陽乃さんも行きたかったのだが、時間が取れなかったので腕時計のプレゼントを買って、雪乃に渡していた。

部室を暗くして、ろうそくに火をつけてそれを結衣が一息で消す。

 

「みんなありがとう」

 

エミヤが作った料理も楽しみ、ミニゲームをして最終下校時間まで楽しんだ。

 

 

 

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