「さてさて、それじゃあ私が連れて来たゲストの紹介といこうかね。この9人を全員知っているのは私以外だと亜紀だけだから、1人1人軽く名乗ってくれぃ!」
天王寺さんが連れて来たゲスト9人の中にまさかボストフとジータがいるなんて思いもよらなかったよ……。
「アメリカから来ました、エリー・ジータパーラーです。よろしくお願いします」
「同じくアメリカから来たクリフ・ボストフだ。GWの間だが、よろしく頼む」
それにしてもいつの間にボストフは日本語を覚えたんだろう?天王寺さんから教わったのかな?ジータが日本語を喋れるのは知ってたけど……。
「同じくアメリカから来ました、ロジャー・アリアと申します。以後よろしくお願いします」
ジータの後釜とも言われているアリアちゃん。私自身はそんなに親交はないけど、真深ちゃんやユイちゃんとそこそこ長い付き合いだったらしい。シニアリーグの世界大会でチームメイトだったとか、同じシニアで切磋琢磨したとか……。
「六花から来ました。シルヴィア・リューネハイムです。よろしくね」
「お、同じく六花から来ました刀藤綺凛です!よろしくお願いします!」
この2人は六花から来たみたい。聞いた事はあるんだけど、詳しい事はよくわからないんだよね。六花って……。
「黒江双葉です。よろしくお願いします」
「猫神雅です!よろしくお願いします!」
「犬河詩音……です。よろしく……お願いします」
黒江さんと猫神さんと犬河さんの3人は朱里ちゃんと同じ川越シニアの子らしい。天王寺さんも川越シニア出身だから、今でもこうして交流があるのかな?
「……で、この8人に加えて私が入った9人と、真深達を抜いた遠前高校野球部で試合をする!」
『えっ!?』
「クリフ・ボストフや、エリー・ジータパーラーや、ロジャー・アリアのようなメジャー級の高校生がいるのはまだ理解出来るんやけど……。
「何人かは中学生……。大丈夫なの?」
「その心配はないさ。この8人は去年も私と夢城姉妹がいた清澄高校で試合をしてる……。連携なんかは特に問題ない筈だ。それに双葉、雅、詩音の3人は並の高校生よりも全然上手いから、ほぼ素人の集まりであるウチにとっては良い刺激になるぞ~?」
確かに……。川越シニアの選手達は男子選手も、女子選手も、高校生よりも上手いんじゃないか……って朱里ちゃんや瑞希ちゃんも言ってたし、本当に案外良い刺激になるのかも……?
「じゃあこの後は試合だ。それぞれしっかりと準備をするように!」
天王寺さんの一言で私達は身が引き締まる思いで試合に臨まなきゃいけない……という気持ちが強くなった。
「彼方と対戦する機会がもらえるとは……。これも天王寺とパイプを持ったお陰ですね」
「全くだ。それに素人連中が多いとは言え、去年のキヨスミの野球部と同等と考えると、決して私達も油断は出来ないだろう」
ジータとボストフがそれぞれ呟いた。ジータとボストフは去年も日本に来てたんだ……。もうこの2人は私の知ってる2人じゃないのかも知れないね。
「……で、どうするの?」
「えっ?」
「オーダーやオーダー。ウチ等は風薙の指示に従うように天王寺に言われてるねん」
「えっ……?えっ!?」
「この試合は風薙が仕切る事になってるって天王寺が言ってた。だから私達は風薙の指示に従う……」
聞いてないよ!ど、どうしよう……?
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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