ブラックホールズのオーダーを見て戦慄した私達だけど、試合するとなった以上は勝利を目指さないとね。負けたら世界の終わりが待ってる訳だし……。
「……ではオーダーを発表します」
あんな化物揃いのチームにどんなオーダーを組んできたのか。とりあえず相手投手を打てるかどうかで試合の行方は変わってくると思う……。
「……まぁ未だに状況の整理が出来てないけど、このチームの切り込み隊長役に選ばれたからには務めは果たすよ☆」
1番 レフト 金原
「微力ながらお力添えするでござる。ニンニン!」
2番 センター 村雨
「両チーム+αを合わせて50人前後いる中で私が指名されたのだから、期待に応えたいわね」
3番 ライト 上杉さん
「よーし!世界を救う為に頑張るよっ!」
4番 サード 雷轟
「き、緊張でお腹が痛くなってきた……」
5番 セカンド 清本
「私達が世界の救世主になると思うと、少しワクワクしてくるわ!」
6番 ファースト ウィラードさん
「こ、この面子に混じって私が選ばれたんだ……」
7番 ショート 金子さん
「相手の能力は未知数ですが、もしもフィクション通りの能力をしているのなら、ある程度の対処は出来るでしょう」
8番 キャッチャー 二宮
そして……。
「早川さん、先発はお願いね。6、7イニング粘ってくれたら、後続は武田さんに頼む予定だから」
「は、はい……」
「頑張ってね朱里ちゃん!」
「だ、大丈夫かな……」
9番 ピッチャー 私
(本当にフィクション達を相手に私で良いのかな……?)
風薙さんはまだ意識を取り戻していないし、一ノ瀬さんは群馬選抜との試合で消耗してる(そもそも本人のやる気がない)けど、他にも色々優秀な投手がいると思うんだよね……?
「朱里さん。私達は後攻ですので、今の内に配球の確認をしておきましょう」
「……そうだね」
私達一塁側のベンチだけど、後攻なんだね。まぁサヨナラ勝ちが狙える分後攻の方が有利だし、そもそも誰が向こうの投手を打つのかって話ではあるんだけど……。
「もうすぐ試合が始まるし、皆守備位置に付いて。向こうの連中はフィクションの人物を模したもの……つまりフィクションの偽物だけど、スペックは間違いなくそれに従っているものかそれ以上……。一瞬の油断が敗北に直結するから心して挑んでね」
『はいっ!!』
こうして私達の世界を掛けた試合は突然始まった……。
「さーて……。西宮では埼玉選抜と群馬選抜が力を合わせている頃かな?」
(5年前と同じように、ジオット・セヴェルスがそうしていたように、ジオットの意思を継ぐ者がこの先にいる筈……!)
「天王寺!」
「未来さんに合流を頼まれたから来たよ」
「イーディスに真澄か……。待ってたよ。この先に、この部屋の中に今回の騒動の黒幕がいる」
「ここに……!」
「……で?目星は付いてるの?」
「まぁね。初対面の時点でわかってたよ。ただ目的の全貌が見えてこなかったから、様子見してたんだ、だからここまで掛かっちゃったけど……」
「そうなのね……。あたしはちょっと気が引けてる。これから相手をするのって、彼女なんでしょ?」
「それは仕方ない。でもここで私達が頑張らなきゃ、ブラックホールから出た連中を相手に戦ってくれてる朱里や真深達と、各所に出現している化物達と戦ってくれてるカズやブラック達に申し訳が立たないからね」
「そうね……。うん、あたしも覚悟を決めた。行こう」
「真澄も準備は大丈夫?」
「あたしは元々未来さんの指示でここにいるしね。大丈夫よ」
「そいつは良かった。じゃあ行こうか。ジャジメントグループ残党の黒幕……矢部明美の野望を阻止に」
試合は両チーム譲らない展開を見せ、終盤戦に突入する……。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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