最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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園川さんと福澤さんのキャラや口調は私の想像のものとなります。園川さんの球種等も私の想像です。ご了承ください。

決勝戦、どこまで続くか……。


県大会決勝戦!新越谷高校VS美園学院①

今日は決勝戦。私はベンチで応援だよ。準決勝で友沢との投げ合いで疲れてるし。え?昨日山崎さんと練習した?練習と試合は別です。

 

今日のオーダーは……。

 

 

1番 ファースト 中村さん

 

2番 セカンド 藤田さん

 

3番 キャッチャー 山崎さん

 

4番 レフト 雷轟

 

5番 センター 主将

 

6番 サード 藤原先輩

 

7番 ショート 川崎さん

 

8番 ライト 大村さん

 

9番 ピッチャー 武田さん

 

 

となっている。決勝戦は私と息吹さんも展開によっては起用する可能性ありと芳乃さんと藤井先生が言っていた。

 

「皆!この試合に勝てば全国出場だよ!絶対に勝って全国への切符を手に入れようね!」

 

「新越!絶対に全国に行くぞ!!」

 

『おおっ!!』

 

芳乃さんと主将によって私達は気合いを入れる。

 

 

~そして~

 

『よろしくお願いします!!』

 

整列と先攻後攻を決め終えてそれぞれが散らばる。私達は先攻。

 

『1番 ファースト 中村さん』

 

先頭打者の中村さんが左打席に入ってプレイボール。いよいよ決勝戦が始まるんだ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いよいよ始まりましたか……」

 

「今更だけど、私達達練習そっちのけで朱里ちゃん達の試合を観に来てるんだよね……」

 

「やー、気にしたら負けだと思うよ。それよりも……」

 

「どうかしましたかいずみさん?」

 

「そっちは連れて来たんだ……って思ってね」

 

「ああ、私達の事は気にしないでくれ」

 

「そうそう!可愛い後輩のライバル達が活躍する姿をこの目で焼き付けておかないとな!!」

 

「まぁそういう訳だからよろしく~」

 

「え、えっと……。確かいずみちゃんは初めてだったよね?私の隣にいる2人は……」

 

「私の事は大豪月さんと呼びなさい!そして私の隣にいるのは相棒の……」

 

「非道で~す。よろしく~」

 

「まさか大豪月達がわざわざ埼玉まで他校の試合観戦に来るとはな?今日は確か京都予選の決勝だった筈だが……?」

 

「そう言う神童だって来てるじゃん。うちの4番と白糸台の不動のエースが興味を示しているチーム……。そして今日はそんなチームの決勝戦だからな!試合をブッチしてでも観に行くさ!」

 

「あっ、試合結果きましたよ~。18対6で私達洛山が全国の切符を入手しました~」

 

「ウム!やはり私達がいなくても問題なかったな!!」

 

「あはは……」

 

「……洛山って荒いチームだね~」

 

「今日の試合も和奈さん、大豪月さん、非道さんの主力3人が抜けても全国出場が容易いチームになっています」

 

「うちも洛山には苦しめられたからな」

 

「洛山が2年連続ベスト4止まりなのは白糸台が準決勝で私達の進撃を阻むからだ!点も2、3点しか取れないし、練習試合ですらも打てないし!」

 

「今年は負けませんよ~?」

 

「望むところだ」

 

「私達白糸台も負けません」

 

「おーい……。新越谷の試合とっくに始まってるよ~?」

 

「火花バチバチだね……」

 

新越谷と美園学院の試合にはいつもの3人に加え白糸台高校の神童と洛山高校の大豪月と非道が追加で観に来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美園学院のエースである園川さんはスライダーとシュートを主軸にしたピッチングで打者を翻弄させる。

 

「くっ……!」

 

 

カンッ!

 

 

中村さんも負けじと園川さんのシュートを打つが、ショートゴロに倒れる。

 

「あのショート上手いな……。希が打った打球は詰まらせたけど、内野安打を狙える当たりだったぞ」

 

「ショートとセカンドは春日部シニアで鉄壁の二遊間と呼ばれた人達ですね。連携もシニア随一でした。連携に限ってはもしかしたら咲桜の田辺さんや友沢よりも上かもしれません」

 

「シニア出身の連中は化物しかいないのか……?」

 

「流石に総合力でみれば咲桜の方が上だと思うけどね」

 

「あの2人顔が凄く似てるけど、もしかして……」

 

「一卵性双生児の姉妹だね。センターにも1人いるから、三つ子だよ。髪型以外は瓜二つだから、ちょっと見分けがつきにくいけど……」

 

同じ髪型のウィッグとか付けられたら最早どれが誰かわからなくなるレベル。

 

(去年のシニア大会でも彼女達の守備には苦戦させられた……。この大会でも園川さんが取った三振を除けば取ったアウトの9割があの姉妹によるもの……。準決勝とは別の意味で苦戦を強いられるな)

 

 

カンッ!

 

 

2番の藤田さんが内野の頭を越す当たりを打つけど……。

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

センターのファインプレーによってヒットにはならなかった。

 

「嘘だろ!?あれを捕るのかよ!」

 

「外野でも真ん中付近の守備は全てあのセンターの守備範囲だと思った方が良いかもね。つまりこの試合はセンター返しには期待出来ない……」

 

「でもあのセカンドとショートとセンターは準決勝に出てなかったような……」

 

「恐らく準決勝では私達が観戦に来る事を見越して隠していたんだろうね。あの姉妹の守備範囲は3人合わせればプロ選手をも凌駕する……というのがシニアで戦った私の感想かな」

 

「園川さんだけでも厄介なのに、周りの守備も鉄壁なのか……」

 

「一塁線と三塁線、そしてレフトとライト以外に飛ばすと3姉妹の餌食となるでしょうね」

 

山崎さんもセカンドゴロに打ち取られ、三者凡退で1回表は終了した。

 

「この試合も1点勝負……という事ね」

 

「武田さんが美園学院の打線をどう抑えるか……。それによってこの試合の命運は決まるでしょう」

 

県大会の決勝でシニア時代のライバルと当たるとは思わなかったな……。

 

(武田さんのピッチングが美園学院と3姉妹相手にどこまで通用するか。持ち球を上手く混ぜればそう簡単には打てないと思うけど……)

 

電光掲示板のオーダーを見ると1番~3番は3姉妹だし、もしかしたらいきなり正念場かもしれない……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お~、センターラインの3人は守備が上手いですね~」

 

「ウム、うちでは到底無理だな!」

 

「それはどうなんだ……。しかし本当に上手いな。守備範囲も尋常じゃないくらいに広い」

 

「瑞希ちゃん、あの3人って……」

 

「うわ……。決勝戦であの3姉妹と激突ってキツいね~」

 

「そうですね。それに加えて園川さんのピッチング……。亮子さんのところが最大の山場……という訳でもありませんでしたね」

 

「あの3人を知っているのか?」

 

「はい。春日部シニアの鉄壁3姉妹と呼ばれた人達です」

 

「その通り名だけでも守備が上手いイメージがするね~」

 

「実際私達も彼女達には苦戦しました」

 

「和奈がホームラン打ってくれなきゃ負けてかもしれないしね☆」

 

「流石洛山の4番だ!先輩として鼻高々だぞ!!」

 

「だ、大豪月さん、恥ずかしいから大声で言わないでください……」




遥「遂に始まった決勝戦!でも初回の新越谷の攻撃は三者凡退に……」

朱里「センターラインの3人は守備範囲が広い上に守備連携のレベルがプロ並だからね。下手すると準決勝以上に苦戦するかも……」

遥「私がバックスクリーンに飛ばせば関係ないよね!」

朱里「まともに勝負してくれたら良いけど……」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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