最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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加速装置

「あの2番……。オーストラリア代表の試合よりも動きが速くなってない?」

 

「恐らくその時は動きをセーブしていたのでしょう。今の段階ですら、まだ抑えている可能性すらもありますが……」

 

「足の速さもそうだけれど、私としてはあとワンアウトでコールドになるって場面でセーフティスクイズをした事に驚きだわ」

 

「あれが三森3姉妹の名物……『加速装置』だね~」

 

「加速装置?」

 

「足の速さはもちろん、彼女達の場合は走り始めよりも段々動きが速くなってくる加速力が有名なんだよね~。私も最近知った事だけど~」

 

「……間違いなくアメリカでは見られない光景ね」

 

「それに3姉妹って言ってたから、あとの2人も今の彼女レベルの走塁をみせるって事ね。ますます日本代表と試合をするのが楽しみだわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナイスランです!」

 

「ありがと☆」

 

「で、でもなんであんな思い切った事が出来たんでしょうか?」

 

「それが朝海……というか三森3姉妹の特徴だからね。足の速さに絶対的な自信があり、それを守備にも活かしてくる」

 

金原の言うように、三森3姉妹は現高校生……いや、下手したらプロの中でもトップレベルの走力を持つ。あれよりも上となると……村雨か黒江さんくらいなのかな?

 

「……とりあえずコールドゲームにならずに済みましたね」

 

「そうだね」

 

『アウト!チェンジ!!』

 

この回で取れたのは1点。5回表終了でスコアは6対10……。残り2イニングで4点差をひっくり返せるかになってくるけど……。

 

「あと4点だね……」

 

「逆転までを考えると5点以上ですね。10点も取られた分、日本代表の打線をキューバ代表に見せ付けておきましょう」

 

『おおっ!!』

 

(彼女達を見ると、それ以上の成果をあげそうだよね。本来なら現実味がない、残りのイニングを考えると絶望的な点差なんだけど)

 

逆境に強い日本代表とはよく言ったものだよ。

 

「早川さん、このイニングからお願いしても良いかしら?」

 

なんと……。まさかの5回登板。台湾代表との試合の時も、オーストラリア代表との試合の時も、私は最終回のみ起用したクローザーだった。それが2イニング多く投げられるなんて……最高じゃん!

 

「……わかりました。任せてください」

 

肩も暖まってるし、あの2人と勝負してからは今まで以上に調子が良い。誰が相手でも負ける気がしないよ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ?早川ちゃんが出て来たね~」

 

「早い登板ね。5回からの登板なんて……」

 

「キューバ代表の打線を見れば他の日本代表の投手では抑えきれないと判断したのかも知れませんね」

 

「そうかもね」

 

(でもあの登板には、他にも意図がある気がするわね……。それが何かはわからないけれど……)

 

「決勝戦に向けて、早川さんのピッチングからは目を離しちゃ駄目よ」

 

「そうね……!」

 

「ですね。私達アメリカ代表が優勝する為には早川さんを打てるかどうか……それに掛かっていると言っても過言ではありません」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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