最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 秋~春へ32

試合は3回表。この回は9番から始まりますが……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ボール!フォアボール!!』

 

四球で歩かせてしまいます。中々の選球眼ですね。

 

「さーて。2打席連続でホームラン狙っちゃおうかな~?」

 

はづきさんが勢い良くスイングして打席に入ります。

 

「新越谷としては武田の決め球をホームランにした橘はかなり警戒しているだろうな」

 

「実際に武田さんのナックルスライダーをあそこまで完璧に捉えたのははづきさんが初めてですからね」

 

(まぁその心理を利用した動きをはづきさんはしてくるでしょう)

 

ノーアウト一塁ですし、一応送りバントが視野に入ります。しかしはづきさんが夏大会の陽さんと同様にバントをしてこないと決め打っている可能性もあるでしょう。

 

 

コンッ。

 

 

「初球からバントか……!」

 

「しかもはづきの動きを見るにセーフティバント……」

 

この打席は初球から仕掛けてきましたね。前の打席でホームランを打っているのが響いています。

 

『セーフ!』

 

一塁も二塁もセーフ。ノーアウト一塁・二塁とピンチを広げてしまいます。

 

「中々思い切った行動をしましたね。少なくとも栗田さんからは出ないであろうセーフティバントです」

 

「監督もこの場面なら本来は送りバント……」

 

自由にやらせている選手以外だと確実に送りバントでしょう。ワンアウトからのバントも多いので、もらえるアウトは確実にもらっていきたい新越谷としてはラッキーな方針ですね。

 

「バント自体は新越谷も読めていた……。橘が1打席目にホームランを打った事が効いているな」

 

「はづきさんもそれを狙ってのセーフティバントだったと思いますよ。はづきさんの、今日の梁幽館の狙いはチャンスの場面で確実に彼女に回す事を目的にしているでしょう」

 

「目的……」

 

「対武田さんの相性が良く、今日4番に入っている西浦さんが今の新越谷にとっての鬼門となります」

 

夏大会では武田さんを相手に当たりに当たっていました。今日の梁幽館は対新越谷にもある程度対応したオーダーになっていますね。或いは夏のリベンジの為でしょうか……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

試合展開は2番が送りバント、3番が三振となり、ツーアウト二塁・三塁となっています。そして4番には西浦さんが入ります。

 

(西浦さんを4番に置いた理由もきっと武田さん対策でしょう)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

今の武田さんからは西浦さんへの苦手意識は感じられませんし、この調子でいけば間違いなく抑え切れるでしょう。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

ピンチを凌ぎ切りましたね。あとは同点……或いは逆転するだけですよ?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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