前編は朱里視点、後編は遥視点で執筆します。
※咲桜側にオリキャラが出ます。閲覧注意。
「始まったね~。準決勝!」
「咲桜先輩としては是非とも咲桜には勝ってほしいな」
新越谷と咲桜の試合が始まる。今日は他の球場で梁幽館と柳大川越の試合をやっているみたい。どんな日程で秋大会をやっているんだろう……。
「先発は太刀川か……。中々良い球を投げる上に、新越谷からしたらデータがないに等しいから、序盤は苦戦するだろうな」
「聞いた話によると最近レギュラーに昇格したんだよね」
話によると太刀川さんは1年生らしい。捕手の人は夏大会で友沢の球を捕っていた同じく1年生の小鷹さんだ。
(夏大会の時から思っていたけど、小鷹さんは二宮と同じ分析タイプの捕手なんだよね。友沢の投げる球が圧倒的過ぎてわかり辛かったけど……)
分析タイプの捕手は三振を取るタイプの投手よりも打たせて取るタイプの投手の方がより捕手としての実力を発揮出来る。まぁ二宮は例外中の例外だけどね。
本来の二宮は投手の良さを引き出して、打者を抑えさせるタイプ……もとい三振タイプとも相性が良い(ちなみに山崎さんと洛山の非道さんも同じタイプの捕手)。それなのに本人が分析やら情報収集やらを趣味としているので、分析タイプとしても活躍出来る。要するに化物レベル。
カンッ!
先頭の中村さんは太刀川さんの球を引っ掻けてアウトとなってしまう。太刀川さんはそういうタイプの投手か……。
(こういう投手の方が存外苦戦しやすいのかもね……)
「広ちゃんの立ち上がりは良い感じだね」
「はい。今日の太刀川は調子が良いと思います」
友沢と田辺さんの会話からして太刀川さんの調子は良いらしい。
(何れにせよ私に出来るのは皆を信じる事だけ……か)
今日は雷轟も出てるし、頑張ってほしいところだね。歩かされるかもだけど……。
「亮子ちゃんの退院っていつ頃になるの?」
「関東大会の途中くらいには皆と合流出来ると思います」
関東大会開幕の咲桜に友沢がいない事がわかったけど、それを差し引いても咲桜は強い。今も皆がてこずっているから、それがよくわかる。
(咲桜も柳大川越に負けないくらい1年生が多く出場している……)
夏大会の準決勝では友沢の変化球を捕る為に小鷹さんが出場しており、この秋大会からは友沢と小鷹さん、太刀川さんの他にも3人がベンチ入りしているらしい。凄いよね。仮に私達新越谷の1年生だったら何人が咲桜のベンチに入れるのかな……?
試合に戻ると初回は太刀川さんのピッチングと咲桜の守備力によって無得点で終わってしまう。
(太刀川さんのピッチングと咲桜の守備を見て芳乃さんや藤井先生はどう思うんだろうね……)
雷轟が歩かされる事を考えるとこの試合も投手戦になるのを覚悟した方が良いだろう。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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