最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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メリークリスマス(2度目)!


番外編 メリークリスマス!

今日はクリスマスイブ。梁幽館との練習試合の後に、金原主宰で二宮の家にてクリスマスパーティーをする事になった。

 

まぁクリスマスパーティーと言ってもプレゼントを用意した訳じゃないので、普通に二宮の家に遊びに来て、ドンチャン騒ぎするだけらしい。

 

「ホラホラ暗いよ朱里?折角瑞希の家に来たんだし、クリスマスだし、もっとテンションを上げていかなきゃ♪」

 

「そうですよ朱里せんぱい!今日は皆で盛り上がりましょうよ!」

 

ちなみに面子は家主である二宮、主催者の金原、清本、橘、そして私の5人。これクリスマスパーティーというよりは川越シニアの同窓会だな……。

 

「食事の用意が出来ましたよ」

 

「飲み物も持って来たよ」

 

二宮と清本がクリスマスパーティーにちなんだ食事の用意を持って来た。内容はターキーにケーキといった如何にもクリスマス……なものだ。あとはポテトやらサラダやら。

 

「おー!良いねぇ♪」

 

「今日はワンナイトカーニバルだね!」

 

金原と橘はテンションが高いなぁ……。今日の練習はかなりハードなものだったのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事もそこそこに私はトイレを済まそうと、二宮にトイレの場所を聞いて用を済ませる。すると1つの部屋が目に入った。

 

(ん?開けっ放しの部屋……?)

 

「どしたの朱里?」

 

隣には私の前に用を済ませた金原が。

 

「いや、開けっ放しの部屋が目に入っただけだよ。早く3人のところに戻ろう」

 

「ん~?あれって……もしかして瑞希の部屋?」

 

二宮の部屋ねぇ……。

 

「どんな部屋かな……。ちょっと見てみようか♪」

 

「えっ?止めといた方が良いんじゃ……」

 

「大丈夫大丈夫!ちょっと覗くだけだから☆」

 

「いやいや、人の部屋を勝手に……」

 

「だって朱里も気になるでしょ?瑞希の部屋」

 

「まぁ気にならないと言ったら嘘になるかも知れないけど……」

 

なんか禁忌に触れようとしてるもん。怖いよ……。

 

「というか金原は二宮の部屋は見た事ないの?」

 

「ないよ~。瑞希の家に来るのも初めて。はづきも初めてだって言ってたし、和奈以外は行った事ないよ。朱里も初めてなんでしょ?」

 

「そうなるね」

 

まぁ清本は二宮の幼馴染だから頻繁に家で遊んでいるのは想像が出来るけど、コミュニケーション能力が高い金原と橘が二宮の家に行った事がないのは少し意外だったかも……。

 

「じゃあご開帳~♪」

 

(に、二宮の部屋……。何があるんだろうか?)

 

好奇心には勝てず、金原を止めきれず、二宮の部屋を覗く事に。

 

「「これは……!」」

 

私と金原の目に映ったのは数台のパソコンと、壁にびっしりと張られている紙だった。目のやり場がわからず、紙の内容に目が行く。

 

「これって……シニア時代の敵チームのデータ?」

 

「強豪シニアから、聞いた事のない名前のシニアまで選手データが細かく書かれてる……」

 

それだけではなく、私達川越シニアの選手データが書かれた紙も張られていた。

 

初野、木虎、友沢、清本、橘、金原、そして私等々……。日付を見ると、3月のものになっていた。私達が散り散りになる事を見越して、データを細かく収集して確認してから、二宮は白糸台に行った訳か……。

 

「……何をしているのですか?」

 

「「うわぁっ!?」」

 

背後から二宮の声が。び、びっくりした……。

 

「びっくりした……。急に声を掛けるのは止めてよ。ビビるじゃん!」

 

「そもそも人の部屋に無断で入ろうとしているのが悪いのではないですか?」

 

「まぁ言ってる事は正論だね。申し訳ない」

 

「それに関してはゴメンね?好奇心が働いてさ~」

 

「そんないずみさんと朱里さんには『好奇心は猫を殺す』という諺を授けますね」

 

その言葉を皮切りに私と金原は二宮の『無表情お説教』をくらいました。無表情だから、無駄に怖いんだよね……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?朱里ちゃんといずみちゃんはどこに行ってたの?」

 

「ちょっとお手洗いのつもりだったんだけどね……」

 

最終的に一緒になった私も悪いんだけどさ?とばっちりだよね?本当に酷い目に合った……。

 

「……って何それ?アルバム?」

 

「瑞希ちゃんと和奈ちゃんが幼稚園くらいの時ですよ!」

 

「どれどれ……?」

 

「おお~!和奈も瑞希も可愛いじゃん☆」

 

「私も和奈さんもこの頃は若いですね」

 

いくつだよ君達……。

 

「というかこの頃の瑞希ちゃんって明るくて活発だったんだ?私が初めて会った時には既に今の瑞希ちゃんだから、ちょっと意外……」

 

「あっ!それアタシも思ってた!」

 

「若気の至りですね」

 

だからいくつだよ……。まぁ幼稚園の頃と同じじゃないけど、今の二宮もある意味では活発だよね。

 

(しかし幼稚園のままのハイライトもちゃんとある二宮の状態で高校生まで成長したらどうなるのだろうか……?)

 

在りし日(幼稚園年少)の二宮が高校生になると……こんな感じ?

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

……ないな。ないない。違和感しかない。誰だこれ。

 

(多分それは私が今の二宮しか知らないからだろうとは思うんだけど……)

 

もしも清本みたいに幼き二宮を知ってたら、また違ってたんだろうね。

 

「……朱里さん?」

 

「なんでもないよ」

 

まぁ折角のクリスマスだし、今はこの宴を楽しみますかね。




続くかも?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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