最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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合宿準備!

照屋さんが入部して数日が過ぎた。その間は特に変わった事はなく、大会に向けての練習を日々繰り返していた。

 

「集合ーっ!」

 

主将の掛け声に従い私達は集合する。

 

「練習お疲れ様です。さて、いよいよ3日後に鹿児島へと合宿に行きます」

 

藤井先生が言うように3日後は永水高校の人達に招かれて鹿児島に行く事になる。期間を3拍4日で設けており、SWが5日ある内の4日を合宿に使う算段だ。まぁ1日目と4日目は実質往復だけだから、本格的な練習等をやるのは間の2日間になる。

 

「合宿楽しみです!」

 

「だなー!」

 

「しかも他県に行くとかまるで旅行みたいだよね!」

 

大村さん、川崎さん、雷轟が声を大にして合宿へのモチベーションを高めている。元気なのは良い事です。

 

(しかも宿泊先は永水の神代さんと神代さんを崇めているらしい六女仙と呼ばれる人達が過ごしている神境に入れてもらえるみたいだし、至れり尽くせりな気分になってしまう……)

 

向こうにも失礼のない言動を心掛けよう。そう思いつつ3人を私は眺めていた。

 

「それでは明日と明後日は練習を休みとして、合宿の準備期間とします。くれぐれも忘れ物のないように合宿に臨みましょう」

 

『はいっ!』

 

(さてと……。レイクタウンに買い物でも行きますかね。必要なのは日用品くらいかな?練習に必要な物は前に補充したばかりだし)

 

「朱里ちゃん!一緒に買い物に行こ?」

 

「構わないよ」

 

「あっ、私も行く!」

 

雷轟に買い物に誘われてそれを了承したのを皮切りに武田さん、山崎さん、芳乃さん、息吹さんの計6人で行く事になった。そこそこ大所帯になったな……。

 

「どうする?皆は何か足りてない物とかある?」

 

「私はノートを買っておきたいかな。合宿の出来事を大まかでも良いから記録に残したいし」

 

芳乃さんは合宿の記録を形に残すべくそれ用のノートを買う事に。あとは私と同じように日用品を買うのがほとんどだったけど、雷轟が……。

 

「私はバットを新しくしたい!」

 

「バットを?」

 

「前の混合試合で和奈ちゃんが木のバットにしてたのを見て私も新しいのがほしくなっちゃって……」

 

どうやら雷轟は清本がバットを新調したのを見て影響されたようだ。雷轟と清本は頻繁に連絡を取り合い、互いに名前で呼ぶ仲になってLINEでグループを作って会話しているくらい。ちなみにそこに時々大村さんが混じる。

 

「成程ね。皆は他に何かない?」

 

私が尋ねると皆は特に優先する物はないようだ。

 

「それなら先に日用品を買ってから、スポーツショップに行こうか」

 

「私はそれで良いよ!」

 

雷轟の了承を得た事で日用品のコーナーへ……。

 

「とりあえずこれで全部かな……?皆は買い忘れとかない?」

 

私が聞くと皆は首を縦に振っている。なんで私引率の先生みたいになってるの……。

 

「じゃあ会計を済ませてスポーツショップに行こうか」

 

ついでにグラブも見ていこうかな?今月のお小遣いもまだ余裕があるし。

 

場所変わってスポーツショップ。私達新越谷の人間は大体ここで用具を買いに来ている。私もリトル時代からお世話になってるしね。

 

「よーし、良いバットを探すぞーっ!」

 

雷轟は張り切っているようで早足でバットコーナーまで行った。走らないだけ親切。

 

「遥ちゃん行っちゃったね……。私達はどうしようか?」

 

「私は投手用のグラブを見に行こうかな。新しいモデルが入っているか確かめたい」

 

「あっ、私も私も!」

 

「じゃあ私も行こうかしら」

 

武田さんと息吹さんも同じ意見だったようで私に着いて行く事に。山崎さんと芳乃さんは特に目的がある訳ではないらしく、適当に見て回るそうだ。

 

(おっ、このモデルのグラブも入荷してたのか……。どんな感じかちょっと見てみようかな?)

 

そう思ってグラブを手に取ろうとすると誰かと手が重なった。こんな事ってフィクションの世界だけかと思ってたよ。

 

「すみません。お先にどうぞ」

 

「いえ、そちらが先に……」

 

互いに譲り合う。これもフィクションの世界でしか見られないと思ってた……。

 

「あっ……」

 

相手側の声が聞こえたので改めて見てみると……。

 

「早川朱里……」

 

そこには三森3姉妹の内の1人がいた。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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