最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 秋~春へ54

二宮瑞希です。河川敷で風薙さんとウィラードさんに出逢い、バッセンに赴くと上杉さんと雷轟さんに出逢い、その流れで上杉さんの従姉妹だという武田さんの家にお邪魔しています。

 

(話の流れで上杉さんが相当朱里さんを意識しているのがわかりましたね)

 

「……真深ちゃんと朱里ちゃんって中学1年の時にその、リトルリーグの世界大会で対決したんだよね?」

 

「ええ。3打席対戦して、結果は私の全敗……。かつてない悔しさを覚えたわ」

 

上杉さんはアメリカのシニア内では無類の強さを持っていたそうです。そんな中で朱里さんの登場……。井の中の蛙……とまではいかずとも、世界の広さを実現した事でしょう。

 

「……上杉さんは、朱里さんの投げた球の正体に気付いていますか?」

 

「当時は全くわからなかったわ。ストレートにしては可笑しい……とは思っていたけれど、確信には至らなかった。……でも今は違う。あの人と出会って、話を聞いて、あの人が似た球を投げているのを見て、私の中でピースがはまっていく感じがしたの」

 

当時から朱里さんを攻略しようと躍起になっていたみたいですね。並の打者なら朱里さんの投げるストレートに見せた変化球に対してなす術なく絶望していくのですが、上杉さんの場合はやられればやられる程に次は打つ……という気持ちが強くなっていくようです。

 

「そうですか……。聞きたい事が聞けて良かったです」

 

もう上杉さんには朱里さんのストレートに見せた変化球は通用しないと見て良いですね。見せ球には使えそうですが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから話が続き、世界大会繋がりでふと思い出した話題を出す事に……。

 

「そういえばシニアリーグの世界大会運営から通知が今日来ていましたね」

 

私が口に出すと、朱里さんは思い出したかのように通知が書かれている封筒を取り出しました。

 

「持ってきたのですか?」

 

「うん……。私と二宮はもちろん、上杉さんにも多分関係すると思うからね」

 

用意周到ですね。

 

「私は既に目を通しましたが、上杉さんの方は?」

 

「まだ見ていないわね。早川さん、良かったら見せてもらっても良いかしら?」

 

「構わないよ」

 

上杉さんはまだ目を通していないので、朱里さんに見せてもらう事に。ちなみに簡単に概要をまとめると……。

 

 

『今年のシニアリーグの世界大会は男子も、女子も、優秀な選手達が揃っていて甲乙付けがたいので、男女別で行う事を決定した。各国男子20人、女子20人とチームを分けて、励んでください』

 

 

……といった感じです。今年から男女別で行われるみたいですね。

 

「今年は男女別で別れるのね……」

 

「あれ?じゃあ今までは男女混合だったの?」

 

上杉さんの呟きに疑問符を抱いたのは武田さんです。去年までは男女混合だったのですよ? 

 

「そうですね。まぁ男子とは別に女子選手にも段々と優秀な選手が揃ってきている事はわかっていましたが、運営も大胆な事をしました」

 

他にも男女混合だと色々な問題が起こりかねない……という理由もありそうですが……。

 

(何にせよ世界大会で優勝するには、朱里さんをどのように起用するか……。それに掛かっていると言っても過言ではありませんね)

 

先発ローテーションに入れるか、抑え投手として活用するか……。その辺りは日本代表の監督と要相談でしょう。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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