最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

107 / 1797
番外編 二宮瑞希の白糸台生活 夏大会編 1年目 72

二宮瑞希です。宿舎に戻った私達は私を含めた一部の人間が一部屋に集結しています。

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

構図としては新井さん1人に対して神童さん、九十九さん、半田さん、大星さん、そして私の5人が向き合っています。

 

「さて……。監督から聞いた新井の罰ゲームだが……」

 

「うう……!」

 

いつもは強気な新井さんが借りてきた猫みたいになっていますね。新井さん自身が戦犯となっている上に、サイン無視なんかもありますから、致し方ないのですが……。

 

「全国大会決勝戦の翌日から、秋の大会が始まるまで『新井真琴ではなく、別の名前で呼ばれる事』……だ」

 

「えっ……と?それってどういう……?」

 

所謂渾名ですね。罰ゲームと評している時点で碌な渾名しかなさそうですが、新井さんの自業自得とも言えます。

 

「それで……だ。白糸台の部員達に集まってもらって、渾名の候補をいくつか出してもらっている。九十九、ホワイトボードに候補となる渾名を書いてくれ」

 

「了解っす」

 

「えっ……ええ?」

 

神童さんの指示で九十九さんが秋大会までの新井さんの呼び名の候補をつらつらと書いていきました。当の新井さんはまだ状況が飲み込めていない様子ですが、気にせず進行します。

 

 

① 直球馬鹿

 

② 犬

 

③ 脳味噌筋肉

 

④ 男女

 

⑤ おさるのジョージ

 

⑥ ジャイロウーマン

 

⑦ ミュミャリャツァオビュビュンピピュプリャプピフンドシン

 

⑧ 新井真琴

 

 

……以上の8つが新井さんの呼び名となる訳ですね。いくつかふざけたような呼び名が混ざっていますが、一体誰が考えたものでしょうか?

 

「これ等の中から1つ……秋の大会までの新井の呼び名候補だ」

 

「ちょちょっ!悪口とかもあるじゃないですか!?こんな悪口とか絶対に……」

 

「諦めなって真琴!これは罰……なんだからね!」

 

「大星おまえ……。他人事だからってイキイキし過ぎだろ!?」

 

「まぁ戦犯だし、多少は……ねぇ?」

 

「くっ……!九十九も他人事だと思ってやがる……」

 

「……そういう訳だから諦める」

 

「半田まで……」

 

ちなみに私と神童さんは事前に新井さんの罰ゲームを決定させていたので、すがる事すら出来ません。割り切りも必要ですよ?

 

「ちなみに救済措置として⑧におまえのフルネームを載せているが……」

 

「そ、そうですよ!⑧が1番多かったら、現状維持で良いんですよね!?」

 

「白糸台の野球部全員から事前にアンケートと取ったところ、⑧に入れた人は1人しかいませんでした」

 

「お、終わった……」

 

⑧が1番少ない事がほぼ確定したのか、新井さんがガックリと項垂れました。同情はしますが、自業自得なので仕方ありませんね。

 

「……まぁ話は以上だ。全国大会の決勝戦が終われば、おまえの呼び名を発表するからな。大星、九十九、半田。新井に付き添ってやれ」

 

「はーい!」

 

「うっす」

 

「了解」

 

「…………」

 

新井さんはこの罰ゲームを経て、精神面において大きく成長するでしょう。そうするように仕向けた監督を恐ろしく思いますが、そもそもが新井さんの自業自得だと思うと……戒めという意味合いも兼ねれば納得してしまいますね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。