最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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スラッガーの理論?

山崎さんと芳乃さんに改めて私が1人の投手として頑張る事を決意して場所を移すと、雷轟、清本、大村さんの3人が何やら話し込んでいた。

 

「遥さんや清本さんはどのようにして今のような長打力を身に付けたのでしょうか?」

 

大村さんが雷轟と清本にそんな質問をしていた。私はある程度知っているけど、興味があるから話に耳を傾ける。長打力は私も身に付けたいしね。

 

「う~ん。これに関しては日々の積み重ねだと思うんだよね」

 

「そうだね。一朝一夕では身に付かないよ」

 

雷轟と清本は同じ考えだった。まぁそれはそうだろうね。

 

「切欠……になるかはわからないけど、私は筋トレを毎日のようにこなしていたからって言うのはあるかも」

 

「筋トレ……パワーを付ける為には必須ですね!」

 

そういえば雷轟はテレビ中継でホームランを見た事によってスラッガーを目指したんだったね。その第1段階で筋トレなんだとか。むしろ初めてバッセンに行った時にそれと素振りだけであそこまでの飛距離を飛ばせるのは大したものだ。

 

「あとは素振りかな?これはスイングスピードを速くする為に必要な事だよ」

 

「中学の時に竹刀の素振りを毎日1000本やっていました!」

 

さ、流石全国優勝者。剣道とはいえ素振りはお手のものって事か……。

 

「1000本だけだと足りないよ」

 

「遥さん?」

 

雷轟……?

 

「私はそれだけだと足りないから、毎日の感謝を込めて10000本はやっているよ!」

 

い、10000!?ここまでくると異常者の部類に入りそうなんだけど……。

 

「あっ、私もそれくらいやってるかも」

 

追記。異常者はもう1人いた。

 

「あとは下半身を上半身に合わせて鍛える事かな」

 

「そうなるとどのような練習が効果的なのでしょうか……?」

 

「タフな身体を作る事を考慮してランニングが良いかもね。続けていくと体力向上にも繋がるし」

 

まぁランニングはスラッガー云々は余り関係ないかな?私もそれくらいならやってるし。タフな身体を作るのはスポーツ選手の基本とも言える。

 

「毎朝50キロは走ろう!」

 

突然雷轟がとんでもない事を言い出した。他県まで走るつもりなの?

 

「まぁ身体を鍛える為ならやむなし……かな?」

 

清本も同意している。もうこの2人は人間を止めてるよ。大村さんの悪影響になりかねないよ……。

 

雷轟も清本もこんな脳味噌筋肉な発言をしておいて私よりも学力が高いとか納得いかないよね。

 

「つ、つまり気合と根性が大切……ですか?」

 

大村さんは大村さんで若干ずれてたよ。そういえば雷轟から野球漫画をよく借りているって話だったっけ?そりゃ間違った解釈をすればそうなるのも無理はないか……。

 

「うん!それに加えて執念と努力が大切だよ。気合、根性、執念、努力!この4つを糧に白菊ちゃんも練習しよう!」

 

「はい!」

 

以前大村さんにはスラッガーを目指すなら雷轟を見習うべきみたいな事を言ったけど、これは発言を撤回せざるを得ないかも知れないね……。

 

「これもまた青春……だね」

 

清本もなんで微笑ましい目で2人を見てるの?

 

この会合が切欠で雷轟、清本、大村さんの3人によって『スラッガー連合』というLINEグループが誕生した。今日話したような今時そんなにいないスポ根な理論がそのグループでは話し合われていたそうな……。この3人は何を目指しているのやら。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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