最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 秋~春へ⑩

1回表。1点先制出来たのは良いものの、後続で凡退続きとなり追加点は得られませんでした。

 

「いやー。星歌も中々良い球投げるよね~。藍とも相性バッチリだったし!」

 

「そうですね。追加点は難しそうですし、あそこで点を取れたのは僥倖でしょう」

 

「あとは取った1点を5イニング守り抜くだけだね!このはづきちゃんにお任せあれっ☆」

 

今日のはづきさんなら確かに0点に抑えられる可能性はいつもより高いでしょう。

 

(だとするなら手強い打者は和奈さんと朱里さんになりそうですね……)

 

向こうは既に攻撃準備が整っているようで、藍さんが右打席に入っています。あとの打順は……。

 

 

2番 歩美さん

 

3番 星歌さん

 

4番 和奈さん

 

5番 朱里さん

 

 

……となっています。和奈さんから朱里さんに続く形のようですね。

 

「ではお願いしますよ?はづきさん」

 

「任せてよっ!」

 

「バックにはアタシ等も付いてるんだし、打たせちゃっても良いよ☆」

 

……といういずみさんの発言にはづきさんは打たせて取るピッチングを中心にします。まぁ今日は三振を21個取っていましたし、省エネピッチでも良いでしょう。

 

 

カンッ!

 

 

(よし、当たった!)

 

藍さんは初球打ち。打球は転々と三塁線に転がっていきます。どうやら内野安打狙いのようですね。

 

「よっと……!」

 

サードに付いているいずみさんが捕球に成功。レフトを守っている時とは勝手が違うのか、少し拙いですね……。

 

(でも際どいな~。送球逸れないか不安だけど……!)

 

(いずみ先輩はサードの守備をやった事がない筈……。間に合うかしら?)

 

 

ズバンッ!

 

 

黒江さんのミットの捕球音と、藍さんの足が一塁ベースに付くタイミングがほぼ同じでした。際どい判定ですが……。

 

『セーフ!』

 

やはりセーフになりましたか……。いずみさんの捕ってからの送球がやや遅れた事によって生まれた内野安打ですね。藍さんの走塁の上手さもあるんでしょうが……。

 

「初野、ちょっと耳を貸して」

 

「はい?」

 

朱里さんが歩美さんの耳元へ何かを伝えたようです。

 

「成程……。了解しました!」

 

どうやら歩美さんも朱里さんの作戦を理解したようです。

 

(しかし不味いですね……。もしかするとこの守備陣形の弱点に気付かれてしまった可能性があります)

 

「瑞希ちゃん、どうしたの?」

 

「……なんでもありません」

 

(この打席は様子見でいきましょうか。弱点を突かれたらその時に対応すれば良いだけです)

 

大切なのは臨機応変。仮にいずみさんを狙われたら、それに合わせて守備位置を交代すれば良いだけの話です。

 

(最悪なのは点を取られた上で、ランナーが残る事ですね。そうならないように整えていきたいところです。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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