最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

1402 / 1797
日米決戦

朝が来た。新しい朝が。

 

「いよいよですね。準備は万全ですか?」

 

「もちろんだよ」

 

むしろ気力が充実し過ぎて早めにガス欠しそうなくらい。

 

(まぁ序盤は上杉さん相手のワンポイントらしいし、当面は上杉さんを相手に全力で投げれば良いかな)

 

同室の二宮と一緒に、部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「す、凄い客入りね。夏大会で梁幽館と戦った時を思い出してきた……」

 

「まぁ今日の歓声はその比じゃないけどね」

 

「うんうん!なんせシニアリーグの世界一が決まるからね!」

 

「芳乃ちゃんはシニアリーグの事情に詳しいの?」

 

「元々は有名所しか知らなかったけど、朱里ちゃんと遥ちゃんが入った日から色々調べたんだぁ」

 

「じゃあアメリカ代表も……?」

 

「もちろん!日本代表と戦う事もあって調べ直したよ!」

 

「それにしても毎年テレビでしか見られなかった光景が、まさか観客席で、それもこんなに良い席で観戦出来るなんて夢みたいね」

 

「そうだね。Nさんには感謝しなきゃ……」

 

「あれ?そのNさんは?」

 

「用事があるってどこかに行っちゃったよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカとの試合。私達日本代表のオーダーは昨日二宮が提示したものをそのまま採用。そしてアメリカ代表のオーダーは……。

 

 

1番 センター ミッキー・スズキ

 

2番 セカンド リンゼ・シルエスカ

 

3番 ショート ロジャー・アリア

 

4番 レフト マミ・ウエスギ

 

5番 サード ユイ・ウィラード

 

6番 ライト エルゼ・シルエスカ

 

7番 キャッチャー パトリオ・パトリシア

 

8番 ファースト ノエル・キャリントン

 

9番 ピッチャー アルヴィン・スペード

 

 

こう書かれていた。上杉さんまで向こう風の書き方なのは少し気になるけど……。

 

「アメリカ代表は打順を大きく変えてきましたね。ウィラードさんが先発じゃないのが気になるところですが、その理由も大体察する事が出来ます」

 

(私の予想が正しければ、向こうもこちらと同じ動きを取ってくる筈……)

 

「変わってないのは2番と4番だけ……」

 

2番のリンゼさんと4番の上杉さん以外は今までの試合でちょいちょい打順を弄っていた。

 

「ロジャーさんに至っては一気に3番に昇格してるね。それくらい実力が拮抗してたのかな……」

 

「元々3番にいたミッキーさんが1番……か。天職と言えばそうかもね~」

 

ちなみにミッキーさんは上杉さんと同じバリバリの日本人。ミッキーというのは彼女の渾名の事で、本名は鈴木美希さん。彼女の場合は幼い頃からずっとアメリカにいて、もちろんリトルシニアもアメリカのチームだ。

 

「こちらの先発は夜子さんになる訳ですが、上杉さん以外を相手取る場合、特にキツくなるのは1番の鈴木さん、3番のロジャーさん、5番のウィラードさんの3人になりそうです」

 

「元々夜子は打たせて取るピッチングをしてるから、朝海や夕香や亮子を中心とした守備連携が重要になってくるかもね」

 

「その辺りは瑞希ちゃんがリードでカバー出来たら良いね」

 

「なるべく手綱は握っておきますが、基本的には失投に気を配って打たせて取るピッチングをさせますよ」

 

どうやら二宮もそのつもりみたいだ。手綱を握るって表現怖っ。

 

「おっ?そろそろ整列の時間だよ」

 

「ド、ドキドキしてきた……」

 

「私達が狙うのは世界一。今から緊張していたら最後までもたないよ」

 

『プレイボール!!』

 

さて……開戦だ。絶対に世界一を勝ち取ってみせる……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。