「全員……起床っ!!」
午前4時。私達は社長の声によって起床。み、耳がキンキンする……。
「全員、起きたら顔を洗え。どうしても眠い奴は一発で眠気が吹き飛ぶ魔法の飲み物を用意してある。過剰摂取しない程度に飲んでくれ」
「洗顔が終わったら、全員昨日着た水着に着替えてね~」
社長が言ってた魔法の飲み物(エナジードリンク)……結構色々あるなぁ。ちらほらと魔法の飲み物を飲んでる中、私は一足先に着替えて準備を調える。
「準備が終わったら、早速縄登りからの、鯉のぼりをやるから、精々準備を調えておく事だな」
「これが合宿中は準備運動になるからね~」
あんなキツい準備運動があるなんて、びっくりだよね。でも洛山の人達は既に慣れているみたい……。
「全員乗ったな……?では行くぞ!」
社長と非道さんが私達をボートに乗せて、力いっぱい漕いでいる。なんともまぁシュールな光景だよ……。
ボートに乗って再び海にの真ん中に来た私達はロープにぶら下がっている人が数人……彼女達が合流組だね。その中に洛山の代表として清本やシルエスカ姉妹がいた。
「け、結構キツいですね。これ……」
「ら、洛山の人達は毎年こんな事をやってるのね……!」
「そういえば2人は合宿に参加するのは初めてだったね。合宿中は何度もやるから、今の内に慣れておいた方が良いよ」
「か、和奈が平然と言うと、説得力が半端ないわね……」
「ですね……」
ロープにぶら下がりながらそんな会話が繰り広げられていた。清本も2度目以降だから慣れているのか、平然としているけど、シルエスカ姉妹も私達に比べれば余裕がある。あの洛山の部員なだけはあるって事か……。
「早朝からこんな事をしているのは、後にも先にも私達くらいでしょうね……」
「で、でもこれが終わったら夜子の作ったご飯が食べられるし、頑張っていこうよ。朝海姉さん!」
「夕香……。そうね。私達は料理が出来ないし、夜子がいなければ、食生活が歪みそうだから、私達はここに着いて来たのよ……!」
「三森3姉妹の絆は永遠に不滅!」
……等と話している三森3姉妹の2人……朝海さんと夕香さんがいた。いや、君達そんな理由でこの合宿に来たの?まぁ安定した食生活は大事だけどね?
「そこまで!!貴様達はこれから朝食だ。食後の練習に備えてたらふく食っておけ!間違っても吐くんじゃないぞ?」
『はいっ!!』
合流した5人の内の3人……清本と朝海さん、夕香さんは一足先に泳いで朝食を食べに行った。あれって2度目以降だから泳いでるんだよね?朝海さんと夕香さんは決して夜子さんの作ったご飯が目当てで早く泳いでいる訳じゃないんだよね?確かに夜子さんの作るご飯は美味しかったけどさぁ……。
「彼女達は2度目だから、ああして泳いで島に戻っている。もしも貴様達がこの合宿に再び参加したいというM体質の持ち主だったら、次回以降はああして泳いで島に戻ってもらうぞ!」
社長は笑顔でそう言った。清本は洛山の生徒だからともかく、朝海さんと夕香さんは夜子さんのご飯を食べる為にこの合宿に参加しているM体質の持ち主に見えてしまっていた事は私の心の中にそっと仕舞っておいた……。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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