最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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同時刻では

山崎珠姫です。社長に言われた林にヨミちゃん、光先輩、鋼さん、夢城さんの4人と、付き添いとして私と二宮さんがいる訳だけど……。

 

「待たせたね~」

 

林の方にやって来たのは非道さんだった。なんか大量の薪を抱えてる……。

 

「ふぃ~。よっこいしょっと~」

 

 

ドスンッ!

 

 

「あ、あの……その薪は……?」

 

「ん~?社長に頼まれて、君達メニューAに選ばれし者に必要なものだよ~。あとはこれね~」

 

そう言って非道さんは背中から何かを取り出した。あれは……斧!?しかも大きい……。

 

「そ、それって斧ですよね……。それを使って何をするんですか?」

 

「簡単だよ~。この斧で~」

 

 

バキッ!

 

 

「このように勢い良く一刀で薪割りをしてね~。社長が指名した4人にはこれを乗り越える素質があるからね~」

 

「ただの薪割りね」

 

「そそ~。ここにある材木を同じ要領で全部薪にしてから、さっきみたいな薪割りをしてね~」

 

そう言って非道さんは去って行った。しかし……

 

「こ、これを本当に割るの……?」

 

「そのようですね。先程の非道さんの動きを見るに、全身の筋力を使ってこの斧で薪割りをするみたいです」

 

「やり方は非道さんのを見てわかったわ。それなら私達4人は薪割りを繰り返していれば良い。それだけで特別メニューは終了よ」

 

 

バキッ!

 

 

1番最初に動いたのは夢城さん。あんなに大きい斧をなんの躊躇いもなく、材木を割り始めた。

 

「わ、私達も続くよ!」

 

「そうだね……。この中で唯一の3年生として負けられないかも……」

 

「よーし!」

 

 

バキッ!バキッ!バキッ!

 

 

す、凄い。皆が次々と薪を割っていく……。これが終われば確かに大幅な筋力アップになるかも!

 

「ペース配分はしっかりと考えてくださいね。最初に飛ばし過ぎると、後半に疲れが出ます」

 

「そ、そうだよね!自分のペースでやるのが大切だよね!」

 

「焦らずに、ゆっくりと……」

 

「でも……」

 

「…………」

 

 

バキッ!バキッ!

 

 

無言で黙々と材木を割っている夢城さんと……。

 

 

「そいっ!!」

 

 

バキッ!

 

 

変な掛け声で材木を割っているヨミちゃんを見ていると、なんだか負けられないって気分になってるかもなんだよね。光先輩と鋼さんは……。

 

「……と、とりあえず私達は自分のペースで頑張ろっか」

 

「そ、そうですね!」

 

「それが良いでしょう。ただでさえこの斧はそれなりの重量があります。非道さんは全身の筋力を使ってこの斧を振り下ろすみたいですし、タイミングを間違えば、身体を壊す事になると思います」

 

「それにあの4人と、海の方にいる5人はそれに加えて私達と同じ練習メニューもこなさなきゃだし……」

 

「海にいる5人もそうですが、彼女達がオーバーワークにならないよう、私達でよく見ておいた方が良いでしょうね。一応洛山の非道さんと黛さんが監視役も兼ねていますが、念の為に私達も監視しておきまきょう」

 

「う、うん。そうだよね……」

 

ヨミちゃん達と朱里ちゃん達……敵も味方も関係なしに、選手生命が終わらない事を祈るばかりだね……!

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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