次のキューバ代表との試合に向けて私と二宮はキューバ代表の試合を観に来ている。
「しかし流石に優勝候補と騒がれるだけの実力はあるよね。アメリカ代表にも負けてない」
「そうですね。勢い……というべきでしょうか。それもアメリカ代表とは似て非なる別のものを感じます」
キューバ代表の打線は一発を出す事もあれば、繋いでいくバッティングをする事もある。台湾代表やオーストラリア代表と違って特にこの人……という選手がいない分、1人1人がそれぞれ実力を付けてきている……。わかりやすくいえば聖皇学園のような選手達だ。人体改造とかしてないよね?
『ゲームセット!!』
試合が終わればキューバ代表のコールドゲームだった。まさか4回で終わらせるとは……。
「キューバ代表は前の2試合も5回コールドで終わらせています」
「これって次に当たる私達も他人事じゃないよね?」
「その通りです。次の試合は十六夜さんを先発にぶつける予定ですが、正直厳しいものがあります」
「そうなってくると投手陣全員が力を合わせて投げ抜く……という形を取った方が良いのかな?」
「その辺りも監督と要相談ですね」
キューバ代表との試合は各々がアメリカ代表に対する対策を練るチャンスだと思っている。そして私だって……。
「二宮、この後ちょっと受けてもらっても良いかな?」
「投げ込みですか?」
「うん。私が台湾とオーストラリアを相手に投げた球が二宮の目線で通用するか見てほしい」
「……わかりました」
少し間があったのが気になるけど、二宮は了承してくれた。正直次の夏大会の事まで考えると余り二宮に手の内を見せたくないけど、世界一になる為にもそんな事は言ってられないよね。
「その前にどこかで食事にしましょうか」
「それもそうだね。でもどこで……?」
アメリカの食事処とか知らないんだよね。私ってば日本住まいの日本人だから!まぁ二宮なら持ち前の情報収集能力でアメリカの食事処すら網羅してそうだけど……。
「軽く済ませるか、ガッツリと食べるかによって行く場所が変わってきますが、朱里さんはどうしますか?」
「そうだね……軽食で良いような気がするけど、アメリカの食事ってボリュームがある印象があるんだよね」
「それは偏見な気もしますが、まぁ強ち間違ってもいないと思いますよ」
別に間違ってはいないんだ……。ある意味ではイメージ通りで良いんだね。アメリカって。
「あれ……?朱里ちゃんと瑞希ちゃん?」
ふと背後から私達を呼ぶ声が聞こえたので、振り返ると……。
「やっぱり朱里ちゃんと瑞希ちゃんだ!」
「か、風薙さん!?」
な、なんで風薙さんがアメリカに……?上杉さん達の応援?
≪彼方の知り合いですか?≫
≪日本人みたいだな≫
し、しかもクリス・ボストフ選手とジータパーラー選手まで一緒にいるし。凄い面子がこの場に集結したなぁ……。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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