最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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三森3姉妹⑤

『アウト!チェンジ!!』

 

2番、3番と三森姉妹の守備に阻まれてアウトとなる。初回は両チーム三者凡退か……。

 

「投球方面は朱里さんが抑えるので、当面は大丈夫でしょう。問題は……」

 

「三森姉妹の守備の上を行けるか……って事かな?」

 

「はい。そうなると頼りになるのは和奈さんによるホームランですね」

 

(尤も和奈さんが歩かされなければ……ですが)

 

確かに。ああして三森夜子をピッチャーに置くくらいだし、相手の外野全体も守備力は上がってると見ても良いだろう。そうなってくると、いよいよ清本のようなパワーヒッターによるホームランしかなくなってくる。

 

「でも向こうは素直に和奈と勝負してくれるかな?和奈ってはリトルシニアで合わせて通算200本塁打までもう少しってところでしょ?」

 

なんかしれっと金原がとんでもない事を言っていたけど、確かに清本が歩かされる可能性も考えなくてはならない。ジリ貧にならないように立ち回らなきゃね。

 

「もしもの時の対策はキチンとしています。あとはその機会が来るまで心強く待ちましょう」

 

「まぁ二宮がそこまで言うんだし、それを信じるしかないんじゃない?」

 

「……そうだね。じゃあねアタシ達もしっかり守ってこっか☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

前のイニングと合わせて6人連続三振。天王寺さん一派との紅白戦以来の快挙かも……。

 

「う~ん。気合い入れるのは良いんだけど、朱里が凄過ぎてこっちに打球が飛んで来ないねぇ……」

 

「夜子さんは味方の守備力信じて打たせて取るピッチング。それに対して朱里さんは相手を空振りさせるピッチング……。対極と言っても良い内容なので、この試合は仕方ないでしょう」

 

今の私って空振りを取るピッチングだったんだ……。リトル時代は決め球のシンカーを駆使してバンバン三振を取ってたけど、今の私もそれに負けてないって事?

 

「それよりもこの回だね……!」

 

「2回裏……!」

 

この回は4番の清本からだ。リトルシニアで通算200近いホームランを打ってる清本ならきっと打ってくれる……!

 

「い、行ってくるね!」

 

「ファイト!!」

 

緊張しながらも、右打席に立つ清本。すると同時に……。

 

「相手捕手が立ち上がった!?」

 

「……やはり敬遠策ですか」

 

「マジかぁ……」

 

「しかも三森姉妹の守備はランナーが出てからが本領……。こうしてランナーを溜める事によっては連携をしやすいようにプレーします」

 

「そして相手は清本の打撃力を警戒してる……と。この試合、もしかしたら今までで1番ヤバい試合になるかもね……」

 

『ボール!フォアボール!!』

 

清本は四球で歩かされ……。

 

『アウト!』

 

後続の打者は三森姉妹の連携によって併殺となってしまった。

 

「一塁線も三塁線も全部あの姉妹がカバーしてるんだよね……。それが本当に厄介!」

 

「それによってファーストとサードは外野寄りに守り、外野の守備を固くしていく……。あの姉妹がいる事でしか出来ない芸当だよね」

 

あれじゃあライトとレフトに2人ずつ選手を配置してるようなものだよね。どうしたものか……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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