某テレビ局 大会議室
この日、ロの字に並べられた机には仙界戦隊センニンジャーの出演者及び制作スタッフが席についていた。
「皆さん初めまして。プロデューサーの
ホワイトボードの前に座る恰幅のいい男が簡単な挨拶を始める。
「それではこれから一緒に作品を作り上げる仲間を知りたいので、
梶谷の言葉に隣に座っていた初老の男が立ち上がる。
「え~、主人公・
軽く
(……さすがだな、多々良さん)
歴代戦隊のラスボスやキーパーソンとなるキャラクターを演じたベテランの貫禄に、太公望/センニンレッド役の
「
「
細マッチョの男と体格のいい大男が自己紹介をする。そうして次々と自己紹介は進む。
「は、はじふぇまひて……ごほん。はじめまして、え……太公望役の月森彼方です。俳優になって数ヶ月にもかかわらず主人公という大役をいただきまして……恐縮してます。色々ご迷惑をかけると思いますが……えっと、お力添えをしていただけると助かります……以上です」
噛んでしまったことによる恥ずかしさで顔を真っ赤にさせながら席に着く彼方。そんな初々しい彼方に温かい拍手が送られる。
(やばぁ……練習ではもっと
一週間前から自室で練習してきたのにもかかわらずうまくいかなかった恥ずかしさを忘れるように彼方は周りを見て、反対側に座る三人の女性に目が留まる。
彼方から見て一番左に座るのは勝気そうなスレンダー美人。中央に座るのは妖艶な雰囲気を持つグラマラスな美女。右に座るのは大人の雰囲気を持ちながらどこか幼さが残る中学生くらいの背丈の美人がいた。
(おそらく彼女たちが敵役の
妲己三姉妹。
仙界戦隊センニンジャーの参考となった『
そして彼女たちの番になった。
「皆様はじめまして。王貴人役の
「妲己役の
「胡喜媚役の
彼方が妲己三姉妹と予想した三人は予想通り妲己三姉妹だったことに、小さく笑う。そして
(なんだ、あのヤンキーは?)
胡喜媚役の荒井の隣に座る男を見て、彼方は眉をひそめる。
リーゼントにギラギラとした
(どう考えても敵役だな、こいつ)
一体どんな敵なんだろうと思っていると、リーゼントの男はスッと立ち上がった。
「
そしてお手本となるようなビシッとした礼をして着席した。
パチパチと拍手をしながら彼方は思った。
お前、仲間かよ!?
と。
参照元(2020年8月2日現在)
Wikipedia 羽村英
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E6%9D%91%E8%8B%B1
()は筆先文十郎の加筆
『共演した("天火星" 亮/リュウレンジャー役の)和田圭市は、東映本社で("天重星" 将児/テンマレンジャー役の)羽村と最初に会った際に羽村が悪役だと勘違いしていたという。』