最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

1796 / 1797
ようやっと最終回です。まぁ続編に続く訳ですが……。

後書きに載せる予定だったオリキャラ紹介は別で同時投稿にしました。


エピローグ 最強のスラッガーを目指して!

色々あった県対抗総力戦から1年の月日が流れ、私達は3年生になった。

 

私、早川朱里はキャプテンである山崎さんのサポートをしつつ、エースを目指していた……。

 

「おーい!そろそろ帰るよー!?」

 

「ごめん。すぐ行くよ」

 

私を呼ぶチームメイト達の声が聞こえ、パパっと帰り支度を済ませて部室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部室を出た先には雷轟、武田さん、山崎さん、芳乃さん、息吹さん、中村さん、川崎さん、藤田さん、大村さん、渡辺、照屋さん、猪狩さんがいた。大所帯……っていうか3年生全員集合じゃん。

 

「それにしても月日が流れるのが早い気がするわ……」

 

「そうだね。でも忙しい日々程あっという間に過ぎるものなんだよ」

 

感慨深く呟いたのは息吹さん。確かに時の流れが滅茶苦茶早く感じるよね。まぁ3年生になってから……というか岡田先輩達が引退してからもそれなりに色々な出来事があった訳だけど、それは芳乃さんの言う通り忙しい日々程時間の流れが早く感じるのかも知れないね。

 

「…………」

 

グラウンドを歩いていると、武田さんがボーッとしている。武田さんにとってこのグラウンドは思い入れがある場所なのかな……なんて思ってしまう。

 

「ヨミちゃん?どうしたの?」

 

「ううん……。私達ってこの場所から始まったんだな……って」

 

そういえば武田さん、山崎さん、芳乃さん、息吹さんのスタートは入学式にこのグラウンドでキャッチボールをしたのが入部の切欠なんだっけ?まぁその頃はまだ野球部の活動が再開してなかったし、私と雷轟もまだ入部してなかったけど……。

 

「そこから稜ちゃんと菫ちゃんと一緒に守備練習したり、怜先輩と理沙先輩と出会って、朱里ちゃんと遥ちゃんが入って、希ちゃんと白菊ちゃんが入って野球部が本格始動して……」

 

一呼吸置いて、武田さんは続ける。

 

「夏大会を勝ち抜くに当たって朱里ちゃんと一悶着あったり……」

 

「おいおい。朱里と一悶着って何があったんだよ……」

 

「朱里が揉めるところなんて想像出来ないわ……」

 

「そ、そこは触れない方向にしてくれると助かるな……」

 

私の転校騒動云々だよね?武田さんもそうだけど、山崎さんにも迷惑掛けちゃったなぁ……。その後の事も含めて。

 

「……で、紆余曲折あったけど、夏大会は皆力を合わせて全国優勝しちゃったりね」

 

「うん……。正直優勝出来るとは思ってなかったよ」

 

色々な要因が重なった結果だからね。運が良かったとも言える。

 

「夏大会が終わって、秋大会に向けて頑張ろう……ってなってから星歌ちゃんと光先輩が入って、2学期になると文香ちゃんが転校してきて……」

 

「せ、星歌は正直役に立てたかわからないけど……」

 

「そんな事ないよ?星歌ちゃんがいなかったら……って部分もいっぱいあるよ?」

 

「あ、ありがとう……」

 

渡辺は若干自分に自信がない部分も見受けられるから、今後の野球生活でそれを取り戻せたら良いと思う。

 

「秋大会は惜しくも全国大会の出場を逃しちゃったけど、自分達の弱さが見えた……とも思ったよ」

 

これに関しては私も武田さんと同じ意見かな。自分達の野球がまだまだ上を目指せる……って事があの試合でよくわかったからね。

 

「そんな負けがあったからこそ、関東大会でも優勝出来たしね……」

 

「最終的には柳大川越にも勝ち越せたしな!」

 

関東大会が終わると、一気に冬に近付いた気がしたよね。そこからシニアリーグの世界大会もあったし……。その前に風薙さんと上杉さんと再会したり、ウィラードさんとも出会ったし……。

 

「3月には朱里ちゃん達の応援にアメリカにも行ったなぁ……」

 

「出来れば私もアメリカへ行きたかったです……」

 

「まぁジャンケンだったし、それは仕方ないわよ……」

 

そういえば応援に来てくれたのは武田さん、山崎さん、芳乃さん、息吹さんの4人だったっけ?流石に全員が行く訳にもいかなかっただろうし、練習もあるからね……。

 

「そして4月になると3人の1年生と泊ちゃんも入ってきてくれたよね」

 

「ようやく私が登場……。これまで長かった……」

 

猪狩さんも照屋さん同様に転校生だったね。ボンヤリとした様子で私達の練習を見てたんだよね……。

 

「練習試合や合宿を行っていく内に、あっという間に2度目の夏大会だね!」

 

ちなみに地獄の合宿の部分は敢えてスルーさせていただく。生きた心地がしなかったからね……。

 

「色々な相手とやったわよね」

 

「特に印象に残ってるのが親切高校かな……」

 

親切高校はあの美園学院を破る程の実力だったし、ダークホースには間違いないんだけど、エースの一ノ瀬さんが(色々な意味で)癖の強い投手だったのも印象的だ。まぁ私や渡辺はシニア時代からある程度は知ってたけど……。

 

「そんな親切高校にも勝って、全国大会出場!」

 

「……って思ってたら、初戦で遠前高校に負けちゃったのよね」

 

「まぁあそこは凄腕の選手達の集まりだったからね。ヨミちゃんの従姉妹もいたんだっけ?」

 

「真深ちゃんだよ!アメリカ一の日本人スラッガーって朱里ちゃんから聞いた時はビックリしたよ~!」

 

私も武田さんの従姉妹が上杉さんだって聞いてビックリしたよ。

 

「その上杉さんもそうだけど、何よりも遥のお姉さん……だったわよね?の風薙さんよ」

 

「お姉ちゃん?」

 

「あの人が頭1つ以上抜けてるんじゃないかって騒がれてたらしいわよ?」

 

まぁあの人はね……。アメリカで並々ならぬ練習を成し遂げた末のものだしね……。

 

「遥ちゃんと仲違いしてたって話だったけど、無事に仲直りが出来て良かったよ!」

 

「ありがとう!それもこれも朱里ちゃんのお陰だよ!」

 

「そんな事ないよ」

 

ちなみに風薙さん、上杉さん、ウィラードさんにも同じ事を言われたけど、本当にそんな事ないからね?私何もしてないもん。

 

「県対抗総力戦が終わった後も色々あったねぇ……」

 

ちなみにブラックホールズの事も割愛させていただく。大宮さんの話によれば、おいそれと世に広めて良いものじゃないらしい。世界中大騒ぎだったらしいし、当たり前だよね。

 

「それで怜先輩達が引退して、タマちゃんが新しいキャプテンになって……」

 

「私は朱里ちゃんの方が相応しいって思ってたよ」

 

「いやいやいや、そんな事ないから……」

 

二宮じゃないけど、私は裏方の方が性に合ってるよ。

 

「それからも色々あったけど、それも皆で乗り越えて……。いよいよ明日で私達も引退なんだよね……」

 

「そうだね……。私はこの3年間、人生で1番充実したよ!」

 

「だな……」

 

「ですね!」

 

「私と泊さんは途中参戦だったけど、それでも皆さんと過ごせた日々はとても楽しかったわ」

 

「私も文香と同じ……」

 

皆の想いは多少違えど、充実した高校野球生活だと思っている。もちろん私も同じだよ!

 

「……って外がかなり暗くなってるし、そろそろ帰ろっか」

 

「また明日だね!」

 

「まぁ明日で引退だけどな!」

 

「皆の進路はバラバラでも、新越谷野球部の想いは1つやけん!」

 

それぞれ帰路に付く。中村さんのその言葉はまだ聞くの早い気がするけど……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新越谷野球部部員と別れ、少女2人が残った。雷轟遥と早川朱里だ。

 

「雷轟はこうして全国優勝を果たしたチームの4番になった訳だけどさ、目指してるものにはなれたの?」

 

「……ううん。まだまだだよ。私の目指すものにきっと終わりはないの」

 

遥は朱里の方を振り返り……。

 

「私が野球そのものを引退するまでは……目指し続けるよ!例えそれが果てしない荒野のような厳しい道だったとしてもね!!」

 

「そっか……」

 

「うんっ!!」

 

少女達の野球人生はきっとまだまだ続くだろう。遥達の野球はまだまだ始まったばかりなのだ……!

 

遥の道は厳しいものになったとしても、きっとそれが遥の生き甲斐だから。それが遥の憧れた道なのだから。遥は改めて夜空に誓う。

 

「最強のスラッガーを目指して!」




遥「この話を持ちまして、『最強のスラッガーを目指して!』の本編は完結となりました!』

朱里「作者的にはやっと……って感じだよね。元々は100話前後での完結予定だったのに……」

遥「番外編とかを込み込みでも100話って1年目の全国出場が決まった直後くらいだよね?」

朱里「まぁこれくらいで完結でも良かったんだろうけど、それだと打ち切りっぽくなっちゃうから、続投したんだよね……」

遥「それからも作者が(ない)知恵を絞って生み出したのが原作を追い越すって展開だったんだね!」

朱里「原作で言うところの柳大川越戦に勝利した時点で原作は越えている訳なんだけどね……。本来なら10人くらいに抑えようとしたオリキャラが出るわ出るわで、グダグダと引っ張った結果が……」

遥「この話と同時投稿してるキャラ紹介も含めて全803話になったよ!」

朱里「なんと8倍強……。しかもこれ続編に続くんでしょ?今3話くらい挙がってる……」

遥「作者曰く終わりの見えない投稿だから、1000話どころか、2000話も夢じゃないね!!」

朱里「1日1話投稿するとしても、6年以上とか作者が死んじゃうよ……」

遥「だからモチベーションがあっても月1投稿なんだって」

朱里「……まぁそれもこれもこの小説を応援してくださった人達のお陰だよね。内2人はコラボもさせてくれた訳だし」

遥「コラボを快く引き受けてくださった東方魔術師さんとたかとさんを始め、お気に入り登録をしてくださった110人(この小説投稿時点)の方々、本当にありがとうございました!!」

朱里「何人かは感想をくれたり、球詠の二次創作を書いている人だから、その人達のコメントや小説を見て、作者のモチベーションにもなったしね」

遥「こんなところで終わって『それぞれの進路はどうなったの?』とか、『オリキャラ紹介でこのキャラ紹介してなくない?』とかの質問は個人メッセージで受け付けるよ!」

朱里「一応続編の方で触れる事になってるけど、メッセージに来た質問を簡単に答えるよ」

遥「この小説は今日を持ってして本編完結となりますが、番外編の投稿も時々しますので、その時はまた見ていってください!!」

朱里「2020年7月27日から2022年9月7日までの773日に渡ってこの小説は完結とさせていただきます」

遥「ありがとうございました!続編である『最高の選手を目指して!』も読んでいってくださいね!」

朱里「最後まで宣伝を忘れない……」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。