最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

1012 / 1797
西武シニア⑦

『プレイボール!!』

 

決勝戦……西武シニアとの試合が始まった。

 

「私達に出来るのはベンチで応援する事だけですよ」

 

「わかってるよ……」

 

私と二宮はベンチスタート。監督曰く『余程ヤバい状況にならない限り、出番はないよ』と言っていた。一応体を休めるという意味合いも込めて、今日はベンチで休む事としよう……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

橘が西武シニアの打者を相手に三振を決めていた。木虎のリードも相まって上手く翻弄させているね。

 

「とりあえず序盤は問題なさそうですね」

 

「まぁ強力所のチームが本当に強いのって中盤以降だからね」

 

序盤は徹底的に対策を練ってから中盤に攻略を開始して、終盤に畳み掛ける。これはウチにも共通するね。

 

「ナイピッチはづき!」

 

「やー、藍ちゃんに上手く操ってもらったからね。私の変化球も良い感じに決まったし!」

 

「はづき先輩の球は全国区レベルを相手にも通用すると思いますし、自信を持っても良いんじゃないですか?」

 

「まぁまだ序盤だから何とも言えないけどねー。ですよね朱里せんぱい?」

 

木虎の見通しが若干甘いような気がする。まぁそこの改善もこの試合でなんとか……なるかな?

 

「……そうだね。強豪チームは大体中盤以降に相手投手の攻略に努める。捕手としてはそこに漬け込まれないようにするのが大切だよ」

 

「それは朱里先輩の言う通りですね。ですがはづき先輩の場合は乗せれば調子を上げるタイプだと判断しました」

 

まぁ……それも一理あるか。橘は調子付かせる方が伸びるタイプであり、その成長速度はかなり早い。ウカウカしてたら私も追い抜かれそうだよ……。

 

「じゃあ相手投手の攻略に努めますかー!」

 

チームの切り込み隊長こと金原が意気揚々と打席に向かった。そういえば最初の夏からずっと1番を打ってるな……。凄い。

 

「相手チームの先発投手は木場さん。爆速ストレートと呼ばれるストレートがかなり厄介なんだよね」

 

「下から勢い良くホップするのが特徴ですね。ライジング系統の球と似てはいますが……」

 

「それ等よりも球速が速いんだよね。打者側の体感かも知れないけど……」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「うーわ……。いずみちゃんが打ちあぐねてるよ」

 

「これは2打席目以降に期待した方が良いかな……?」

 

「いずみさんは切り込み隊長として最初から決め打ちも出来ますが、本来は後から対応していくタイプの打者です」

 

そうなんだよね。リトル時代に対戦した時も私のシンカーに段々対応していくようになったんだよね。対応力の高さが友沢よりも上だから、金原は1番になったんだよね。

 

その後金原は3球程粘ったけど、三振となった。この決勝戦は投手戦になりそうだね……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。