最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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ゲスト

昨晩の一件で胸のつっかえが取れたというか、なんだかスッキリした気分である。

 

(モヤモヤするのがなくなった訳じゃないけど、これをバネにして頑張っていけばなにか掴める筈……)

 

私の気持ちを二宮が聞いたらどう思うだろうね?

 

「はーい、今日も1日頑張りましょうねー」

 

薄墨さんのオタマにフライパンな古典的攻撃にも1日で慣れてしまった私がいる。これは果たして良い事なんだろうか……。

 

顔を洗ってグラウンドに行く。

 

「合同合宿も後半戦を迎えました。あと2日、悔いのないものにしていきましょう」

 

石戸霞さんの発言に私を含めた皆がやる気を出している。特に雷轟と武田さんは張り切っていた。

 

「……今日と明日の後半戦にはゲストを招待しています」

 

ゲストという言葉に周りは騒然としている。一体どんな人がいるんだろうか……?

 

「まずは姉帯さんです」

 

「姉帯豊音だよー。新越谷の皆さんと会うのを楽しみにしてたんだー。よろしくねっ!」

 

姉帯さんはプロの2軍で活躍していて、いつ1軍に上がっても可笑しくない実力の持ち主だ。それにしても……。

 

(間近で見ると滅茶苦茶大きい……。大豪月さんや非道さん達洛山の人達も大きいけど、この人はそれよりも更に上をいく。2メートルあるんじゃないの!?)

 

そんな姉帯さんのポジションは投手。長身を活かしたストレートと緩急を付けるチェンジUPとスローカーブで去年の宮城大会と全国大会で活躍していた。

 

「お次は臼沢さんです」

 

「臼沢塞です。今日はよろしくお願いします」

 

臼沢さんは姉帯さんの投げる球を受けていた捕手。現在は捕手の勉強をする為に大学で野球をしている。さる方に推薦されて捕手に任命したのが上手くはまったとの事らしい。

 

捕手の勉強だけで大学に行く決意をした臼沢さんはとても勤勉でなんだか二宮を思い出す。ポジションに着く時はモノクルを装備しているから、その部分は非道さんっぽいけど……。

 

(こうなるとあとのゲストは姉帯さんや臼沢さんと同じ学校だった鹿倉さんや小瀬川さん辺りだろうか……?)

 

エイスリン・ウィッシュアートさんは母国に帰国して野球をしているらしいけど、今日明日来れるかわからない程の多忙らしいし……。

 

「最後は六道響さんです」

 

えっ?

 

「新越谷の皆とはもう会ってるよね……って初めましての子もいるみたいだから、改めて自己紹介!六道響だよ!永水合同合宿後半戦の責任者として来ました。よろしくね!」

 

いやいやいや、貴女シニアはどうしたんですか!?

 

「念の為に言っておくとシニアの方は物凄く優秀な子に任せているから、2日の間は大丈夫だよ!」

 

私が懸念していた事を先読みして六道さんは言った。なんで私の考えている事がわかったんだろう……?

 

「……ではここからは六道様に責任を引き継ぎますね」

 

「了解!……とは言っても基本的にはこれまでと同じ事をやってもらう事になるかな。私や豊音ちゃんと塞ちゃんは追加の指導者だと思ってね」

 

というか来てもらったのが投手1人と捕手2人ってなんかバランス悪いな……。まぁ六道さんはほぼ全てのポジションに精通しているから、1:1:1でバランスも整ってるのか。

 

「じゃあ3日目の練習……開始!!」

 

私が出来る事を全力でやっていこう。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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