最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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ブラックホール?

『試合終了!第12回県対抗総力戦、今回の優勝都道府県は埼玉選抜です!!』

 

『今までの県対抗総力戦に比べて、今年は第1回以来の熱戦でしたね。素晴らしいゲームでした』

 

勝ったっていう実感が未だに出ないけど、とにかく私達が勝ったんだね!

 

「…………」

 

「お姉ちゃん!」

 

そ、そういえば雷轟と風薙さんの事があるんだった……。2人共大丈夫なのかな?

 

「……強く、なったね。遥」

 

「朱里ちゃん達がいてくれたお陰だよ!」

 

「そっか……。それならもう私がいなくても、大丈夫だね……」

 

風薙さんの様子が可笑しい……?疲れが出ているのかな?

 

「そんな事ないよ!私はいつもお姉ちゃんがいなきゃ駄目だって思ってるもん!」

 

「……こんな私を、まだ姉って思ってくれるんだね。自分勝手に、家族から離れた、家族不幸な私を……」

 

「当たり前だよ!私のお姉ちゃんは1人しか、彼方お姉ちゃんしかいないんだよっ!!」

 

「ありがとう……。それと今までごめんなさい……」

 

そう言って風薙さんはフラリと倒れてしまった。

 

「お姉ちゃん!!」

 

「「彼方先輩!!」」

 

倒れた風薙さんを雷轟、上杉さん、ウィラードさんが支える。余程限界まで投げたと見えるけど、私には安否を祈るしか出来ないね……。

 

「ベンチで休ませてあげて。今の彼女は相当疲れが溜まってるから」

 

大宮さんの指示通り、風薙さんを一塁側のベンチで風薙さんを寝かせて安静にさせる。

 

「お疲れ様。良い試合だったわ」

 

「そうだね。ナイスゲーム」

 

大宮さんと群馬選抜の監督である響さんが互いに握手をしていた。群馬選抜の監督って響さんだったんだ……。

 

「それよりも……来るわよ」

 

「そうだね……。皆、今すぐ一塁側のベンチに避難して!」

 

えっ?何?何が来るの!?

 

 

ピシッ……!

 

 

「なに……?この音?」

 

「上から聞こえるね?」

 

確かに上空から音が聞こえる……。何がなんだかわからないけど、とりあえず大宮さんの指示通りに私達は一塁側ベンチに避難。

 

「まさかこれは……!」

 

村雨がこの状況に心当たりがあるような表情を見せた。何か知ってるなら、色々教えてほしい……!

 

「イーディスと真澄は予定通り天王寺に合流しなさい」

 

「わかったわ!」

 

「未来さんはどうするの?」

 

「私は各所の騒ぎを止めてくるわ」

 

響さんがイーディスさんと、ファーストを守っていた神室さんに何やら指示を出していた。今天王寺さんって言ってたような……。あの人近くにいるの!?

 

「鈴音と有栖はこの場の指揮をお願いするわ」

 

「わかりました」

 

「未来も気を付けてね」

 

響さんは大宮さんと坂柳さんにこの場に残るように言って、ここを離れた。それに合わせてイーディスさんと神室さんも離脱。本当に何が起こってるの!?

 

「あ、あの……。今一体何が起こってるんですか?」

 

誰かがこの場に残っているほぼ全員を代表して大宮さんに尋ねた。ナイスな質問なんだよ!

 

「……口で説明するよりは上空を見てもらった方が早いね」

 

「えっ……?」

 

大宮さんに言われて上を見ると、そこには何かが空一面に広がっていた。

 

「何……あれ……」

 

「まるでブラックホールみたい……」

 

「まぁその認識で間違ってはいないね。私達はゲートって呼んでるけど……」

 

ブラックホールとか初めて見たんだけど……。実在した事に驚きだよ。

 

「だ、誰か出て来るよ!?」

 

「ユニフォームを……着ている?」

 

そんなブラックホールの中からユニフォームを着た高校生から成人男性くらいの人達が……。本当にどういう事!?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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