最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

1325 / 1797
気が付けば本編も300話目……。この小説がどこまで書けるのか、完結までの距離が掴めぬまま……。

しかしそんなの関係ない。酷評?低評価?そんなものは犬にでも食わせる。私はこの小説を楽しみにしてくれている数少ない人の為に書き続ける!


隠れた名選手

「あれ?この人って確か……」

 

武田さんが映像に写った人物に見覚えがあるのか、指摘する。まぁ何度か面識がある訳だしね。

 

「高橋友理さん。梁幽館の戦略マネージャーをやっていて、川越シニアの先輩だった人だよ」

 

「そ、そういえば夏大会の開会式の時に朱里ちゃんがそう言ってたね……」

 

「高橋さんってどういう選手なの?」

 

芳乃さんが気になるようで食い気味に聞いてくる。だから近いってば!

 

「……まぁ映像を見ていく内にわかると思うけど、先に言っておくね。高橋さんは清本にも負けていないスラッガーだよ」

 

「「ええっ!?」」

 

武田さんと山崎さんは滅茶苦茶驚いていた。そりゃ驚くよねぇ……。清本もそうだけど、初見で高橋さんがスラッガーには見えないもん。

 

芳乃さんはなんとなくわかっていたみたいで、高橋さんがスラッガーである事に特に疑問は持ってなかった。まぁ芳乃さんも分析タイプだからだろうね。

 

「シニアでは3番友沢、4番清本、そして5番に高橋さんが入って、この3人は川越シニアで歴代最強のクリーンアップとして名を残していたんだ」

 

「歴代最強のクリーンアップ……」

 

高橋さん……もとい私達の1個上が最上級生だった世代は木虎や初野もいた事から女子だけでシニア優勝を果たせたんじゃないかと言われているレベルだ。もちろん男子も実力者揃いだった。

 

(次の練習試合では高橋さんが復帰している頃合いだろうし、最大限警戒しておいた方が良さそうだね)

 

他にも打順調整や、橘のフォーム確認も兼ねての試合らしいし、梁幽館との合同練習も予定しているらしいし……。というかどちらかと言うとそっちがメインだったりするし。

 

(そして二宮にも負けない情報通である村雨の存在……。二宮よりも圧倒的にフットワークが軽いし、色々な場所に行き来していると二宮が言っていた……。梁幽館って寮生活だよね?)

 

なんでも関東大会の決勝戦が終わる前にその足であの人がいるアメリカに行ったとか……。二宮や清本とは別のベクトルで村雨も頭が可笑しい。自称忍者と言っていたのも強ち冗談でもないかも知れない……。

 

「総本塁打数もシニアでは清本に次いで多い。確か189本くらいだったかな?」

 

確かリトルシニアで合わせてそれくらいだった筈。私の知る限りだと通算で200本越えのホームランを打っているのは清本だけだ。あの140センチ女子のヤバさが改めてわかったよ……。

 

「す、凄いね。打った打球が場外まで飛んでっちゃったよ……」

 

「これが高橋さんの実力……。ミート方面では僅かに清本を上回り、肩も強い」

 

高橋さんと清本。この2人を足して2で割ると上杉さんのような能力を持つ選手が出来上がるんだろうね。スラッガーってのは規格外の集まりだよ……。

 

「……まぁ向こうはあくまでも調整のつもりみたいだし、こっちも出来る事、試してみたい事はどんどんやっていこう」

 

「うん、そうだね!」

 

映像を一通り見終わると4人でキャッチボールをする事に。

 

(年内最後の試合……。出来る事なら最高の結果を残したいね)

 

シニアの世界大会に向けて……少しでも成長したいところだ。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。