最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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滅茶苦茶久し振りに遥視点で話を書きます。


早川朱里が不在の準決勝

雷轟遥だよ!今回は本・当に!久し振りに私視点で話をお届けするよ!

 

(今日の試合は朱里ちゃんがいないけど、朱里ちゃんの分も頑張るぞ~!)

 

「じゃあ早速今日のオーダーを発表するよ!」

 

芳乃ちゃんが準決勝……咲桜戦のオーダーを発表する。

 

 

1番 ファースト 希ちゃん

 

2番 キャッチャー 珠姫ちゃん

 

3番 ライト 光先輩

 

4番 レフト 私

 

5番 センター キャプテン

 

6番 サード 理沙先輩

 

7番 ショート 稜ちゃん

 

8番 セカンド 菫ちゃん

 

9番 ピッチャー ヨミちゃん

 

 

これが芳乃ちゃんが発表したオーダー。良かった……。今回は出場出来たよ。

 

(でも歩かされる可能性は高いって朱里ちゃんは言ってたなぁ……。本当は投手と勝負したいよ)

 

まぁそうなると私の盗塁を見せるだけだもんね!今の私は新越谷で1、2を争える走力を持ってる……って朱里ちゃんが言ってたんだから!

 

「皆、聞いてくれ」

 

キャプテンが私達を呼び止める。

 

「私達新越谷は夏大会で全国優勝を果たし、今回の秋大会も準決勝まで勝ち進む事が出来た……。私達だって成長はしているが、一重に朱里の存在が大きいように私は感じた。皆はこれにどう思う?」

 

キャプテンは私達新越谷がここまで成長出来たのは朱里ちゃんのお陰なんじゃないかと言っている。

 

(私は……。私自身が今の立場にいて、野球が楽しく思えるのは間違いなく朱里ちゃんのお陰……。でも……でも皆はどうなんだろう?)

 

私が葛藤していると1人ずつ話し始めた。

 

「私は……朱里ちゃんにお世話になったんは主に夏大会の梁幽館戦。あの時橘さんからホームラン打てたんは朱里ちゃんのお陰やと思っとう。朱里ちゃんがいなかったらあの時どうなってたか……。想像出来んよ」

 

「洛山戦で私が思い切り振れたのは間違いなく朱里のお陰ね。朱里には他にも2番がこなすべき役割なんかも教えてもらったわ。それに格上相手に対してどこか諦めていた自分に渇も入れてくれた……。朱里がいなければ私はここまで成長出来なかったと思うわ」

 

「朱里ちゃんには投手面でお世話になったわね。ジャイロボールを投げられるようになったのは朱里ちゃんが色々教えてくれたお陰だしね。投手をやる楽しさを、成長していく自分を知ったのは朱里ちゃんがいたからよ」

 

「私は朱里のお陰で左打ちっていう解答を得れたし、打率も伸びた……。朱里がいなかったら私は落ちぶれていったんじゃないかって今でも不安に思ってる……」

 

希ちゃん、菫ちゃん、理沙先輩、稜ちゃんがそれぞれ話し、一呼吸置いてまた1人ずつ話す。

 

「……私、朱里には感謝しかないわ。朱里のリトル時代の決め球だったシンカーを私の決め球に推してくれたし、ムービングファストボールっていう私だけの球も投げる事が出来た。もしも朱里がいなかったら、きっとコピーに頼りがちだったがでしょうね」

 

「朱里さんにはコンパクトにスイングする事を教えてくれました。それに外野の守備の時にも風向き等で落下点が変わったりする事なんかも……。朱里さんがいなければ私は未だに守備で足を引っ張っていたかも……知れません」

 

息吹ちゃんと白菊ちゃんが話して、次は星歌ちゃん、光先輩、文香ちゃんがまた話し始める。

 

「星歌がここにいるのは……朱里ちゃんに勇気をもらったから……。朱里ちゃんがいなかったら野球をやっていなかったよ。だから星歌が野球を続けられるのは朱里ちゃんのお陰」

 

「朱里ちゃんとの付き合いはまだ浅いけど、私が投球関連で悩んでいるところを朱里ちゃんのお陰で解決出来たんだ……。朱里ちゃんはそんな事ないって言ってたけどね」

 

「私も朱里さんとの付き合いは浅いです……。ですが外野の練習では朱里さんの動きを参考にさせてもらっています。朱里さんがいなければ私はここにいたかわかりません……」

 

そして芳乃ちゃん、珠姫ちゃん、ヨミちゃんが話す。

 

「私が本当に朱里ちゃんのお世話になったのは梁幽館戦以降かな。私がベンチ裏で悩んでいた時に……その時は希ちゃんも一緒だったけど、それからは無自覚に朱里ちゃんに頼りがちになってた……。いつの間にか依存してたんだと思う」

 

「私が二宮さんの捕手の技術が凄くって、それで自分もあんな風になれるか……って思ってたら、朱里ちゃんは『山崎さんには山崎さんの良さがある』……って肯定してくれたんだ。私はずっと悩み続けてた……」

 

「朱里ちゃんにはストレートに見せ掛けた変化球を教えてもらったよ。あれのお陰でピッチングの幅が広がったし、他にも時々朱里ちゃんにはフォームを見てもらってる……。朱里ちゃんのお陰で私も成長出来たんだ」

 

(やっぱり私だけじゃなかったんだ……。朱里ちゃんは皆に良い影響を与えてたんだよ!)

 

それでも朱里ちゃんには迷惑掛けっぱなしだよ。未だにエラーする事が多いし……。

 

「……私は、朱里ちゃんと、もっともっと、新越谷で野球がしたいよ!」

 

「遥……。そうだな。それは私……いや、私達も同じ気持ちだ。だから……この準決勝、絶対勝って決勝戦に進むぞ!!」

 

『はいっ!!』

 

私達は朱里ちゃんに顔向け出来るように、胸を張れるようにこの試合に……勝つんだ!!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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