クレイジーな奴のいる教室へ   作:転生したい

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この話はありえない事が続くと思いますが。
あくまでもフィクションなのでそこの所よろしくです。


13話 ペットの敵は私の敵

13話 ペットの敵は私の敵

 

7月1日を迎え多くの生徒のポイントが潤う中クラスポイントが0のDクラスは疲弊していた。

 

5月、6月、7月とポイントが全く振り込まれていないのだ。

 

しかし、Dクラスの中には疲弊していない生徒が少なからずいる。

 

神条の派閥に属する生徒たちだ。彼女達は神条の派閥に入ることによって神条からのポイント支給が行われている。

 

しかし、神条自身は派閥など作った気はなかった。頑張ったものは報酬があるべきと考えている。

 

しかし、他の生徒からしてみれば神条の派閥にしか見えないのだ。

 

この事に危機感を覚える生徒が2人ほどいる。

 

 

 

しかしこれはまた別の話。

 

いずれ語るときもくるだろう。

 

 

 

 

 

7月某日

 

 

「准さん、相談があるんですけど」

 

「どうしたの?愛里ちゃん。」

 

佐倉は不安げに神条に話しかける。

 

「実はストーカーにあってるみたいなんです。」

 

「それは許せないね。私の可愛い愛里ちゃんにストーカーするとは万死に値するよ」

 

神条はかなり怒っているようだ。

殺気が溢れ出ていて佐倉が怯えている。

 

「神条、殺気が溢れ出てるぞ。佐倉が怯えているから殺気を止めてやれ」

 

神条がハッとした表情すると佐倉を抱きしめる。

 

「ごめんね〜。愛里ちゃん。怖がらせちゃったね」

 

「だ、大丈夫です。それに准さんは私の為に怒ってくれてるので」

 

神条の行動に驚きつつも自分の為に怒ってくれる事が嬉しいようだった。

 

「うん、私の可愛い愛理ちゃんのためなら怒るに決まってるじゃん!それで誰かは見当がついてるの?」

 

神条は早くそのストーカーを潰したくてたまらない表情をしている。

 

「それが、、わからないんですけど。毎日、こんな書き込みと手紙が私の元に届いて」

 

佐倉は神条に自分のサイトを見せるとそこにはおびただしいほどの気持ちの悪い書き込みがされていた。手紙にも同じような事が書かれている。

 

「これはいつからなの?」

 

「え、えっと、デジカメを修理に出した。次の週からくらいです。」

 

「なるほどね〜」

 

神条は手を顎に置いて考える。

 

 

愛理ちゃんの行動から考える限り、多分、デジカメの修理を担当した電気屋の店員で間違いない。

 

後はどう殺すかなんだよね〜

私のペットに手を出したら罪は重い。

どんな目に遭わせてやろうかなぁ〜

事故に装って殺すのが1番だけど〜足がついちゃったら面倒なんだよね〜。

 

社会的に殺すも面白いけどぉ〜。

 

どうせなら痛みを与えたいしぃ〜。

 

愛理ちゃんを暴漢してる所を撮影し脅す。その後、逃亡し誤って転倒そこにはたまたま、尖った木片が落ちていて腹部、または喉を損傷し出血、急いで救急車を呼ぶが間に合わず死亡ってのが1番面白そうだけどぉ〜。

 

愛理ちゃんを私に依存させたい所だし〜。

 

少し細工しようかな〜

 

ふふ、やり方次第では学校側からもポイントを巻き上げれるし、一石二鳥の作戦を考えよう。

 

 

「じ、准さん?」

 

怯えた様子で佐倉が神条をみる

 

「ん?どうしたのかな?」

 

「怖い顔して考え込んでいたからだと思うぞ」

 

綾小路が今の状況を解説してくれる。

 

「あーごめんごめん。犯人について考えてさ、犯人はもうわかったからどうしようかなって思って」

 

「もう、わかったんですか⁉︎」

 

「うん、まあ私にかかれば簡単な事だよ〜。さて作戦会議に行こうか〜」

 

3人は神条の部屋へと向かった。

 

 

「それで神条はどうする気なんだ?」

 

「んーおびき寄せて、捕まえるつもりだよ(表面上はね)」

 

「たしかに、それが1番早いな。(殺しでもする気か?)」

 

「でしょ。いち早く捕まえてあげたいし。愛里ちゃんはちょっと怖い思いするかもしれないけど頑張れる?(運良く事が運べたらね)」

 

「准さんの言うことなら頑張ります!」

 

 

「ふふ、じゃあ作戦を説明するね。」

 

 

神条は作戦を伝え2人はそれを了承した。

 

 

 

「わかりました!私がこのメールに返信して呼び出せばいいんですね!」

 

「うん、すぐ駆けつけるから安心してね」

 

「はい!准さんを信じてます。」

 

「うん、じゃあ愛里ちゃんは明日は作戦通り動いてね」

 

「わかりました!」

 

佐倉は神条の言うことを素直に聞き入れ明日決行することにした。

 

 

「どうする気なんだ?」

 

「それは明日行ってのお楽しみだよぉ〜」

 

 

 

 

翌日、監視カメラの無い路地裏

 

佐倉は予定通りその男を呼び出した。

 

男が現れると佐倉との距離をジリジリと詰めていき佐倉に飛びかかった。

 

「やっと僕のものになる決心がついたんだね。嬉しいよ。雫ちゃん」

 

 

 

「ふふ、こんな所で暴漢してる人がいるなぁ〜」

 

「誰だ!」

 

その男は腰からサバイバルナイフを取り出しこちらに振り向く。

 

「誰だっていいでしょぉ〜?それより今の全てカメラで収めさせてもらったから、貴方は終わりだよぉ〜」

 

男はカメラを一眼見るとサバイバルナイフを持って神条に突っ込んできた。

 

神条は避けることなく刺された。

 

 

ふふ、狙い通り。刺してくれた。

これで正当防衛が成立する。

 

「准さん!!」

 

佐倉の叫び声がこだまする。

 

「僕に逆らうからこうなるんだ!」

 

男が何やら叫んでいるが神条には関係がなかった。

 

「あはははは、ありがとう。これで心置きなくやれるね」

 

「へ?」

 

ゴキと言うような鈍い音が響いた。

 

男の指が曲がらない方向へ曲がっていたのだ。男は指が折れた痛みからか転げ回っている。

 

「出血量からして後10分くらいかなぁ〜。その間貴方で楽しませてねぇ。ふふ」

 

神条は男に近づくと男の顎目掛けてかかとを落としを放つ。

 

「ふふ、多分これで顎の骨が折れたからこの事も喋れないねぇ〜」

 

そしてもう一度男を蹴り飛ばす。

 

「私のかわいいかわいい愛里によくも怖い思いさせてくれたなぁ!」

 

そして何度も男を蹴り続ける。

 

「神条、そろそろ救急車と警察が到着する。時間だ」

 

「あは、もうそんな時間なんだ。しょうがないかぁ〜。私は倒れとくから後処理よろしくね。」

 

「それより大丈夫なのか?」

 

「ふふ、心配してるの?大丈夫よ。大きな血管は避けたし。臓器にも当てないように刺されたから。それにあれを使ったし」

 

「まさか、お前の冷蔵庫にあんなものが入ってるとは思わなかったぞ」

 

「ふふ、誰にも言っちゃダメだよ。後は打ち合わせ通りに」

 

そう言って神条は目を閉じた。

綾小路は神条の止血を始める。

 

そしてやっと硬直から解放されたのか佐倉が神条のもとへ駆け寄る。

 

「准さん!准さん!死なないで!」

 

「大丈夫だ、佐倉。神条は死ぬ事はない。今は手でも握ってやってくれ」

 

佐倉は神条の手を強く握りしめ救急車が来るのを泣きじゃくりながら待っている。

 

 

その後救急車と警察が来て事態の収拾に当たる。

 

 

そして綾小路は警察にこう証言する。

 

クラスメイトの様子がおかしかったので行ってみると男が佐倉に暴行しようとしていた。

 

それを止めに彼女が出ていき顎を蹴り飛ばしたのだが、犯人は激怒し神条をサバイバルナイフで刺した。

 

その後彼女を助ける為に自分が出ていきなんとか押さえつける事ができたがその拍子に男の指が折れてしまった。

 

「これは正当防衛になるんでしょうか、俺も彼女を救うのに必死で」

 

血が染みたシャツを握りしめながら警官に聞く。

 

「心配しなくても大丈夫だよ。君は女の子を救う為に頑張った。後の事は私達に任せておいてくれ」

 

「わかりました。」

 

神条に言われた通り演技をしながら俯いたふりをする。

神条の演技指導のおかげで上手く騙せたようだ。

 

 

そして神条は救急車で運ばれていき手術になったが彼女が死ぬ事などあり得ないだろう。

 

 

彼女がする事なのだから。

 

 




次回は多分すぐ投稿するかもしれません。

後日談

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