全国大会まであと2週間を切った今日も部活に勤しむ。
(全国大会もそうだけど、夏休みだし、どこかと練習試合したいところだね)
そう思っていたらスマホが震えていた。電話かな?相手は……二宮?何か用でもあるのだろうか……。
「もしもし?」
『こんにちは朱里さん』
「どうしたの?電話なんて……」
『実はですね……』
二宮が私に言った内容は……。
「な、なんだって!?」
『ではその日を楽しみにしています』
「ちょっ、二宮!?」
切れちゃったよ……。まぁ私としても全国前に経験を積みたかったし、丁度良かったかな。
「朱里ちゃん!?」
「どうしたの!?」
私が大声を出した事によって雷轟と山崎さんが更衣室の扉を勢いよく開けた。あの、私着替え中なんですが……?
~そして~
練習着に着替えて私は二宮からの電話であった事を話す。
「……という事で、3日後にここで練習試合をする事になりました」
「やった!試合!!」
「どこの高校とやるんだ!?」
練習試合に喜ぶ人もいれば、どんな相手と試合をするのか興味がある人もいる。
「えっと……。皆は二宮って覚えてる?リトルシニアで私とバッテリーを組んでた子なんだけど」
「二宮さん……!」
二宮の名前にいち早く反応したのは山崎さんだった。二宮と2人で話をしたから?
「覚えてるよ!私達の試合を他県からはるばる観に来てくれたし」
「確か藤和の金原さんと洛山の清本さんもずっと一緒にいたわよね……」
やっぱり私達の試合を観に来た観客として覚えてるよね。試合後は話もしていたし。
「その二宮が金原や清本を連れて川越シニアのOG+αでチームを組んで私達と試合をする……って段取りだね」
「あの川越シニアのOG達と!?」
川越シニアのOGと聞いた瞬間に芳乃さんが嬉しそうにぴこぴこしていた。
「+αって言ってたけど、他にも誰か来るの?」
「……+αの内容までは私も知らないけど、二宮、金原、清本、友沢、橘は来るみたいだね」
なんかこの面子を聞いてると嫌な予感しかしないんだけど……。
「川越シニアの選手だったりしてな!」
「それだと中学生じゃないの……」
確かに川越シニアの子達は下手な高校よりも実力はあるけど、流石に全国出場を決めたチーム相手に中学生は寄越さないと思うけどね。
二宮の話によると金原、友沢、清本、橘のシニアのレギュラーメンバーだった子達を中心にチームを組んでくるらしい。
(しかし二宮、金原、清本がいる学校は全国出場を決めたチームなのに、よく暇が取れたよね……。それに橘が通う梁幽館って確か全寮制だよね?全寮制の寮ってなんか厳しいイメージがあるんだけど、本当に参加出来るのかな……?)
まぁとにかく当日に備えて練習しておこう……。
……で、練習試合当日になった訳ですが。
「今日はよろしくな!」
「まぁ私達はベンチスタートだがな」
「何ぃ!?」
「まぁまぁ落ち着いてください~」
「また新越谷と試合が出来るとは思ってなかったな」
「新越谷のデータを得るチャンスですね!」
「次は負けない」
「私もこの試合で準決勝のリベンジをするとしよう」
「頑張ろうね亮子ちゃん!」
「亮子張り切ってるね~!」
「でも全国を前にこんな試合が出来るとは思わなかったね……」
「うんうん。機会を作ってくれた瑞希ちゃんには感謝しないとね!」
「今日は良い試合にしましょう」
今いる面子の前に私を含めた皆は緊張しまくりです。
白糸台の神童さん、洛山の大豪月さんと非道さん、梁幽館の中田さんと陽さんと高橋さん、咲桜の田辺さん、そして二宮達川越シニアのOG……。
何このオールスターズ?
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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