最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

170 / 1797
番外編 二宮瑞希の白糸台生活 秋~春へ⑭

二宮瑞希です。ミニゲームの結果は1対1の引き分けで終わりました。

 

「結果は引き分けだけど、お互いに熱い試合だったよ!じゃあ今日はこれで解散。後片付けは私の方でやっておくから、気を付けて帰ってね!」

 

六道さんの指示に従い、私達は帰路に着きます。

 

「ん~!終わったぁ!」

 

「お疲れ様でした。今回も中々有意義な試合でしたよ」

 

「この変則野球は新しいサブポジションの開拓に繋がるかもだから、川越シニアでは定期的にやってるもんね……」

 

これを機にいずみさんがファーストを守るようになるかも知れませんし、川口さんがセカンドを守るようになるかも知れません。それがこのミニゲームですね。 

 

「次は負けませんよ!朱里せんぱい達新越谷にも!」

 

「橘達梁幽館と当たるとしたら秋大会の決勝か……。まぁ負けないように頑張るよ」

 

「準決勝に咲桜がいるけどね……」

 

「それにそこまでの道のりも決して楽じゃないわよね……」

 

朱里さん達新越谷だけでなく埼玉県大会そのものが激戦区なので、梁幽館側も決して楽な道のりではないでしょう。 

 

「まぁとにもかくにも関東大会や春の全国大会に出場出来るように頑張るまでだよ」

 

「そうね」

 

「うん……!」

 

星歌さんも、川口さんも、このミニゲームを切欠に自信を付けてきたみたいですね。まぁその方がライバルとしても張り合いが出るというものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ……。そんな事があったんだ」

 

「色々と収穫の多い1日でした」

 

白糸台に戻って、今は鋼さんと会話中です。その時に今日あった出来事を話しています。

 

「そちらはどうでしたか?試合には勝ったと聞いていますが……」

 

試合に勝った報告は聞いていますが、私が聞いたのは試合結果だけ……。今日先発だった鋼さんの結果はまだ聞いていませんからね。

 

「えっと……。完投して、4安打1失点だったよ。終盤に捕まっちゃった感じかな……」

 

鋼さんはリード次第で結果が変わってくるタイプの投手です。少なくとも半田さんのリード通りに投げれば、最悪の結果にはならないでしょう。

 

「やっぱり瑞希ちゃんの方が調子良く投げられるって印象だったかな……」

 

「……その発言は決して半田さんの前でしてはいけませんよ?」

 

「し、しないよっ!?」

 

まぁあの人の性格上気にはしないと思いますが、良い気分ではならないでしょうからね……。

 

「それに半田さんのリードは決して悪いものではないでしょう?」

 

「半田先輩がどうというよりも、私は瑞希ちゃんともっとバッテリーを組みたいって思うの。1軍に上がったのも私のその想いが強かったからだし……」

 

「……気持ちはありがたいですが、それでは3月に行われる春の全国大会でやっていけませんよ?」

 

私はその時期になると、シニアリーグの世界大会に行っていますからね。その場合は必然的に鋼さんと半田さんのバッテリーになります。なので今の内に鋼さんと半田さんである程度の信頼関係を得なければなりません。

 

「そっか……。そうだよね。瑞希ちゃん、私頑張るよ!」

 

「はい。頑張ってください」

 

その気持ちが続く限り、鋼さんは成長し続けるでしょう。それこそプロで結果を残せるくらいには……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。