最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

1251 / 1797
試合観戦へ

今日は休日で、練習も休み。理由としては明日に4回戦があるから、各々でしっかりと準備する期間だそうだ。

 

(それはそれとして今日は試合観戦にでも行こうかな?)

 

今日は梁幽館と美園学院が試合する……。しかも二宮の情報によると先発では橘が投げるとの事だ。

 

(折角だし、誰か誘って行くかな……?)

 

偵察結果を分析するなら主将や芳乃さん、山崎さん辺りを誘いたいところだけど……。

 

「あっ、朱里ちゃんだ!」

 

後ろから私に声を掛けたのは雷轟だった。

 

「こんな所でなにしてるの?」

 

「ちょっと試合を観に行こうとね……。雷轟は?」

 

「私も丁度決勝戦で当たるかも知れない梁幽館と美園学院の試合を観に行くところだったんだ~。奇遇だね!」

 

まさか雷轟と目的が被るとは……。前に偵察に行った時に味を占めたのかな?

 

「……まぁ目的が一緒なら早いところ行こうか。今日の試合は個人的に見逃せないからね」

 

「ま、待ってよ~!」

 

かつてのチームメイトである橘が先発として投げる梁幽館と、かつて川越シニアを苦戦させた守備力を持つ三森3姉妹がレギュラーとして出ている美園学院……。どちらが勝つか予測がつかないね。

 

(夏とほとんどチームが変わっていない美園学院が若干有利な気もするけど……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合会場に着くと……。

 

「おや、朱里さんと雷轟さんじゃないですか」

 

二宮がいました。何故だ!?

 

「ちなみに和奈さんといずみさんも後で合流しますよ」

 

「そ、そうなんだ……」

 

だから君達は今日試合の日では!?まぁ今更だし、私が気にする事でもないんだろうけど、なんか最近二宮達とばかり会っている気がするよ……。

 

「遅れてごめ~ん……って朱里と遥もいるじゃん。もしかして2人もはづきが投げる試合の観戦に?」

 

「まぁそんなところかな」

 

(実際のところは改めて橘が投げる球を分析しておきたいっていうのもあるけどね……!)

 

その後清本とも合流して中に入ると、そこには沢山の観客で賑わっていた。

 

(流石梁幽館と美園学院のカードだ。観に来る観客の規模が違うね)

 

まぁ私達もそれなりに顔が割れている訳だし、上の方で観戦予定だ。

 

「おっ、今からシートノックやるみたいだよ」

 

今から美園学院のシートノック。

 

 

カンッ!

 

 

ノッカーが打った打球は三遊間抜けそうな当たりだ。

 

 

バシィッ!

 

 

しかしそれを難なく捕球。あれは三森……夕香さんか。流石としか言いようがないね。

 

(稜桜の柊姉妹は左利きながらも上手く二遊間の守備をやってのけてたけど、三森3姉妹の場合はただ純粋に上手いなぁ……)

 

三つ子なだけあって連携は下手なプロ選手以上だ。梁幽館が勝つには彼女達の守備に対してどうするか……といった感じかな?

 

(逆に美園学院が勝つには橘のスクリューを上手く見分けて捉える必要がある……)

 

夏大会で私達が梁幽館に勝てたのは橘が投げる3種のスクリューから更に的を絞ってその内の1つの対策を徹底的にやって、結果上手くいっただけに過ぎない。今度当たる時は同様にはいかないだろう。

 

「あっ、始まるよ!」

 

「どっちが勝つかな~?」

 

『プレイボール!』

 

梁幽館対美園学院の試合がここに開幕した。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。