最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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今回は姫宮高校の2人が出てきます。口調が迷子なのはきららを買っていない単行本派である私の愚行なり……!


秋の抽選会

今日は抽選会の日。夏と同じように主将と芳乃さんと私の3人が訪れる。藤井先生は学校の仕事があるらしいので、今回は主将が責任者扱いだ。

 

「またここに帰ってきたんだね……!」

 

なにその故郷みたいな物言い……?

 

「ここに来る度に緊張してくるな……」

 

「そうですね……。しかも夏とは違って新越谷の注目度が跳ね上がっていますし」

 

夏大会を制した私達は全国も優勝したのもあって凄く警戒されているに違いない。

 

「とりあえず入りましょう!」

 

「あ、ああ……」

 

覚悟を決めて入りますか……。

 

私達が中に入った瞬間に周りが騒然とし始めた。

 

「新越谷だ……!」

 

「夏大会で数多くの強豪校を打ち破って全国でも優勝を果たした高校だ……!」

 

す、凄く注目されてる……。視線が多過ぎる。

 

「ど、堂々としよう。私達は新越谷高校の一員だと!」

 

「し、主将、声が震えてますよ」

 

「朱里ちゃんもね……」

 

仕方ないじゃん。リトルシニアの時の私はこういった場所に来る事はなかったし……。

 

「怜……」

 

後ろから主将の名前を呼ぶ声が聞こえた。振り返ると……。

 

「小陽……。美月……」

 

2人の女生徒がいた。あの制服は姫宮高校の……。主将と知り合いって事は元新越谷?

 

「久し振り……だな」

 

「うん……」

 

姫宮高校の2人はどこか気まずそうな感じがする。それに釣られて主将も気まずくなっていた。

 

「……私達は席を外した方が良いですか?」

 

「……いや、大丈夫だ。ありがとう朱里」

 

積もる話もあるだろうし、私達は邪魔なんじゃないかと思ったけど、主将はむしろ私達が着いてた方が良さそうな……そんな感情が伺えた。

 

「キャプテン……」

 

「芳乃さん、私達に出来るのは主将を見守る事だよ」

 

「そう……だね」

 

あの2人は確か金子さんと吉田さん……だった筈。もしも藤原先輩がこの場にいたら主将やあの2人になにかしら気遣いが出来るかもだけど、生憎私達は高校からの付き合いだ。

 

「新越谷、全国優勝したんだよね。その、おめでとう……」

 

「ああ、ありがとう……」

 

「もしも、もしも私達が新越谷に残っていたら……。私達もその場面に立ち会えた……のかな?」

 

「どうだろうな。たらればを言っても仕方ない。小陽達が残っていたら心強くはあったけど」

 

「……私達はあの不祥事の件で耐えられなくなってこうして転校したけど、怜と理沙はそんな中でも耐えてきたんだね」

 

「まぁ私も理沙も野球部を去ろうとしてたんだ。でも後輩達が私達を必要としてくれた……。それを支えに私は新越谷のキャプテンとして頑張れた」

 

「良い……後輩達に巡り会えたんだね」

 

「私達にはもったいない自慢の後輩達だよ」

 

「怜達が羨ましいよ」

 

「2人も今の高校で良いチームメイトと出会えているんじゃないか?」

 

「怜達程じゃないかもだけど、私達にも良い仲間に出会えたよ。転校して後悔はない」

 

うんうん。良い話だけど、私達がその話を聞いて良かったのかな?GWの合宿でも主将と藤原先輩の決意も決して私が聞いて良いものかわからないし……。

 

『間もなく抽選会が始まります。各高校は整理番号の順番に並んでください』

 

「主将、そろそろ……」

 

「ああ。……今日は2人と話せて良かった」

 

「私達も……。次に会う時は敵として……!」

 

「もちろん」

 

金子さんと吉田さんは列に並びに行った。

 

(姫宮高校も強力なライバルになりそうだね……)

 

そして抽選会は行われていった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

抽選会が終わり新越谷に戻った私達はグラウンドに集合。

 

「今回のトーナメント表だよ!うちはCブロックね」

 

「1回戦は……明嬢学園?聞いた事のない学校だね」

 

「強いのかな?」

 

武田さんや雷轟の疑問も確かなもの。明嬢野球部は知ってる人は知ってる程度のものなのかな?

 

「明嬢野球部はここ数年だと2、3回戦までは勝ち進めるレベルまで成長してるよ。特筆する選手はいないけど、決して油断は出来ないね」

 

芳乃さんがわかりやすく明嬢について解説する。確かに明嬢は中堅どころの高校だね。

 

「その明嬢に勝ったら……」

 

「影森か宗陣高校の勝者……だな」

 

「もしかしたら影森と再戦するかも知れないのね……」

 

宗陣高校も全国クラスのチームだし、影森がどのような野球をするか……というのも気になるところだね。

 

(順当にいけば準決勝でまた咲桜、決勝では梁幽館か美園学院か柳大川越と再戦……か。この秋大会がどうなるのか)

 

姫宮高校とも勝ち進めば4回戦で当たるみたいだし、この秋大会は新しくなったメンバーが集う高校との再戦になりそうだ。




遥「今回は抽選会のお話でした!」

朱里「……というか再戦祭りになる予感がしてならないね。初対戦となるのは現状姫宮高校と1回戦で当たる明嬢くらいかな?」

遥「今から秋大会が楽しみだよ」

朱里「そしてお知らせ。たかとさんが執筆している球詠の二次創作である『詠深の従姉妹はホームラン打者』の小説に二宮の出演が決まりました」

遥「あれ?私達は?」

朱里「現状は二宮だけだね。理由はたかとさんがこの小説の中で1番お気に入りだから……だそうだよ」

遥「そうなんだ……。東方魔術師さんの小説でも出てたし優遇されてるなぁ……」

朱里「白糸台編でも主人公だしね。こちらの番外編……白糸台編でも向こうの小説から誰か1人出すなんて展開があったりしてね」

遥「そうなると白糸台はコラボキャラの巣窟に……?」

朱里「佐倉姉妹もコラボキャラだし、その展開になればそうなるかも」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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