時系列はシニアリーグの世界大会終了直後くらいです。閲覧注意(大切な事だから2回目)!
進級前
シニアリーグの世界大会が終わってから数日。私達はもうすぐ進級するんだけど……。
「なんだか実感がないなぁ……」
「彼方先輩、それ聞くのもう3回目ですよ」
「あれ?そんなに言ったっけ?」
「でもまぁ……気持ちはわかります。それ程にこれまでの1年で色々ありましたから……」
「長かったような、短かったような……そんな感覚があります」
真深ちゃんも、ユイちゃんも、私と似たような事を思っていたみたい。特にここ数ヶ月……遠前町に訪れてからは色々あったからね。
「後輩、入ってくるかなぁ……」
「……天王寺先輩も言ってましたが、遠前高校は年々生徒入学数が減少していっています。もしかしたらもう、廃校になるかも知れないとも」
「なんだかもったいない話よね……。ここはこんなに良い町なのに」
遠前町の為に何か出来る事があれば良いんだけど、私達は子供だから出来る事は限られているだろうし……。
「……って事を真深ちゃんとユイちゃんと話してたんだよ」
「成程ね……。まぁ今年入ってくる1年生が卒業するまでは少なくとも廃校にはならないから、まだ4、5年は大丈夫だよ」
「そ、そうなの?」
今朝方話した内容を天王寺さんに話すと、そんな答えが返ってきた。
「彼方がそうだったように、私もこの町には昔に関わりがあってね。少しでもなんとか出来ないかとある程度行動はしてるんだよ」
行動……。何をしてるんだろう?
「まぁ今はそんな事はどうでも良い。遠前高校野球部がその4、5年後まで残っているかどうか……というのが重要なんだ」
「野球部?」
「夏大会が終われば私と彼方を含めて7人が引退する……。夢城姉妹も私と同じタイミングで野球部を辞めるだろうから、残るのは4人しかいない」
「ええっ!?そんなに少なくなるの!?」
由紀ちゃんと亜紀ちゃんまでもが野球部を辞めちゃうなんて……。
「それだけじゃないよ。真深とユイだって彼方が引退したと同時に野球部を辞める可能性だってある。あの2人は夢城姉妹と同じように、彼方に着いて行く形で野球部に……この町に来てるからね」
「…………」
「そうなると野球部には雫と昌しかいなくなる。2人だとキャッチボールみたいな簡単な練習くらいしか出来ないし、あの2人は勉学の方に重きを置いてるから、試合する人数がいなくなったら辞める可能性だってあるしね。そうなると野球部は自動消滅するだろう。私がこの学校で行動する前に逆戻りだ」
「な、なんとかならないかな……?」
「さてね。何人かは宛がない事もないけど、内1人は私達と同じ最上級生だ。余り期待しない方が良い」
(勝手に彼女達が来る事を決定してしまってるが、特に『彼女』は私に固執してるし、まぁ私が言いくるめば野球部に力を貸してくれるだろう……)
「むむ……!」
「まぁ今は目前の事だね。夏大会、そして県対抗総力戦……。この2つの大会で最高の結果を残す為に私達も練習しないとね」
「……そうだね」
この野球部を無くしたくないけど、でも確かに天王寺さんの言うように、大切なのは目の前の事……。遥や朱里ちゃんが私達の前に立ち塞がるかもなんだし、私も負けてはいられないよ!
彼方「今回からしばらく私達が主役だよっ!」
真深「この後書きで話す度に不安に駆られますね……。本当に私達が遥ちゃんや早川さんに代わって主役だなんて……」
ユイ「作者が折角私達の為に話を書いてくれるのだから、私達はそれに応えて活躍するまでよ」
彼方「見切り発車なのは相変わらずだけどねっ!」
真深「それと同時投稿でキャラ紹介遠前高校編がありますが……」
ユイ「彼方先輩の紹介はストーリーの進行上1番最後になります」
彼方「なんで!?」
真深「厳密には本編では紹介しきれなかったキャラもいますので、本当に1番最後……という訳じゃないですが、本編の最終回と同時に彼方先輩(+複数人)のキャラ紹介となります。彼方先輩はラスボス枠ですので……」
彼方「私悪役なの!?」
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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