『激しい取り合いが予測されると思いますので、全ての選手を指名し終わってから競争になります』
大豪月さんですが全球団指名という事で、行方は最後に回ります。
「ぜ、全期球団指名ってそんな事があるんだね……」
「それ程に実力があり、結果を残してきた……という事なのでしょうが……」
「凄いよねー。私でもそんな風に出来そうもないもん」
3人は大豪月さんがどこの球団に入るか盛り上がっていますが、あの人がプロ野球で縛られる印象が全くないんですよね。
(それに以前神童さんと話していた大豪月さんが旋風を起こそうとしている……という発言を考えても、大豪月さんはプロ入りしないでしょう)
ドラフト会議は1人1人と続き、次は……。
『白糸台高校の渋谷尭深選手です』
「来たよ!渋谷先輩!」
「亦野先輩はパワフルズに決定しましたが、3年間コンビを組んでいた名残で渋谷先輩も亦野先輩と同じ球団に入るのでしょうか?」
「指名先次第でしょう。むしろ敵に回る可能性の方が高いと思います」
そんな話をしていると、渋谷さんの指名結果が……。
『名寄ドッグス(女子独立リーグ)1位指名、頑張パワフルズ6位指名となりました!』
「おっ?片方は亦野先輩と同じチームだよ!」
「渋谷先輩としては、亦野先輩と同じチームに所属したいでしょうね」
陽奈さんの指摘通り、渋谷さんは亦野さんの所属予定であるパワフルズに決定しました。
「亦野先輩も渋谷先輩も無事に同じチームに入れて良かったね……」
「これからも同じ球団で頑張っていけると、もっと素晴らしいでしょう」
陽奈さんが語るのはあくまでも理想論……。実際には現実が待ち受けているでしょうから、あの2人も白糸台OGとして頑張っていきたいでしょう。
『……さん。薩摩フリックス(女子独立リーグ)6位指名です!』
「こうしてみると、女子選手は大半が独立リーグ指名なんだよね……」
「それに関しては仕方がないでしょう。むしろこれが本来あるべき未来なのかも知れません」
そう思うと亦野さんも渋谷さんも、他から見るとかなりの実力を持っている事がよくわかりますね。
それからも1人、また1人と過ぎていき、いよいよ最後の選手となりました。そして最後の1人はもちろん……。
『最後は神童裕菜選手です』
「神童先輩だよっ!」
「あの人の実力を考えれば、指名されない訳がありません」
神童さんは今年の3年生の中では間違いなく1番の投手です。更に大豪月さん程ではないですが、投打躍動能力もあります。なので……。
『な、なんと大豪月選手と同じく全てのチームから指名が来ました!』
このように全球団からの指名が待っています。
(しかし私は事前に聞いていますが、これから先の事を考えれば波乱しかなさそうですね……)
これから起こる波乱に頭を痛めながらも、ドラフト会議に注目します。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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