最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 秋に向けて26

『プレイボール!!』

 

試合開始です。私達白チームは後攻ですね。

 

「それじゃあ行って来るねー☆」

 

左打席にはいずみさんが……。

 

「ところでこの試合の先発は新井ちゃんなんだね~?」

 

ふと私の隣に座っている非道さんが話し掛けてきました。

 

「私達白チームの中で1番先発の適性が高いのは新井さんですからね」

 

「成程ね~」

 

(他にも2つ程新井さんを先発にした理由がありますが、この場で言う必要はないですね)

 

「今は新井さんと、新井さんの投球パターンを軽く伝えた山崎さんを見守りましょう」

 

「そうだね~。それよりも私達白チームには3人の正捕手がいるのに、スタメンには山崎ちゃんを選んだ理由が知りたいな~?」

 

非道さんは先発捕手が山崎さんである理由が知りたいようです。ここは建前の理由を言っておきましょう。

 

「私は前の試合でマスクを被りましたので、今回はお休みです。それとも……非道さんがマスクを被りたかったのですか?」

 

「う~ん。私も今回はお休みかな~?理由は多分二宮ちゃんの『本当の理由』と同じだと思うよ~?」

 

(やはり非道さんには見抜かれていましたか……)

 

それを口に出さない辺りが私がこの試合を休んでいる『本当の理由』と同じみたいですね。抜かりない人です。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「それにしても去年までの新井ちゃんは1人の外野手だったのに、今となってはあの白糸台のエースとして君臨してるんだね~」

 

「神童さん曰く、まだまだ足りない部分は多いそうです」

 

ちなみに私も神童さんと同じ事を思っていました。

 

 

ガッ……!

 

 

2球目でいずみさんは打ってきましたが、打ち上げましたね。ピッチャーフライです。

 

『アウト!』

 

「いや~、それにしても新井ちゃんのストレートは相変わらず勢いがあるよね~。大豪月さんよりかは遅いけど、ジャイロボール特有の回転数で上手く差別化が出来てるって感じがするよ~」

 

「しかも新井さんの場合は高校生投手の中では2人といないハイスピンジャイロの使い手ですからね」

 

藤原さんが一応ジャイロボールを投げますが、球速から全てにおいて新井さんの完全下位となっています。新井さんのジャイロボールは真似をしようとしても、中々出来る事ではないでしょう。

 

「これでジャイロボールを活かした変化球なんかを覚えたら、手が付けられなくなるね~」

 

「そうですね。フォークボールにカットボール、速度の差を活かすチェンジUPや敢えてのカーブ系と引き出しが広がります」

 

「良いね良いね~。あとはSFFとかスライダー系統とかね~。新井ちゃんはカスタマイズのし甲斐があるよ~」

 

しかし新井さん自身が変化球を覚えようとしないので、私と非道さんが言っている案も絵に描いた餅でしかありません。もったいないです。

 

『アウト!チェンジ!!』

 

ストレートだけでここまで抑えられる投手はそういないので、それだけに変化球を覚えようとしない新井さんが本当にもったいないです。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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