最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

220 / 1797
番外編 二宮瑞希の白糸台生活 世界大会編⑥

二宮瑞希です。いよいよ私達日本代表の初戦が始まろうとしています。

 

「さて……。世界一になる為の第1歩。まずは台湾を屠りましょうか」

 

『はいっ!!』

 

中々に血気盛んですね。まぁそれくらいの勢いがなければ勝てないのかも知れません。

 

 

1番 レフト いずみさん

 

2番 センター 三森朝海さん

 

3番 キャッチャー 高橋さん

 

4番 サード 和奈さん

 

5番 ファースト 綾瀬さん

 

6番 ショート 帯島さん

 

7番 セカンド 歩美さん

 

8番 ライト 雨取さん

 

9番 ピッチャー 十六夜さん

 

 

そしてこれが今回のオーダーとなります。静華さんがブルペン捕手兼代走要因……。概ね予想通りですね。代わりに朝海さんが入るところも含めて……。

 

「瑠花ちゃん。台湾代表の打線は確かに強力だけど、瑠花ちゃんが思い切り投げていけば抑えられない相手じゃないわ」

 

「…………」

 

「……だからそんなに緊張しなくても大丈夫よ?」

 

「は、はいっ……!」

 

今日の試合のバッテリー2人の会話です。目黒シニアの正捕手を務めていた高橋千秋さんと渋谷シニアの2年生にしてエースを務める十六夜瑠花さん……。この2人の試合運びを今日は見させてもらいます。

 

「き、緊張で足が動きません……!」

 

「だ、大丈夫瑠花ちゃん!?」

 

しかし十六夜さんのあの様子は既視感がありますね。

 

「……まるで昔の和奈さんを見ているみたいですね」

 

既視感の正体は恐らくそれでしょう。リトル時代の中期くらいまでと、環境が変わったシニア時代の初期までの和奈さんの心境と類似しています。

 

「ええっ!私ってあんなだったの!?」

 

「……まぁあんな感じだったねぇ」

 

「そ、そうだったんだ……」

 

朱里さんも同様に思っていたみたいですね。洛山に入った初期もきっとこんな感じだったのでしょう。

 

「ほーら、アタシ達も早いとこ守備位置に付くよ。和奈は今日サードなんでしょ?」

 

「あっ、うん……」

 

いずみさんが和奈さんを引っ張っていき、和奈さんをサードへと置いていきました。こういう気を遣えるところはいずみさんの美徳ですね。

 

「さて、私達は皆さんの試合運びを見守りましょう」

 

「そうだね」

 

「あの、二宮さんも早川さんも落ち着き過ぎじゃないですか?」

 

私の隣を座っている朝日さんが堂々としている私達に疑問を持っているようですが……。

 

「私達まで緊張の色を悟られたら向こうの思う壺です。堂々としていましょう」

 

「まぁ向こうからは緊張の様子とかないし、こっちもなるべく緊張しないようにしよう」

 

朱里さんの言う通りですね。向こうに動揺を見せるのはマイナスです。

 

「や、やっぱり川越シニアの人って凄いんや……」

 

そういう朝日さんは米原シニア出身ですが、中々良い動きとシュアなバッティングをする良い選手ですよ?

 

『プレイボール!!』

 

始まりますね。朱里さんや和奈さん、そして私にとって最初で最後のシニアリーグの世界大会が……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。