最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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食事の時間

鯉のぼり……と呼ばれた狂気染みた練習の余韻がまだ残っているわ。これを毎日するのね……。

 

「全員落ちずにクリアするとは中々やるではないか。今日は初日だから終わりにするが、明日以降は倍以上のキツさが待っているから、それ相応の覚悟をしておけ!」

 

『はいっ!』

 

(でもチームワークは高まってきたみたいね)

 

この合宿が終わればまた敵同士になるけれど、互いに地獄の合宿を乗り越える為に一致団結する事もありそうだわ。

 

「明日からは洛山野球部の代表と個人的に来ている奴等も合流する……。力を合わせて、私の練習メニューから生き残る事だな」

 

(今言った人達の中にシルエスカ姉妹と清本さんが混じってきそうね)

 

「この後は食事と入浴、それ以降は就寝、朝は4時起床だから、疲れた人達はゆっくり休んでた方が良いよ~」

 

やはりと言うか……朝は早いのね。アメリカにいた頃は毎朝5時に起きてランニングをしていたから、それより1時間早く起床すれば良いのね。

 

「それと……練習前に呼んだ連中は食事の後でそれぞれの場所で待っておけ」

 

(いよいよ特別練習メニューが始まるのね……!)

 

メニューSの私達と、メニューUのユイと早川さんはこの海岸で待つように指示され、ヨミ達メニューAは林の方で練習をするみたい。珠姫と二宮さんはヨミ達に着いて行くと言っていたのはメニューAのヨミや、鋼さんのお付きなのかしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……で、食事の時間になった訳だけれど。

 

「わぁ……!」

 

「す、凄い豪華な食事……」

 

食卓にはカルパッチョ、ローストビーフ、ピザ、バターの掛かった稲荷寿司が多数用意されていた。

 

(私も趣味で料理をよく作るけれど、これは凄いわね。最早プロのシェフレベルだわ)

 

「これ等の料理はこの島に来ているシェフが作ってくれている。彼女に感謝するように!」

 

「……ってこれを1人で作ってるの!?」

 

「去年の秋頃から自主的にこの島に来る条件として、食事を作ってもらっているからな。私もこれ程の料理がお目にかかれるとは思わなかったが……」

 

話によると1人でこの量の料理を作っているようだ。こんな豪勢な料理……それも十数人分も作るなんて驚いたわ。作業量が半端じゃない筈……。

 

(これは1度、お目に掛かりたいわね。料理をする身として、参考にしたいもの)

 

「…………」

 

彼女がその……あれ?彼女はシニアリーグの世界大会で見た事が……?

 

「あ、あれって美園学院の三森さんじゃ……?」

 

決勝戦で先発していた三森……夜子さんね。

 

「今回もよく出来た料理だったな」

 

「これくらいは朝飯前。それに今回のは最近の中では自信作の創作料理……」

 

しかもこのレベルの料理を頻繁に作っているのね……。

 

「……ちなみに他の姉妹も来てるの?」

 

「姉さん達は明日になると洛山の人達と合流する予定……。私はシェフとして社長に呼ばれて、一足早くこの島に来た」

 

早川さんと夜子さんの話を聞く限りだと、この合宿のシェフ担当して社長からお呼ばれされているみたい。一応練習にも参加予定みたいだけれど……。

 

(私も彼女に料理を教わろうかしら……?)

 

そう思う程に、夜子さんの作る料理は完成度が高く、美味しかった。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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