最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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練習場にて

野球場に辿り着き、野球の練習が出来るとわかった途端に先程までぐったりしていた人達が水を得た魚のように、活発に練習をしていた。皆、本当に野球が好きなのね。

 

 

カンッ!

 

 

 

「セカンド!」

 

「任せて!」

 

 

 

バシッ!

 

 

(世界大会の時からわかってはいたけれど、やはり三森さん達の動きは機敏ね。三つ子の姉妹だけあって、連携能力はプロに匹敵するわ)

 

姉妹でそれぞれセカンド、ショート、センターのセンターラインを守り、更に早川さんの話によると、シニア時代で取ったアウトの9割以上は彼女達の連携のお陰だとか……。道理で洗練された動きが綺麗に出来る訳ね。

 

 

ズバンッ!

 

 

「ナイスボール!どう?薪割りの成果は出てる?」

 

「う~ん、どうだろう?まだ薪割りも始めたばっかりだしなぁ……。社長も積み重ねていく事で初めて成果が発揮されるって言ってたし、これからじゃないかな」

 

「でも着々と力が付いていってる感覚はするかも……」

 

由紀ちゃんのから聞いた話だと、特別練習メニューAの4人は薪割りをしているみたい。私達が運んできた丸太を薪割りに使用しているのかしら?

 

「待たせたな諸君。昼休憩を行った後は試合をしてもらう!」

 

『し、試合!?』

 

私達の練習を見ていた社長がそう言った。合宿の参加者だけでするのかしら?それにしては人数がギリギリのような……。

 

「試合の相手は私が携わってる社会人野球チーム……黒獅子重工が務めよう!」

 

(社会人野球チーム……。なんだかピンとこないわね。アメリカにいた頃は自分の周りの環境と、プロチームしか調べてこなかったから……)

 

もしかしたら私だって社会人チームに所属する可能性もある訳だし、これからは色々調べていきましょう。

 

「自慢をする訳ではないが、我が黒獅子重工はプロチームにも負けないように訓練されている選手揃いだ。普通に試合をすればこちらの圧勝だろう……。だがこちらからは3軍メンバーと洛山高校の代表者5人で挑む。これで戦力差はほぼなくなるだろう」

 

(凄い自信……。でもこんな練習をしていたらその黒獅子重工もとんでもない強さになっているのもわかる気がするわね)

 

「な、なんか凄い展開になってきたね……。瑞希ちゃんはどう思う?」

 

「黒獅子重工3軍メンバーの選手レベルはプロ注目の高校生と同様かそれ以上……。アメリカ帰りの上杉さんとウィラードさんがこちらの味方に付き、向こうも同様に和奈さんとシルエスカ姉妹を加入……。総戦力を計算すれば、こちら側がやや不利……と言ったところでしょう」

 

後ろでは二宮さんが黒獅子重工の総評をしていた。3軍……と聞いて少し舐められていると思っていたけれど、プロ注目レベルの選手達と同レベルなら、今の私達には丁度良いという事ね。それにしても二宮さんはなんでも知っているわね……。

 

「それでは間もなく昼休憩の時間だ……。しっかりと休み、我が黒獅子重工に臨めるようにするんだ!」

 

『はいっ!!』

 

この昼休憩の後にはいよいよ試合……。どんな試合になるのか想像が付かないわ。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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