最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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西武シニア⑧

初回は両チーム三者凡退。2回表は……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

橘が順調に相手打線を抑えている。三振はこれで3つ目だ。

 

「はづきさんは組む捕手によって力を発揮するタイプですが、藍さんは問題なくはづきさんを活かしていますね」

 

「我が強くて、プライドも高いからね。後輩とは合わないんじゃないかと当初は危惧してたけど……」

 

「はづきさんの当たりが強いのは主に男子に対してですからね。私達女子には比較的普通に接してくれますよ」

 

「それって単に橘が男嫌いなだけなんじゃ……」

 

特に中高生なんて思春期に入る時期だし、距離が空きそうだしね。

 

橘がプロ野球選手になるとしたら、男女混合リーグは無理そうだね。女子独立リーグに所属するのかな?まぁ早くても3、4年後の話か。

 

『アウト!チェンジ!!』

 

おっ?この回も三者凡退だね。二宮の言うように序盤は問題なさそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズバンッ!

 

 

『ボール!』

 

2回裏。打席に立ってるのは清本だけど……。

 

「うーん。やっぱり和奈相手だと勝負を避けたくなるのかな?」

 

「この大会ではかなり歩かされていますね」

 

「それでもホームラン3本打ってるけどね……」

 

本当にリトルから数えて200本行きそうだよね。既に高橋さんの記録を抜いてるしさ……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「ですが完全に勝負を避けている訳ではなさそうですね」

 

「ああいう力押しタイプの投手にありがちだよねー。それでいてかなりプライドが高いと見た!」

 

「何?それは橘の自己紹介か何か?」

 

「そうなんですよ~。このはづきちゃんはプライドが高いあまりに革命を起こしそうです。まさにプライド革命……って何を言わせるんですかぁ!?」

 

「いや、橘が勝手に言っただけじゃん……」

 

橘のプライド云々は置いておいて、確かに木場さんはかなり自分の球に自信がありそうだ。負ける事を全く想像していない……。久方さんとはタイプも性格も違う投手だね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「追い込まれたね……!」

 

「カウントは1、2……。カウント的には投手側が有利ですが、和奈さんにはカウントという概念は余り関係がありません」

 

「清本の場合はどう打とうか考えてるだけだもんね。そりゃカウントは関係ないよ……」

 

実際にそれでホームランをバカスカ打ってるからね。高橋さんのように理論を立てて打つのではなく、ただ来た球を打っているって感じだ。ある意味では理想のスラッガーだね。

 

 

カキーン!!

 

 

「わっ!?打った!」

 

「相変わらず良い音をかますね~!聞いていて気持ちが良いくらい☆」

 

「敵に回ると青ざめる一方だけどね……」

 

多分高校とかでは敵に回ると思うんだよね。清本はもちろんの事、金原、友沢、今投げている橘、そして二宮……。こうしてチームに馴染んでいるから敵に回るところが想像出来ないよ……。

 

「……場外まで飛んで行ったね」

 

「アタシには出来ない芸当だし、1周回って惚れ惚れしちゃうよね~」

 

「和奈先輩が味方で良かった……と、心から思います」

 

木虎の言う通りだよ。敵に回った時の事を今の内に考えてる方が良いのかな……?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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