梁幽館と美園学院の激戦から翌日。今日は私達新越谷と姫宮高校が試合をする日。
(主将と藤原先輩にとっては少なからず縁がある対戦……って事みたいだけど……)
オーダーの方はどうするのかな?
「オーダーが決まったから、発表するね!」
芳乃さんが発表したオーダーは……。
1番 センター 主将
2番 セカンド 藤田さん
3番 ファースト 川原先輩
4番 ピッチャー 藤原先輩
5番 キャッチャー 山崎さん
6番 ショート 川崎さん
7番 ライト 私
8番 レフト 照屋さん
9番 サード 武田さん
……というものになった。
(中村さんがベンチスタートって何気に初めてなんじゃ……?)
オーダーに関して1年生は全員納得している。中村さんも雷轟もベンチスタートなのは納得……してるんだよね?2人共表情に出てるよ?
「ちょっ、ちょっと待って!私が先発……しかも4番で良いの!?」
反応したのは藤原先輩。今回のオーダーは私達1年生だけで決めたものだから、主将も知らない。主将も藤原先輩と動揺に驚いている。
「……今回のオーダーはこれで大丈夫です。藤原先輩の長打力はうちでは雷轟に次ぎます。その雷轟がベンチにいるという事は他に4番を務めるのは主将か藤原先輩、そして中村さんの3人……。調整の為に今回中村さんはベンチスタートで、足がチームで1番速い主将は本来1番に向いています。そうなると4番は藤原先輩が良い……と私は思いました」
「……まぁ理沙は1度4番を経験しているし、朱里の言う事も妥当なんじゃないか?」
「怜……。そうね。頑張ってみるわ」
藤原先輩も問題ないようだ。今回の試合では稜桜学園相手に突破口を開いた照屋さんが8番で起用。私も7番でスタメンとして出場する事に。
(私よりも中村さんの方が打率高いし、中村さんをスタメンに置いた方が良かったんじゃ……?)
まぁ今更気にしても仕方ないか。芳乃さんも中村さんの調整の為って言ってたし……。
4回戦以降は新越谷は全員出場。偵察もなしで、準決勝は1日で行うみたいだし、偵察部隊も必要なくなった。
(とは言え梁幽館と柳大川越の試合は見たかったなぁ……)
梁幽館と柳大川越の試合と同時にもう片方の試合も行う……という日程になっている。ハードだなぁ……。
「さて!この試合に勝てば関東大会に出場出来ます。姫宮高校は元新越谷の生徒がいますが、私達は私達の野球をしていきましょう」
『はいっ!』
藤井先生の言葉で私達はより一層気合いを入れる。11月に行われる関東大会に出場するにはこの試合に勝つ必要がある。
(主将達にとっては金子さんと吉田さんの2人が元新越谷で多少なり因縁があるだろうし、この試合は勝つと関東大会出場権を得られるから、プレッシャーが強いだろうなぁ……)
なんにせよこの試合は負けられないね……!
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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