真深ちゃん達の合宿が終わった翌日。合宿に行った3人には療養日……という事で、明日の練習試合の連絡だけしてお休み。休む事も練習の内だからね!
「それで対戦相手の……紅洋高校?って強いの?」
「んー……。去年の夏大会は初戦で海堂に負けてるし、選手レベルも中の下ってところ」
「まぁ神奈川は海堂一強みたいなとこもあるからなぁ……」
「他の高校も頑張ってはいるけど、いかんせん海堂の選手レベルが頭1つ高い」
神奈川ってかなり激戦区だって聞いたけど、さっき恭子ちゃんが言ってたように、海堂……海堂学園高校は全国大会の優勝候補でもあるからね。
「でも紅洋には1人だけかなりレベルの高い選手がいる。今年は彼女が中心になって紅洋野球部を回しているし、凄い新入部員が入ったとも聞く……。今年は海堂を越えても可笑しくないだろうね」
「そ、その選手は一体……?」
天王寺さんがそこまで高く評価している人って少数だと思うんだよね。
「川越リトルで3年間、更には横浜シニアで3年間、ずっとサードのレギュラーを守り続けた実力者で、名前は……」
「嶋田飛鳥……」
「その通り……って志乃は川越リトルにいたから、嶋田の事は知ってるんだったか」
「一応……。嶋田はリトル時代から男子選手に負けない身体能力の高さと、積極的なプレーでずっとサードを務めてた。パワー、ミート力、走力、肩の強さ、守備力、捕球力とどれを取っても高水準で、当時から1つ上の次元を常に進んでいる」
そ、そんなに凄い選手なんだ……。
「へー、そんなに凄いんだ……」
「ウチもシニア時代に何度かぶつかった事があるけど、嶋田の能力の高さは横浜シニアの中でもトップクラスやったなぁ……」
「更に高校でも結果を残していて、映像を見る限りでも他のサードよりも頭1つ抜けてるね。それにサードだけじゃなくてファースト、セカンド、ショート、外野をサードを守っている時と同じレベルでこなせる守備職人でもあるんだ。プロも注目している選手の1人だ。少なくとも高校生の中で1番上手いサードだね」
プロ注かぁ……。私は引退したらアメリカに帰るつもりだけど、私と同い年の選手達の中に何人かはプロに行くだろうし、そんな人達と勝負したいなぁ。
「まぁ紅洋が海堂を破って全国に行けるかどうかはその凄い新入部員に掛かってるとも聞くし、明日の練習試合もそれ等を確かめる為だろうし、私達はそれを迎えてやったら良いのさ」
「ここに来るんや……。こんな何にもないところに」
「向こうにも連絡は付いてるし、明日は紅洋高校に私達の実力を見せ付けてやろうか!」
『おおっ!!』
練習試合……。真深ちゃん達は合宿から帰ってすぐだし、高校生一のサードって事で、色々刺激になりそうだね!
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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