最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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実戦相手を探そう!

「さて!3人に試合経験を積ませる為に、手頃な対戦相手と練習試合をする事になった」

 

「いや、手頃な対戦相手って……」

 

「天王寺がリストアップした対戦校はどこも全国ベスト8クラスのところばかり。正直無茶……」

 

天王寺さんがイーディスさん達に試合経験を積ませる為に各対戦校のリストアップしたものを見て恭子ちゃんと志乃ちゃんが呆れたような表情と、馬鹿を見るような表情をしていた。そ、そんなに無茶なのかな……?

 

(えっと?天王寺さんがリストアップした高校は……)

 

 

・清澄高校

 

・阿知賀学院

 

・新越谷高校

 

・白糸台高校

 

・浦の星学院

 

・柳川大附属川越高校

 

・洛山高校

 

・藤和高校

 

 

……うん、確かに手頃って言うには手に収まらないよね!

 

「まぁ洛山は前に試合したからリストから消して、白糸台と新越谷も現状はまだ当たりたくないからパス」

 

「じゃあなんでそこをリストアップしたん……?」

 

「まぁリストアップしたのは亜紀だからね。仕方ないね」

 

天王寺さんが洛山、白糸台、新越谷の3校に✕印を付けた。白糸台はともかく、新越谷はもしかして私がいるから、候補から消したの……?

 

「ちょっとちょっと!前に試合したって言う洛山ってのはともかく、他の2校はどうして駄目なの?」

 

イーディスさんが気になったのか、天王寺さんに質問をする。確かに私も気になるし、他の人達も気にしてるみたい。

 

「新越谷とはちゃんとした舞台で戦いたいっていう個人的な理由があるからね。まぁ他にも理由はあるけど、ここで言うような事じゃないから……」

 

(ちゃんとした舞台……。それは多分全国大会なんだよね?)

 

「じゃあ白糸台が駄目な理由は?」

 

「んー、そっちも色々あるけど、1番大きな理由としては彼女がいる事だね」

 

「彼女?」

 

「……二宮瑞希」

 

「まぁ志乃はわかるよね。瑞希のヤバいところを目の当たりにしてるから」

 

白糸台と試合したくない理由はまさかの瑞希ちゃんだった……。志乃ちゃんも過去に瑞希ちゃんと関わったから、わかったのかな?

 

「……二宮のいるチームとはやらない方が懸命。やろうものなら、私達は丸裸にされる」

 

『丸裸!?』

 

「まぁ志乃の言う事も強ち間違いじゃないのが恐ろしいところだよね。それ程厄介な相手なんだよ。瑞希は……。ユイや真深もシニアリーグの世界大会でそれはわかってるんじゃない?」

 

「それは……」

 

「そう……ですね」

 

そういえば世界大会でユイちゃんは瑞希ちゃんを敬遠していた……。理由は瑞希ちゃんに情報アドバンテージを与えたくなかったって言ってたよ。

 

「私は二宮のいるチームとは対戦したくない。全国大会に出場出来たとしても、極力当たりたくない」

 

「水鳥……」

 

志乃ちゃんがそこまで言うって相当だよね。瑞希ちゃんの異常性が際立ちそうだよ……。

 

「そ、そこまでヤバいんですか?その二宮って人は……」

 

「知らない方が幸せな事もある」

 

ロニエさんの質問に志乃ちゃんは真顔で返した。きょ、拒否反応を起こしてる……。

 

「まぁ私も正直瑞希は敵に回したくないからね~。去年の夏大会も新越谷が白糸台に勝ってくれて良かったよ。あの時は瑞希に加えて神童裕菜もいたからね」

 

「神童は神童で普通にヤバい。わかりやすく言えば風薙と同格かそれ以上」

 

「か、彼方先輩以上!?」

 

去年はアメリカにいたから、詳しい事はわからないけど、そんなに凄い投手がいたんだ……。

 

「まぁそれを言っちゃえば洛山にも大豪月っていうこれまた彼方に匹敵するレベルのヤバい投手がいたからね」

 

「な、名前からして凄そう……」

 

「その認識に間違いはないよ。当時のストレートは彼方以上だったし、今も実力を磨いている事を加味すれば、彼方以上の実力を身に付けてても可笑しくない。打撃方面も長打力だけなら真深を凌ぐしね」

 

「ま、真深以上って……。1度見てみたいかも知れないわね。真深はどう思う?」

 

「確かに……。興味深いわね。いつか会えるかしら」

 

真深ちゃんとユイちゃんにとってもその2人に会えば、大きな成長の切欠になるかも。私も会ってみたい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……話を戻して、次の練習試合の相手なんだけど」

 

「そういえばそんな話やったな。どこから脱線したんやろ……」

 

多分瑞希ちゃんの話をし始めたところからだと思うな。

 

「候補はとりあえず阿知賀、浦の星、清澄、柳大川越の4つに絞れたね」

 

「藤和には断られちゃったしね……」

 

話し合いしてる最中に天王寺さんが藤和と連絡をしてたみたいなんだけど、断られちゃったみたい。無名校だからなのかな?

 

「じゃあどことやる?」

 

「……全部よ」

 

『えっ?』

 

「全部やりましょう。あたし達の経験の為なら、1試合でも多くやった方が良いわ」

 

イーディスさんの口からとんでもない発言が飛び出した。

 

「……そうだな。私もそのつもりで動くつもりだったし、丁度良いか」

 

「ええ……。じゃあ今までの時間は何やったん……?」

 

「まぁ全くの無駄話じゃなかったし、良いんじゃない?」

 

「それじゃあ順番を決めようかね……」

 

天王寺さんがどこから用意したのか、クジ引きに使われそうな箱を用意して、ゴソゴソと引き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし!私達の最初の相手は……!」

 

『ゴクリ……!』

 

「浦の星学院だ!」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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