最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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地獄の合同合宿 エピローグ

刻一刻と帰還の時間が迫っている。普通ならプレッシャーを感じている筈なんだけど、今の私は凄く落ち着いている。

 

(なんか気持ちに余裕が出来てきたな……。これも地獄の合宿の成果なんだろうか?)

 

思い返して見れば、どの練習も常軌を逸したものばかりだった。確かに一昨年に新越谷の先輩達が起こした不祥事が可愛く感じるレベルかも知れない……。

 

(しかし社長は辛ければいつでも休む事を常に言っていた……。これがしごきと比べてどこか温もりを感じた理由なのかもね)

 

そんな事を思いながらも私は集中し、石を投げた。

 

 

バシャッ!バシャッ!バシャッ!バシャッ!

 

 

「20回……達成したわね」

 

「ウィラードさんもね……」

 

まぐれじゃないかを確かめる為に私とウィラードさんはもう1度水切りを行う。

 

 

バシャッ!バシャッ!バシャッ!バシャッ!

 

 

うん、まぐれじゃない。20回続くようになった。今朝方まで難航していたのが嘘みたいだよ。

 

 

ブンッ!ブンッ!ブンッ!ブンッ!

 

 

「やった……」

 

「こっちも終わったよ!」

 

「デース!!」

 

隣で大竹を振っていた3人も竹に付いている葉を全てスイングによって落としていた。薪割りの方もかなり順調に進んでるって朝食時に武田さんが言ってたし、私達に施された特別練習メニューもこれで終わりを迎えた……だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「諸君!これにて洛山主催、地獄の合同合宿を終了する!3泊4日の間ご苦労だったな!!」

 

いよいよ帰郷するんだね。生きて帰れて良かったよ……。

 

「諸君の活躍を祈っている。ただし忘れるな!この合同合宿では同じ釜の飯を食べた仲ではあるが、本来ならばそれぞれ敵同士である事をな!!」

 

そう……苦楽を共にした私達はそれぞれ埼玉、西東京、群馬、そして京都へと散り散りになって、全国大会と、それに今年は県対抗総力戦にて戦う事になる。

 

「迎えの船が来たから、それに乗るが良い!」

 

「私は泳いで大学に帰るぞ!神童も一緒にどうだ?」

 

「嫌に決まっているだろう。普通に船に乗って帰る」

 

「フン、軟弱者め。だらしないぞ!」

 

「おまえの場合は屈強と言うよりはただの馬鹿だ。頼むから、大学の連中に悪影響を与えるなよ?」

 

大豪月さんは泳いで帰るのか。この人は本当に元気だな……。神童さんも軽く受け流している辺り、似たようなやり取りに慣れているみたいだし、良い意味で神童さんも大豪月節に染まっているように見える。

 

「最後に……新越谷のスラッガー!」

 

「私ですか……?」

 

社長が雷轟に何かを耳打ちしていた。何を言ってるんだろうか?

 

「……わかりました。その時が来たら、訪れようと思います」

 

「そうしてくれ。向こうには私から口添えしておこう」

 

本当に何の話だろうか……?

 

「では諸君の検討を祈る!!」

 

社長の激励を最後に、船は出港し始めた。色々気になるけど、私が気にしても仕方ない事……だよね?

 

(辛く、キツい練習の数々だったけど、充実した合宿だった……)

 

私は、私達はこの経験を生涯忘れる事はないだろう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むむっ!今の攻撃も確定で耐えるなんて……。やっぱりそのポケモンは反則だよ!」

 

「使ってるこっちも引くレベルなんだよね。進化の輝石持ちのポリゴン2の耐久力。しかもこれでもBに努力値振ってない個体らしいし……」

 

帰りの船でポケモン対戦している事には突っ込まない方が良いんだよね?武田さんと鋼さんがそれぞれウィラードさんと二宮からSwitchを借りてるし……。

 

「二宮さんは次のシーズンはどうするつもり?」

 

「特に変わった事をするつもりはありません。いつも通りを心掛けます。ザシアン対策のポケモンをもう数匹育成するくらいでしょうか」

 

そして当の本人達はポケモン対戦について話してるし……。ポケモン対戦から始まり、ポケモン対戦で終わるのかこの合宿は……。




遥「地獄の合同合宿編はこの話で終了だよっ!」

朱里「合宿の話だけで約40話……。文字数が短いとは言え、結構続いたよね」

遥「最後にこの小説に登場した大宮さんと響さんの挿絵を乗せておくね!」

朱里「キャラ紹介で書き上げるか微妙なので、ここに2人の挿絵を貼り付けする事にしました。続編ではともかく、この小説では今後登場するかも微妙なので……」



【挿絵表示】




【挿絵表示】



遥「上が大宮さん、下が響さんだよ!」

朱里「大宮さんと響さんは作者が書いている小説の『気が付いたら女サイヤ人に転生していた件』、『気が付いたら女サイヤ人に転生していた件~超始めました~』、生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。』、『戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。』に登場するキャラだね。特に大宮さんはこれ等の作品で主人公をしているよ。ちなみにここに乗せている2人の挿絵はこの小説においての大宮さんと響さんね」

遥「唐突な宣伝!?」

朱里「しかも作者は長らくこれ等の小説を休載してるんだよね。中々複数の小説の連載を維持するのは大変だからって……」

遥「で、ではこれからも『最強のスラッガーを目指して!』をよろしくお願いします!!」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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