≪日本代表とアメリカ代表の試合、楽しみにしてるぞ!≫
≪その前に日本代表はキューバ代表との試合がありますね。苦戦するとは思いますが、頑張ってください≫
≪もし日本代表とアメリカ代表の決勝戦が実現したら、私達3人で応援に行くからね!≫
上からボストフ選手、ジータ選手、風薙さん。3人から激励の言葉をもらってやる気が出てきた私だけど……。
「キューバ代表との試合でも朱里さんはクローザーの予定です。余程の事がない限り、早い段階での登板はないものと思ってください」
「わ、わかってるよ……」
まぁ二宮の発言によって出鼻が挫かれた。こうなっては仕方ないから、今日のところはランニングでもして帰るとしよう。
「私はもう少しこの辺りで行動します」
「何をするの?」
「少し用事があるんですよ」
二宮の用事が何かは気になるところだけど、深く詮索しない方が良いと私の中で警告を鳴らしている。
「……じゃあ私は先に宿舎へ戻るね」
「監督達には少し遅くなると伝えておいてください」
「わかったよ」
本当に、何をするつもりなんだろうか……?
(まぁ良いや。残り2試合、キューバ代表と、決勝戦で当たる可能性が高いアメリカ代表……。絶対に勝ちたいね)
世界一を勝ち取るのは……私達日本代表なんだから!
(朱里ちゃん、アメリカでも大活躍だね……)
朱里ちゃん達がシニアリーグの世界大会の舞台……アメリカに行ってから2週間近くが経過した。私達新越谷野球部は朱里ちゃん達の活躍をテレビで応援しつつ、自分達も負けられないという想いを背負って日々の練習に励んでいる。
「それにしても朱里のピッチングは凄いな……」
「そうね。台湾代表とオーストラリア代表の打者を連続三振に抑えているもの」
「テレビからでも朱里ちゃんの迫力が伝わるよね」
私も先輩達と同じ感想を抱いている。しかしそれだけじゃない。
(和奈ちゃんは敬遠球に対するアプローチが格好良かった。私もあんな風に打てたら良いな……)
胸の内にそんな想いを秘めつつ、練習をしていると……。
「皆集合!」
芳乃ちゃんから声が掛かる。
「朱里ちゃん達が挑んでいるシニアリーグの世界大会なんだけど、私達も決勝戦の応援に行こうと思うんだ」
「おおっ!アメリカに!?」
「あの野球大国に……?」
稜ちゃんと菫ちゃんからテンションが上がってくるのが伝わってくる。野球の本場だからなのかな?
「本来なら野球部総出で応援に行きたいところですが、私達も野球部の練習があります。ですので4人……早川さん達日本代表の応援に行く4人をこの場で決めたいと思います」
『よ、4人だけ!?』
「はい。その4人に加えて、私の知り合いを保護者として、合計5人で行く事になります」
皆は騒然としてるけど、先生の意見は尤もだと思う。練習があるのもそうだし、大勢で行っても席の確保が出来ているかわからないもん。それに……。
(私は……余りアメリカには行きたくないかな)
あの人に会うのが怖いから、会ったら酷い事を言いそうだから、そうなってしまうと2度と修復出来なくなっちゃうから……!
遥「久し振りの出番でテンション最高潮!」
朱里「暑苦しい……」
遥「朱里ちゃんはなんだかんだ出番が多いじゃん!」
朱里「作者曰く、私のモノローグが書きやすいって話だからね。まぁ今後もちょくちょく雷轟の出番はあると思うよ」
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
-
見たい
-
見たくない