香菜「と、飛び過ぎなんじゃ……」
瑞希「本来ならクリスマス過ぎまで飛ばしても良いんですけどね。その辺りは作者の匙加減です」
香菜「そうなんだ……」
二宮瑞希です。最近冷え込んできました。
「気温の変化が目まぐるしいね……。急に寒くなってきたもん」
「そうね……」
今は関東大会の期間中で、私達白糸台は先程決勝戦へと駒を進めました。
「動けば暖かくなってくるよ!」
「それはそうなのだけど、身体が暖まっているのは先程の試合で完全試合を決めた新井先輩くらいなのよ……?」
日葵さんの発言に陽奈さんは完璧な答えで返しました。あの聖皇学園を相手に完全試合を決めた新井さんは身体的にも、精神的にもかなり暖まっているでしょう。
「ま、まぁまぁ。それはこの後の練習で暖まったら良いんじゃないかな……?」
「……そうですね。早く着替えて白糸台に戻りましょう」
「私は風の子なのでCHARAヘッチャラデース!」
バンガードさんはこのくらいの気温は平気のようです。まぁなんとかは風邪を引かないとも言いますしね。
ちなみに私達白糸台は練習設備の都合上試合日の度に白糸台と球場を往復している訳ですが、本来なら球場近くの宿泊施設に泊まる必要があります。
「瑞希ちゃんはやっぱり新越谷の試合を観に行くの?」
「それが監督の指令ですからね」
まぁ指令がなくとも、私自身がお願いしていたでしょうが……。
「あれ?瑞希ちゃんは?」
「もう観客席に行っちゃったよ」
「ミズキさんは広報部隊の一員かも知れないデスネ!」
「二宮さんですので、決して大袈裟とは思えないですね……」
観客席に到着です。試合が終わってすぐに来たので、新越谷の面々は凄く驚いていましたね。
そんな新越谷に梁幽館の先発投手である吉川さんの傾向を伝えて、新越谷野球部は試合へと向かいました。
「さて……。偵察用のビデオカメラも設置しましたし、あとは試合開始を待つだけですね」
新越谷の試合観戦にはいつも和奈さんといずみさんがいましたが、今回は私1人です。
「すまない。隣良いか?」
……と思っていましたが、梁幽館野球部を引退した中田さんと陽さんがこちらにやってきました。
「構いませんよ。どうぞ」
知らない仲ではないので、一緒に観戦する事を許容します。何かスッポリと収まった感じがしますね……。
「では失礼する……」
「今日は梁幽館の応援に来たのですか?」
「ああ。彼女達には是非とも新越谷にリベンジしてほしいところだが……」
「新越谷もあれからかなり強くなってるし、特にあの4番は要警戒が必要……」
中田さんと陽さんにとっても新越谷は因縁深い相手……。特に武田さんや朱里さんには強い意識を持っていそうですね。
「勝利の事を考えるのなら歩かせるべきだが、バッテリーもただ歩かせるだけ……だと何も得られないだろう。来年の夏以降も当たる事を考えたら雷轟を抑えられる手段はほしい」
(プロに指名された中田さんと陽さんにここまで言わせるとは流石……というべきなんでしょうね)
「私達白糸台の勝利の為にも、この試合で得られるものがあれば良いのですが……」
私は私の目的の為にこの試合観戦のデータを得ましょうか。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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