最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 秋~春へ21

1回裏。マウンドにははづきさんが上がります。

 

「はづきちゃんだ」

 

「1回戦の時も思ったけど、マウンドに上がる様は夏よりも決まってるね~☆」

 

1回戦は完全試合を達成させたはづきさんですが、果たしてこの試合でも同じようにいくかどうか……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「嘘……。3姉妹の中でもカットに定評がある朝海が空振ったよ!?」

 

「はづきさんの投げる大きな変化のスクリューは元々空振りを狙う為のものではありますが、更に磨きが掛かってますね」

 

「朝海さんは金原にも負けてないミート力だけど、あれは打てないだろうね……」

 

2球目も空振ってストライク。そして3球目も……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

(美園学院は3姉妹の守備力で、梁幽館ははづきさんのスクリューによる三振でそれぞれ打者を打たせない……。これは投手戦になりそうですね)

 

状況は五分五分くらいですが、打てはする分梁幽館が少しだけ有利な気もしますね。

 

「さて、梁幽館の攻撃だね」

 

「4番吉川さん、5番西浦さん、6番小林さん……。3人共夏大会で下位打線を打っていた人達ですね」

 

そして3人共左打ちですか……。そういえばこの試合でも友理さんは出ていないみたいですが、完全サポートに徹するつもりなのでしょうか?

 

 

カンッ!

 

 

「セカンド!」

 

「任せて!」

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

「相変わらず動きが良いね~」

 

「夏よりも連携に磨きが掛かってるよね……」

 

「今の打球は本来ファーストに任せる範囲ですが、三森3姉妹の場合は一塁線への打球はセカンドが、三塁線への打球はショートがそれぞれ範囲内となっていますね」

 

「だから内野全般を三森3姉妹が見て、本来のファーストとサードは外野を守っているように見えてしまうって事だね……」

 

朱里さんの言うように内野の守備は三森3姉妹で事足りてしまう為に、今の美園学院はレフトとライトをそれぞれ前後列の二段構えとなっています。センターのカバーもしやすくなって、三森3姉妹の守備力と守備範囲を信頼した良いフォーメーションです。

 

 

カンッ!

 

 

「ここは私がいく」

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

「今の打球は本来ならセンター前に落ちているよね……」

 

「夜子さんが元々センターなのも相まって、センター方向の打球処理もお手のものですね」

 

「今の美園学院の守備陣形ってこれが理想形なの?」

 

「いや、こんなの三森3姉妹がいて初めて成り立つ陣形だから……」

 

あまりにも隙のない守備範囲に雷轟さんが思わず疑問に思ってしまっています。初心者に優しくない陣形ですね……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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