二宮瑞希です。今日は1軍昇格戦の対戦相手について神童さんとマネージャーと話し合っていますが……。
「確か夏前の1軍昇格戦の相手は洛山でしたよね?」
「ああ。基本的に連続で同じ相手は選ばないから、必然的に洛山以外になるんだが……」
和奈さんのいる洛山は先程の理由で除外するとして、他に候補に挙がっているのは……。
「藤和、咲桜、梁幽館、椿峰、姫松、永水、鉄砂、SGKGK、花咲川、羽丘、月ノ森、そして新越谷……か」
普段1軍昇格戦でお世話になっている高校です。こうして見ると、東京と埼玉が多いですね。ちなみにSGKGKというのはスクール学園高校学院高等学校の略称です。
「……新越谷ですか?」
「個人的な意見を差し引いても、それが良いのかもな」
ポツリと呟いた言葉に対して、神童さんは賛成のようです。
「でもみずっち、新越谷はウチの1軍が負けたんだし、2軍が勝つのは厳しくない?」
今回の1軍昇格戦に同行してくれるマネージャーの千川風音さんです。この白糸台に一般入試で入った私と同じ中学出身で、親しい人には渾名で呼ぶ傾向があります。詳しい紹介はまた何れ……。
「確かにウチは新越谷に負けたが、あれはミュミャリャツァオビュビュンピピュプリャプピフンドシンが二宮のサイン無視をした影響がかなりデカいからな……」
ミュミャリャツァオビュビュンピピュプリャプピフンドシンというのは新井さんの新しい呼び名です。
「ミュミャリャツァオビュビュンピピュプリャプピフンドシンさんのサインミスがなければ完封すらも視野に入れていましたし、2軍でもかなりの試合展開が予想出来ます」
「う~ん。まぁ計算上だとそうなるのかな……」
風音さんも納得したようですね。
「じゃあ次の1軍昇格戦の相手は新越谷に決まりだな。当日に向けての段取りなんかは私の方でやっていこう」
「神童さんはもう引退しているのに、ここまで野球部に力を貸してくれるのですね」
「まぁ実を言うと、私はもうやるべき事が決まってるからな。あとは勉学の方を多少頑張るだけで良いんだよ。だから卒業のギリギリまでは野球部の力になりたいと思ってる」
本当に立派な人ですね……。私にとっての部長はずっとずっと神童さんなのかも知れません。口振りから察するに、プロ野球入りではなく大学進学でしょうか?
(それなら私も神童さんが行く予定の大学に進学を希望しましょうか……)
なんて想いは胸の内に秘めておきましょう。少なくとも2年以上後の話です。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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