最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 秋~春へ48

二宮瑞希です。関東大会は新越谷の優勝で幕を閉じました。

 

「1年生諸君、今日の試合はお疲れ様。結果は残念だったが、各々が次にどうすれば良いのかが見付かった事だろう……。それぞれの課題を胸に、春大会に向けて練習に励んでくれ!」

 

『はいっ!!』

 

(特に春大会は二宮がいないからなぁ……。十文字のような選手もいないし、二宮がやっていた仕事については私達で手分けしてやるしかないか……)

 

私の課題は2つの意味で朱里さんの球種把握ですね。

 

「負けちゃった……」

 

「早川さんの球が1打席目よりも2打席目、1球目よりも2球目と段々進化している……そんなイメージが浮かびました」

 

主要メンバーによる追加の反省会です。まぁ朱里さんの球についてどうこう……という内容のようですが。 

 

「確かにな。仮に私や大星が代打で出たとしても打てるかと聞かれれば恐らく無理だっただろう」

 

「えぇ~!?そうかな~?」

 

夏でも新井さんと大星さんは朱里さんに苦戦していましたし、朱里さんの成長具合も考えると、新井さんの推測は概ね正しいでしょう。

 

「……その推測は間違っていないと思います。6回の私に投げた最後の1球から朱里さんの投げたストレートに見せ掛けた変化球はこれまでよりも球速やキレが上昇していました。それに織り混ぜて投げたSFFとフォークはそれ等と相性が抜群でしたね」

 

ナックルカーブを投げたのは私へのあの1球だけですし、フォークとSFFの見分けが遅れたのも敗因の1つでしょう。

 

「早川さん、凄かった……。私にもあんな投球が出来るかな?」

 

「鋼さんは鋼さんです。朱里さんのようにはならなくても良いんですよ」

 

「瑞希ちゃん……」

 

「貴女の持ち味を最大限活かせるように私の方でも考えておきますので、鋼さんも頑張ってください」

 

そもそも朱里さんと鋼さんでは球種が全然違います。鋼さんは朱里さんよりもはづきさんの方が選手タイプとしては近いでしょう。野球センスも含めて……。

 

「うん……うん!私もいっぱいいっぱい頑張るよ!」

 

「良い話デス!」

 

「おまえが占めるのか……」

 

(今回の鋼さんの投球内容自体は良かったですし、朱里さんの進化も把握出来ました。朱里さんの球を打った7番と8番の人達は1軍に昇格しても良さそうですね。そして朱里さんが6回以降に見せたピッチングが今後常に出来るようになるか……それ次第でシニアの世界大会で優勝出来るかが変わってきます)

 

まずはシニアリーグの世界大会に向けて……。情報収集を開始しましょう。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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