前回のあらすじ!県対抗総力戦で群馬選抜を下し、優勝果たした私達埼玉選抜!
しかし突如上空にブラックホールが出現!?そこから出て来たのはパッと見高校生から成人男性くらいの人達が!しかもユニフォームを着ている……?風薙さんも倒れちゃうし、何がなんだかわからない。
簡単にあらすじ解説しても何1つわからないままなんだけど……?
「まさかまた彼等が……。5年前の再来?じゃあまさか世界各地じゃ……!?」
そんな中村雨が普段ではありえないくらいに狼狽えていた。口調変わってるし……。もしかしてこの現象を知ってるの?
「……そういえば村雨さんは5年前の当事者でしたね」
「そうみたいだね。苗字も変わってるし、未来に聞くまでは私もわからなかったよ」
そして大宮さんと坂柳さんはそんな村雨の情報を集めているみたいだし、私達の混乱要素が増えていく一方だ……。
「えっと……。静華ちゃんはあのユニフォーム軍団の事を知ってるの?」
橘が村雨にブラックホールから現れた人達について尋ねていた。良い質問だよ!事情を知ってるっぽい3人以外の全員が気になってるもの!
「あの連中は……簡単に解説すると、漫画の登場人物でござるよ」
えっ?彼等が……漫画の登場人物!?
「に、にわかには信じ難い話だけど……」
「でもそう言われたら、なんとなく納得出来るかも。だってなんか見覚えがあるような気がするもん」
た、確かにそう言われれば、私も何人か見覚えがある……。じゃあ本当に漫画の登場人物って事なの!?
「有栖」
「なんでしょうか?」
「観客席にいる助っ人に声を掛けてきて」
「了解しました」
坂柳さんが観客席へと向かう。助っ人って……?
「じゃあ有栖が助っ人を呼んでいる間に、この状況を簡単に説明するね」
(とは言っても、彼女達は私達とジャジメントグループの残党達と争っている事までは言う必要がないから、あくまでも彼女達に関係がある事だけを言えば良いかな……?)
未だに戸惑っている私達に大宮さんがこの状況について説明してくれた。それを簡単に言うと……。
・突如ブラックホールが出現し、ユニフォームを着た彼等……フィクションの野球選手が現れた。
・5年前にもアメリカで同じ事があり、今回はこの西宮で起こった出来事。今世界各国ではとんでもない事が起こっているらしい。
・彼等と試合をして、勝てば彼等はブラックホールに戻り、世界の異変も解消し、世界が救われるけど、負ければ彼等はこの地に留まり、世界が大変な事になる。
これ等から要約すると……世界の運命は私達があの連中との試合に勝つかどうかに掛かっているという事だ。
「えっとぉ……。こんな事言いたくないんですけど……勝てる訳ないじゃないですかこんなの!!」
「さ、流石に無理じゃないですかね……。だって漫画の主力人物が集まっている訳ですし……」
ゴウさんと番堂さんが意義を唱えた。正直私も同意見だけど、口には決して出さない。
「でも……やるしかないんだよね。私達があのブラックホールズを倒さないと!!」
難色を示しているムードの中で雷轟が覚悟を決めたような表情でブラックホールから現れた連中を見た。ブラックホールズは直球過ぎる……。
「そうね……。無理とか関係ないわ。やるしかないのよ!」
「話によると、私達が試合に勝たないといけないのよね……?世界の平和の為にも戦わないと……!」
続けてウィラードさんと上杉さんが立ち上がる。なんかさっきまで野球してた筈なのに、急に世界の命運を託されたヒーローみたいになっちゃったよ……。
「お、お客さん帰っちゃったね……」
「ってかアタシ達も逃げないとヤバくない!?外は凄い事になってるみたいだし……」
「下手に動くのは却って危険でしょう。ある程度騒ぎが収まるまでは待機の方が良いと思います。先程までここに来ていた茜さんと六道さんが観客達の避難誘導を終わらせるまでは……」
「正直何がなんだかよくわからないんだけど……。アタシ達は最後までいた方が良いって事?」
「六道監督と朱里ちゃんのお母さんってこんな状況でも冷静だね。普通はもっとパニクっちゃうよ……」
「ここにいましたか」
「うわぁっ!?」
「うるさいですよ。いずみさん」
「理不尽!?」
「ビックリした……。た、確か埼玉選抜のマネージャーをしてた人だよね?」
「坂柳有栖です。話は後にして、今は私に着いて来てください」
「えっ?ど、どこに……?」
「察するに埼玉選抜と群馬選抜が固まっている場所でしょう。そこの方が安全だと思いますし」
「察しが良くて助かります。行きましょう」
「い、行こういずみちゃん」
「う、うん……」
(突然現れた事と言い、坂柳さんの声が瑞希とそっくりな事と言い、この状況と言い、驚く要素が増えていく……)
「戻りました」
幾分かこの状況に慣れた頃、坂柳さんが戻ってきた。二宮、清本、金原を連れて……。
「ありがとう。これでなんとか勝率は五分くらいには持っていけると思う」
「ほ、本当にあの連中と試合をするんですね……」
「割り切るしかないでござるよ。電光掲示板には向こうのオーダーが出てるでござる」
「えっ……?」
村雨に言われて、電光掲示板を見てみると……。
1番 センター ダジロウ(逆境ナイン 高田二流)
2番 セカンド クロウキ(最強!都立あおい坂高校野球部 梅宮右京)
3番 ピッチャー アスワン(アストロ球団 宇野球一)
4番 レフト ロジー(REGGIE レジー・フォスター)
5番 ファースト パライソ(Mr.FULLSWING 猿野天国)
6番 サード イワオニ(ドカベン 岩鬼正美)
7番 ショート シノビ(一球さん 真田一球)
8番 キャッチャー イヌマサ(緑山高校 犬島雅美)
9番 ライト カツトシ(H2 広田勝利)
ブラックホールズ(雷轟命名)のオーダーがズラリと並んでいた。こうして見ると凄い顔触れだよ。ほとんど知ってる野球漫画の登場人物じゃん!本当にこんな人達と試合をするの……?
遥「県対抗総力戦が終わったと思ったら、次は漫画の選手達と試合をする事に!?」
朱里「厳密にはその選手達を模した存在……らしいけどね。雷轟はあの人達が出て来る漫画はどれくらい読んでるの?」
遥「全部だよ!どれも面白いよ!」
朱里「中には作者が知らなかった漫画もあるし、これから行われる試合はどういう展開になるか予測も付かないよ。こっちのオーダーはどうするのさ……」
遥「次回、私達埼玉選抜と群馬選抜と+αであの人達と戦うよ!」
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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