クレイジーな奴のいる教室へ   作:転生したい

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今回は短いです。
その分結果発表が長くなりそう。


8話 テスト

8話 テスト

 

テストまであと2日となった今日。

 

堀北は綾小路の取り込みに失敗し、与えられたヒントをもとに奔走していた。

 

しかし答えを見つけれずにいた。

 

「はぁ、一体私はどうすれば」

 

図書室ではテスト前と言うこともあり多くの生徒が勉強していた。

 

 

「さすが、龍園さんだよな」

 

「ああ、龍園さんのおかげでテストで退学になる心配もないしな」

 

「ほんとびっくりだよな。こんな攻略法があったなんて」

 

堀北はその言葉を聞き2人の方を見る。

 

2人は笑いながらテスト勉強を始めた。

 

攻略の糸口が見えたと思った堀北は2人の元へ行き話しかける。

 

「ちょっと、いいかしら?」

 

「ん?Dクラスのやつがなんのようだ?」

 

「その攻略法について教えてほしいのだけど」

 

2人はまずいと言った表情をする。

 

「何の事だ?知らねぇな」

 

「とぼけても無駄よ。貴方達が話していた事は聞こえていたわ」

 

「チッ、知ってたとしてもお前に教えるギリはねぇだろ」

 

「いくらほしいの?」

 

「最低、5万ポイントは出してくれねぇと売れねぇな」

 

「わかったわ、払うから番号を教えて」

 

この時、堀北には余裕がなかった。残り2日となった今、ほぼ負けが確定している状況でなりふりかまっている暇はなかったのだ。

 

「おお、物分かりいいじゃなか、あとこの事は龍園さんには言うんじゃねぇぞ」

 

「ええ、その条件を飲むわ」

 

その男はポイントを受け取った事を確認するとあるものを差し出してきた。

 

「これが攻略法なの?」

 

「ああ、この学校はテストの内容はまるっきり同じらしい。その証拠に小テストを見ればわかるが内容が全く同じだ。」

 

「なるほど、助かるわ」

 

「かまわねぇぜ、ポイントはもらったからな」

 

過去問を受け取った堀北はすぐにコピーを取るため急いで図書室を出ていった。

 

男は電話をかける。

 

「予定通り、渡しました。」

 

「よくやった、ポイントはお前らで使っていい」

 

「ありがとうございます。」

 

 

 

 

次の日、堀北は平田に協力を仰ぎクラスに過去問を配布させた。

 

クラス内では喜びの声が上がる。

 

堀北は神条のもとへと向かった。

 

「どうやら、私の勝ちのようね」

 

自信満々に勝ち誇った表情を向ける。

 

「まだ、結果も出てないのに勝ち誇ってていいの?」

 

神条はこの結果を特に気にしていないようだった。

 

「テスト後の貴方の顔が楽しみよ」

 

「まあまあ、それは終わってから見るといいよ」

 

堀北は神条の表情が崩れないことに苛立ちを感じていた。

 

「なんで、貴方はそんなに余裕の表情をしているの?」

 

「実はこんな顔して、ハラワタ煮えくりかえってるかもよ」

 

神条は淡々と話す。

その行動が気に食わなかったのか堀北は大きな声を上げた。

 

「絶対、貴方に勝つわ!」

 

そういうと堀北は教室を出ていった。

 

「あらら、怒って出ていっちゃったよ」

 

「神条が挑発したからだと思うが」

 

「挑発した気はなかったんだけどね。まぁ、いいか帰ろ、綾小路くん」

 

「そうだな、神条に提示された点数を取らなくてはいけないからな」

 

「ふふ、期待してるよ」

 

 

 

そしてテストの日がやってきた。

 

クラスは自信に満ち溢れていた。

 

「お前達はどうやら答えを見つけたようだな、まあ頑張ってくれとだけ伝えておこう。」

 

そしてテストが始まった。

 

テストの順番は国語、数学、化学、社会、英語という順番だった。

 

攻略法の効果からか全員がスラスラと問題を解いて行った。

 

しかし、それは最後の英語のテストで異変が起こり始める。

 

問題自体は難しくはないのだが過去問と全く問題が違うのだ。

 

しかし、堀北は動じなかった。

 

平均点を下げてくれてありがたいわ。これなら須藤くんの寝落ちもカバーできる。彼女も墓穴を掘ったものね。頭がいいと思っていたけど、所詮、私の敵ではなかった。

 

そしてテストが終わり、堀北は神条のもとへ向かう。

 

「どうやら、貴方が仕掛けた策は失敗に終わったようね。英語のテストだけすり替えたようだけど。あれでは私に塩を送ったようなものよ。私の勝ちね。」

 

「んーそうかもね。私とした事が塩だけ送っちゃったよ〜、まあ、明日の結果発表しだいか」

 

神条は残念そうにうつむいた。

 

「明日の結果が楽しみね。貴方にはAクラスに上がるため協力してもらうわ!」

 

それだけ言い残し、堀北は帰っていった。

 

「残念だけど、帰ろっか、綾小路くん」

 

「ああ、そうだな」

 

 

そして、寮に戻り2人きりなる。

 

「いつまで、そんな表情続けてるんだ?」

 

「あははは、やっぱバレちゃった?」

 

「まさか、神条の言った通りに堀北が動くとは思わなかったがな」

 

「まあ、これも作戦のうちだよ。これで3人退学が確定したしね。」

 

「コミュ力のない俺には地獄の作戦だったがな。」

 

「クラスの内の何人か私のもとに連れてきてもらっただけじゃん」

 

 

ああ、楽しみだな。勝ちを確信してた堀北さんの表情がどんなふうに歪むんだろうな。

 

 

そして結果発表の日を迎えた。




種明かしは次回行います。
多分好き嫌いわかれるかも。

後日談

  • 松下千秋
  • 長谷部波瑠加
  • 佐藤麻耶
  • 幸村輝彦
  • 三宅明人
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