最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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地獄の合同合宿 プロローグ

あの紅白戦から3週間程過ぎたある日。新越谷高校野球部宛に封筒が届いていた。

 

「な、なんだろうあの封筒……?」

 

「机の真ん中に添えてあるのが気になりますね」

 

「しかも心なしかあの封筒からオーラが感じられるんだけど……」

 

私、山崎さん、照屋さんが1番乗りで部室に到着して、最初に目に入ったのが机の中央に置いてあるあの茶封筒だった。

 

「ど、どうするの?」

 

「内容は気になるけど、読むのは全員が揃ってからにしようか」

 

……という訳で、皆の到着を待つ事に。その間私達はあの圧を放っている(ような気がする)封筒から目を逸らす。でもチラチラと見ちゃう。だって気になるんだもの!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「野球部宛に届いた封筒……ですか」

 

「はい。私達が部室に来た時には既に置いてありました」

 

一体誰が何の目的でこの封筒が置いてあるのか気になってしまう。特に武田さんと雷轟が読みたそうにウズウズとしていたのを私と山崎さんで制止するのは大変でした……。

 

「この場に全員揃いましたし、早速封筒を開封しましょうか」

 

「は、はい……」

 

藤井先生の指示に従い、封筒を開封して内容を読む(何故か私が読むように言われた)。

 

「えっと……?『新越谷高校の諸君を我が洛山高校の地獄の合同合宿に招待する。自信がある者、強くなりたい者、己を変えたい者、無謀者、死に急ぎたい者はこの地獄に来られたし!』って書いてあるね……」

 

「じ、地獄の合宿!?」

 

「ど、どんな内容なんだろう……」

 

そもそも後者2つはなんか可笑しいよね?死に急ぎたい人なんかいてたまるかって話だよ。

 

「非道さんや清本の話によると獄楽島ってところで練習を行うみたい。内容は毎年変わってるらしいよ」

 

「そ、それって全員参加なのか……?」

 

「いや、先着5名様って書いてる。参加する場合は書名して、洛山高校に封筒を送れば良いんだって」

 

「参加しない場合は向こうに連絡を入れれば良いみたいですね」

 

藤井先生が言うように、参加者0人でも良いみたい。まぁ地獄の合宿っての書いてあるし、好き好んで参加する人なんていないと思うけど……。

 

「折角ですので、新越谷からも参加者を募りましょうか」

 

藤井先生の発言に辺りの空気が凍り付いた。あれ?今って春だよね?

 

「一応確認を取りますが、立候補者はいますか?」

 

「ち、ちなみにどれだけキツいとかってわかりますか?」

 

「早川さんが先程言ったように、練習内容は毎年変わりますが、一昨年にあったしごきが可愛く思えるレベル……だと思ってください」

 

その発言で更に震え出す人達も出始めた。まぁしごきって聞いたらそりゃ震えるよね……。だからあくまでも自由参加な訳だけど。

 

「…………」

 

「えっ?あ、朱里ちゃん!?」

 

まぁ私は参加するけどね。今の私では沢山いるライバルに勝つのは難しくなる……と常々思っていたところだし、これを機に殻を破る必要がある。

 

(あとは生きて帰れる事を祈るばかりだ……)

 

「まずは早川さんですね。あと4人ですが、他に参加したい人は……」

 

『はいっ!!』

 

うわっ!今度は全員が挙手した!?なんでそんな急に立候補したの!?

 

「……流石にここまで多いのは予想外でしたね。では残り4人はクジ引きで決めましょうか」

 

こうして洛山主催の地獄の合同合宿がGWに開催される事となった。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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